コンテンツにスキップ

厩火事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



835

[]







バリエーション[編集]

立川志の輔春風亭小朝は、お崎が「麹町さる武家」の部分で「麹町の日テレでマラソンを走っている間寛平」と、「学者の孔子」の部分で「役者幸四郎」と現代風なツッコミを入れるようにアレンジをしている。

解説[編集]

落語につきもののぐうたら亭主としっかり者の女房による喧嘩話、しかし心では亭主を愛している女房。そして亭主も・・と思いきや、期待を裏切るオチがこの噺の聞き所。

お崎の職業である「回り髪結い」は江戸中期に興った。文字通り客の家や店を回って髷を結う仕事で、彼女のように腕が良ければ、当時の庶民に比べて相当いい暮らしができた。

その他「あらすじ」欄では触れられていないが、お崎が仲人にマシンガンのように自分の不満をまくし立て、それに対するアドバイスにくだらないツッコミを言ったり、直前の自身の悪口と大きく矛盾するほど亭主を擁護し始めるところも、この噺の特徴でもある。

注釈・出典[編集]