東日本実業団対抗駅伝競走大会
表示
(東日本実業団対抗駅伝から転送)
テレビ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、DVDやBlu-rayなどでの販売や公式なネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。 |
東日本実業団対抗駅伝競走大会︵ひがしにほんじつぎょうだんたいこうえきでんきょうそうたいかい︶は、東日本実業団陸上競技連盟が主催する日本の駅伝大会である。
﹁彩の国 実業団駅伝﹂という愛称がある[1]。また、TBSテレビは本大会を中継する特別番組の副題として、かつては﹁彩の国 EKIDEN﹂という名称を用いていた[2]。
概要[編集]
毎年、11月に埼玉県で開催される駅伝大会で、翌年1月1日に開催されるニューイヤー駅伝の予選会となる。東日本地区では出場枠が最も多く与えられている。 コースは、埼玉県庁をスタート、旧中山道を北上しながら、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場をゴールする7区間、76.9kmで争う。ただし2020・21年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策の一環として、公道に出ない公園内の周回コース︵76.4 km︶で開催された[3]。 2007年までは千葉県印西市の千葉ニュータウンで開催されていたが、道路事情など諸問題により大会がスムーズに開催できていなかったことから、東日本実業団陸上競技連盟が、別開催地への変更を模索し、埼玉県の南部︵さいたま市︶から中央部︵鴻巣市折り返し上尾市︶までのコースで開催していた女子駅伝との男女同時開催を2007年8月に表明した[4]︵女子駅伝は2014年をもって休止︶。 東日本地区は、関東の大学で箱根駅伝に出場した実績のある強豪選手が実業団へステップアップしやすい環境にあり、参加する実業団のチーム数も多い。それゆえに、他地区と比べて上位と下位との戦力差が非常に少なく、多くの強豪実業団が限られた出場枠を争うハイレベルな予選会となっている。大会運営[編集]
主催 東日本実業団陸上競技連盟 後援 毎日新聞社、TBSテレビ、埼玉県、埼玉県教育委員会、沿線自治体︵※︶、沿線各自治体教育委員会、埼玉県スポーツ協会、沿線各自治体スポーツ協会、埼玉県公園緑地協会 ※ 沿線自治体‥さいたま市・上尾市・桶川市・北本市・鴻巣市・行田市・熊谷市・深谷市 運営協力 埼玉陸上競技協会コース紹介[編集]
2022年︵第63回︶現在1区︵11.6km︶[編集]
●スタート/埼玉県庁︵さいたま市浦和区︶ - 宮原小学校前︵さいたま市北区︶2区︵8.0km︶[編集]
●宮原小学校前 - マメトラショッピングセンター前︵桶川市︶3区︵16.5km︶[編集]
●マメトラショッピングセンター前 - 東京電力パワーグリッド 熊谷支社行田事務所︵行田市︶4区︵9.5km︶[編集]
●東京電力パワーグリッド 熊谷支社行田事務所 - 大里農林振興センター前︵熊谷市︶5区︵7.8km︶[編集]
●大里農林振興センター前 - JR深谷駅前︵深谷市︶6区︵10.6km︶[編集]
●JR深谷駅前 - Honda Cars前(眼鏡市場) JR深谷駅前で折り返し、5区の全区間および4区の途中までを逆走。7区︵12.9km︶[編集]
●Honda Cars前(眼鏡市場) - 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場︵熊谷市︶/ゴール 4区のルートをさらに逆走し、途中からJR熊谷駅入口︵熊谷市︶より分岐、熊谷スポーツ文化公園西側入口を一旦通過し、熊谷市立中条小学校前を通過して、今度は公園の東側へ、そこから公園北側に接した道路を東から西に縦断してから、戻って来た西側入口より公園内に入り、公園内を今度は西から東へ縦断、陸上競技場でフィニッシュ。 ※外国人選手の出走は、第2区または第5区で可能である。歴代優勝チーム[編集]
年 | 回 | 優勝チーム | タイム | 優秀選手賞 |
---|---|---|---|---|
1999年 | 40 | 富士通 | ||
2000年 | 41 | コニカ | 3時間48分43秒 | |
2001年 | 42 | 3時間50分07秒 | ||
