服部真澄
服部 真澄︵はっとり ますみ、女性、1961年7月31日[1] -︶は、日本の小説家。
人物[編集]
東京都品川区北品川生まれ。実家は北品川で貸し間業と料理旅館を営んでいた[2]。神奈川県立厚木高等学校を経て、早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。 編集制作会社勤務、フリーエディターを経て、直木三十五賞候補となった﹃龍の契り﹄が話題となる。同作は書評家の関口苑生も激賞している。翌1996年、第2作となる﹃鷲の驕り﹄で、第18回吉川英治文学新人賞を受賞。日本国外を舞台とした、スピード感ある国際謀略小説で人気を博し、多くの読者を獲得した。 福井県から古民家を移築し、現在も北品川で暮らしている。作品一覧[編集]
●﹃龍の契り﹄︵1995年、祥伝社︶のち新潮文庫 ●﹃鷲の驕り﹄︵1996年、祥伝社︶のち文庫 ●﹃ディール・メイカー﹄︵1998年、祥伝社︶ ●﹃骨董市で家を買う ハットリ邸古民家新築プロジェクト﹄︵1998年、中央公論社︶のち文庫 ●﹃バカラ﹄︵2002年、文藝春秋︶のち文庫 ●﹃GMO﹄︵文庫版では﹃エル・ドラド﹄に改題。2003年、新潮社︶ ●﹃清談仏々堂先生﹄︵2004年、講談社︶のち文庫 ●﹃海国記 平家の時代﹄︵2005年、新潮社︶のち文庫、﹁平家三代 海国記﹂中公文庫 ●﹃最勝王﹄︵2006年、中央公論新社︶のち文庫 ●﹃エクサバイト﹄︵2008年、角川書店︶のち文庫 ●﹃ポジ・スパイラル﹄︵2008年、光文社︶のち文庫 ●﹃わらしべ長者、あるいは恋 清談 佛々堂先生﹄︵2008年、講談社︶ ●﹃極楽行き 清談 佛々堂先生﹄︵2008年、講談社︶のち文庫 ●﹃KATANA カタナ﹄︵2010年、角川書店︶のち文庫 ●﹃天の方舟﹄︵2011年、講談社︶のち文庫 ●﹃深海のアトム﹄︵2014年、KADOKAWA︶のち文庫 ●﹃クラウド・ナイン﹄︵2015年、講談社︶のち文庫 ●﹃夢窓﹄︵2017年、PHP研究所︶ ●﹃千年の眠りを醒ます﹃伊勢物語﹄﹄講談社, 2020.4 ●﹃全訳小説伊勢物語 令和版﹄講談社, 2020.4脚注[編集]
- ^ 週刊ポスト1995年9月15日号22~23頁
- ^ 家を建てるあなた、建てない私ほぼ日刊イトイ、1999-06-22