日比谷図書文化館
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(東京都立日比谷図書館から転送)
![]() Hibiya Library&Museum | |
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施設情報 | |
正式名称 | 千代田区立 日比谷図書文化館 |
前身 |
東京市立日比谷図書館 → 東京都立日比谷図書館 |
専門分野 | 総合 |
事業主体 | 千代田区 |
管理運営 | 日比谷ルネッサンスグループ |
建物設計 | 東京都建築局(高橋武士)[1] |
延床面積 | 9,665 m2 |
開館 | 1908年(明治41年) |
所在地 |
〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園内 |
位置 | 北緯35度40分18.4秒 東経139度45分16.2秒 / 北緯35.671778度 東経139.754500度座標: 北緯35度40分18.4秒 東経139度45分16.2秒 / 北緯35.671778度 東経139.754500度 |
ISIL | JP-1005337 |
統計・組織情報 | |
蔵書数 | 約15万冊(2011年時点) |
館長 | 若林 尚夫 |
公式サイト | https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/ |
備考 | 2009年4月1日から2011年11月3日まで改築のため一時閉館 |
地図 | |
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プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
概要[編集]
●開館時間 ●平日‥10時 - 22時 ●土曜日‥10時 - 19時 ●日曜日・祝日‥10時 - 17時 ●閉館日 - 主に第3月曜日館内施設[編集]
●4階[4] ●スタジオプラス︵小ホール︶ ●セミナールームAB︵会議室︶ ●特別研究室 ●特別研究席 ●授乳室 ●2 - 3階 ●図書フロア ●1階 ●受付、コンシェルジュ ●常設展示室 ●特別展示室 ●カフェ、ショップ ●地下1階 ●日比谷コンベンションホール︵大ホール︶ ●レストラン沿革[編集]
開館と被災[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/9c/Hibiya_library_1908.jpg/220px-Hibiya_library_1908.jpg)
新館の完成[編集]
戦後の日比谷図書館は、1949年︵昭和24年︶11月に京橋仮館舎にて閲覧を再開した。1951年︵昭和26年︶3月に館長に就任した土岐善麿は新館の建設を進め、図書館は改築工事のために1955年︵昭和30年︶2月に港区麻布︵現在の有栖川宮記念公園︶にあった養正館に一時移転した[6]。 現在の施設は、1957年︵昭和32年︶10月3日に落成式が行われ、翌4日から一般の利用が開始された。設計は東京都建築局︵高橋武士︶によるもので[1]、特徴的な三角形の平面は土岐善麿の発案とされる。当初は予算上の制約から3階建てであったが、1961年︵昭和36年︶4月に4階部分の増築が完成した[9]。 1978年1月には、統計資料を集計する利用者のために電卓専用席を開設[10]。後に全国の図書館で設けられるパソコン利用可能席の先駆けとなった。 2006年︵平成18年︶には、DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選ばれている[1]。 2009年︵平成21年︶4月の休館前時点では、利用者は地下1階から3階まで利用することができ、主な施設は地下1階に食堂、喫煙コーナー、1階に閲覧室、CDコーナー、2階に図書室、3階に閲覧室、新聞室、雑誌室等があった。千代田区への移管[編集]
2005年10月、東京都教育委員会は、都立図書館は﹁専門職員によるレファレンスサービスや区市町村立図書館に対する協力貸出などを行い、個人貸出は行わないことを基本とする﹂との考え方から、個人貸出が中心の都立日比谷図書館を地元区に移管することとし、千代田区と協議を進める方針を公表した[11]。 2008年度︵平成20年度︶を目処に千代田区に移管される予定となっていたが、千代田区立九段中等教育学校の土地・建物の移管をめぐって東京都と千代田区の折り合いがつかず、日比谷図書館に関する協議も停滞した。[要出典] 2008年︵平成20年︶10月14日、東京都教育委員会と千代田区教育委員会が都立日比谷図書館の千代田区移管に関し基本的な方向性について合意したと、東京都教育庁が発表した。この合意には、移管時期を2009年︵平成21年︶7月1日とすること等が含まれていた。また、今後のスケジュールについて、都立日比谷図書館は2009年︵平成21年︶3月末まで開館し4月から休館すること、千代田区は改修工事を行い2010年度︵平成22年度︶中に開館する予定であることも明らかにされた[12]。しかし、アスベスト除去工事等のために予定が遅れて、開館は2011年︵平成23年︶11月4日となった[13]。 新名称は﹁日比谷図書文化館﹂で、その管理運営については、小学館集英社プロダクションを代表者とする日比谷ルネッサンスグループが千代田区の指定管理者︵平成23年9月1日から平成29年3月31日まで︶となっていた[14][15]。図書館運営については、グループのうちの図書館流通センター (TRC) が担当する。その後、平成29年4月1日から令和4年3月31日までについて千代田ルネッサンスグループ︵構成は、日比谷ルネッサンスグループにサントリーパブリシティサービス株式会社が加わる︶が指定されている[16]。従来の図書館機能に博物館・学習・交流の機能を統合した取り組みが評価され、Library of the Year 2013 の優秀賞を受賞している。参考文献[編集]
- 『東京の近代図書館史』(佐藤政孝著、新風舎、1998年)ISBN 978-4-7974-0590-3
脚注[編集]
(一)^ abc日本におけるDOCOMOMO145選 docomomojapan
(二)^ ﹃11/4﹁日比谷図書文化館﹂グランドオープン―10/29、オープニングセレモニー開催、11/4から開館記念特別展も―﹄︵プレスリリース︶千代田区、2011年10月29日。2011年11月2日閲覧。
(三)^ ﹃日比谷公園内に“知の拠点”千代田区立日比谷図書文化館、11月4日(金)オープン!~開館記念特別展﹁日比谷が熱く燃えた日 団塊の青春グラフィティ﹂開催~﹄︵プレスリリース︶株式会社小学館集英社プロダクション︵@Pressで発表︶、2011年10月18日。2011年11月2日閲覧。
(四)^ 施設案内 千代田区立日比谷図書文化館
(五)^ ヌーボー式新建築の日比谷図書館竣工新聞集成明治編年史第十三卷、林泉社、1936-1940
(六)^ abcd日比谷図書文化館 紹介 (PDF) 千代田区立日比谷図書文化館
(七)^ 日比谷図書館︵日比谷図書文化館︶ 通史 千代田区立日比谷図書文化館
(八)^ ドキュメンタリー映画 疎開した40万冊の図書 戦時下"本"を守った人たちがいた。 (PDF) 千代田区立日比谷図書文化館
(九)^ 大伏春美・大伏節子﹁土岐善麿と日比谷図書館﹂ 徳島文理大学研究紀要 第78号、2009年9月
(十)^ 青鉛筆﹃朝日新聞﹄1978年︵昭和53年︶1月30日朝刊、13版、23面
(11)^ “都立日比谷図書館の移管方針について”. 2005年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月8日閲覧。 東京都教育庁、2005年10月27日
(12)^ “都立日比谷図書館の千代田区移管に向けた基本的な方向性の合意について”. 2008年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月8日閲覧。 東京都教育庁、2008年10月14日
(13)^ 日比谷図書文化館、11月4日開館へ-展示・カフェ機能備えた複合館に 銀座経済新聞、2011年10月17日
(14)^ ︵仮称︶日比谷図書館・文化ミュージアム運営事業者の選定について 千代田区総合ホームページ
(15)^ 日比谷図書文化館 指定管理者候補者の選定結果 千代田区ホームページ
(16)^ 千代田区立図書館指定管理者の指定︵平成28年度︶2016年11月1日