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蒟蒻問答

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
物語の舞台となる安中を描いた歌川広重の版画(木曾街道六拾九次 安中)

[1][2]23[ 1][1]

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2[ 2][3]2[2][3] -II-[1][2]

58665[3]5314[2]

宿[3]

 10016[4]1915[5][6]

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そんな企みがあるとは知らず旅僧は、案内(あない)に連れられ門を入り、竜のひげを踏み、玄関の熊笹を分け、幅広の障子を左右に開く。寺は古いが曠々(広々)としたもので、高麗縁の薄畳は雨漏りのため茶色と変じ、狩野法眼元信の描きしかと謳われたる格天井の一匹龍は鼠の小便のために胡粉地のみとあいなり、金泥の巻柱は剥げ渡り、欄間の天人は蜘蛛の巣に綴じられ、幡天蓋は朝風のために翩翻と翻る。正面には釈迦牟尼仏、左の方には禅宗の開山達磨の僧。一段高きところには法壇を設け、一人の老僧。頭には帽子(もうす)をいただき手には払子をたずさえ、まなこ半眼に閉じ、坐禅観法寂寞として控えしは、当山の大和尚とは真っ赤な偽り。なんにも知らない蒟蒻屋の六兵衛。

旅僧が本堂に入る場面の定型句

使1053[ 3]

[ 4]


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1966

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注釈[編集]



(一)^ 32

(二)^ 3[1]223[2]

(三)^ 

(四)^ 

出典[編集]

  1. ^ a b c d 東大落語会 1969, pp. 191–192, 『蒟蒻問答』.
  2. ^ a b c d e 『志ん生古典落語5 富久』
  3. ^ a b c d 『柳家小三治の落語8』
  4. ^ 南方6 1971, p. 208.
  5. ^ 南方5 1971, p. 444.
  6. ^ 南方2 1971, p. 305.

参考文献[編集]


52002251ISBN 4-87520-223-7 

82018202-205ISBN 978-4-09-406455-1 

(1969),   (1994 ed.), , ISBN 4-7905-0576-6 

219711ISBN 978-4582429022 

419721ISBN 978-4582429046 

519712ISBN 978-4256194287 

619712ISBN 978-4256194294 

関連項目[編集]

  • 永平寺
  • 蒼天航路(長坂の戦いにおける張飛と曹操の対峙にて酷似のすれ違い問答が起こる)