2002年 | 43 | 日清食品 | 3時間51分35秒 | |
2003年 | 44 | コニカミノルタ | 3時間54分49秒 | |
2004年 | 45 | 3時間51分25秒 | ||
2005年 | 46 | 3時間50分09秒 | ||
2006年 | 47 | 日清食品 | 3時間53分39秒 | |
2007年 | 48 | 3時間46分29秒 | ||
2008年 | 49 | Honda | 3時間44分53秒 | |
2009年 | 50 | 日清食品グループ | 3時間48分31秒 | 佐藤悠基 (日清食品グループ) |
2010年 | 51 | Honda | 3時間50分57秒 | 宇賀地強 (コニカミノルタ) |
2011年 | 52 | 日清食品グループ | 3時間44分56秒 | 佐藤悠基 (日清食品グループ) |
2012年 | 53 | コニカミノルタ | 3時間47分57秒 | 宇賀地強 (コニカミノルタ) |
2013年 | 54 | 3時間44分45秒 | ポール・クイラ (コニカミノルタ) | |
2014年 | 55 | 3時間49分34秒 | 設楽啓太 (コニカミノルタ) | |
2015年 | 56 | Honda | 3時間47分09秒 | 松村優樹 (Honda) |
2016年 | 57 | 日清食品グループ | 3時間47分45秒 | 矢野圭吾 (日清食品グループ) |
2017年 | 58 | Honda | 3時間47分55秒 | 松村優樹 (Honda) |
2018年 | 59 | 富士通 | 3時間44分09秒 | |
2019年 | 60 | コニカミノルタ | 3時間41分52秒 | |
2020年 | 61 | 富士通 | 3時間36分43秒 | |
2021年 | 62 | 3時間40分04秒 | ||
2022年 | 63 | 3時間42分01秒 | ||
2023年 | 64 | 3時間41分06秒 |
テレビ放送[編集]
放送日時[編集]
製作・著作局はTBSテレビで、いずれの年も録画中継方式で放送。女子駅伝と同時に開催されていた時期には、偶数年は後日単独放送︵女子駅伝は当日午後に単独放送︶、奇数年は当日午後に女子駅伝との二元中継方式で放送されていた。 女子駅伝が開催されなくなった2015年以降は、単独で放送。女子駅伝との同時開催時代と同じパターンで、偶数年は後日、奇数年は当日の午後に放送されている︵枠を確保できる場合は、偶数年でも当日午後の年もある。2016・2022年︶。 平日が祝日と重なった年に開催される場合には、2014年から﹃ゴゴスマ -GO GO!Smile!-﹄︵CBCテレビ制作︶の同時ネット枠で放送している。﹃ゴゴスマ﹄はTBSテレビでのネット・制作協力開始︵同年3月30日︶を機にネット局を年々増やしているが、この場合には、本大会の録画中継を放送するTBSテレビとネット局が臨時にネットを返上[5]。﹃ゴゴスマ﹄で15:00前後に内包されているニュースコーナー︵全国ネット番組ではないためJNN協定の対象外︶は通常通りTBSテレビ報道局ニューススタジオからの裏送り方式で﹃ゴゴスマ﹄に挿入しているが、TBSでも中継に挿入することがある。 ﹁TBS陸上ちゃんねる﹂︵TBSテレビがYouTube上に開設している陸上競技関連の公式チャンネル︶では、テレビ中継の素材映像を基に、スタートから優勝チームへの選手インタビューに至るまでの動画を、2021年から﹁ほぼOAのたっぷり見せ﹂と銘打って配信している。 ﹁ほぼOAのたっぷり見せ﹂は、TBSテレビが全国ネット向けのテレビ中継を制作しているプリンセス駅伝・クイーンズ駅伝でも2021年から実施されている。上記大会の動画が大会の翌週から配信されているのに対して、本大会の中継は同局と一部の系列局でのみ録画で放送されているため、放送の当日から動画を配信している。 ●2008年11月8日 15:30 - 17:00 ●2009年11月3日 13:55 - 16:53︵女子駅伝との二元︶…北海道放送にも同時ネット。 ●2010年12月27日 13:55 - 15:50…北海道放送にも同時ネット。 ●当初は11月23日の放送予定だったが、一部出場者が同日に開催・他局系列で生中継された国際千葉駅伝に出場することになり、放送時間の一部が重複することになったことへの配慮などから延期となった。 ●2011年11月3日 13:55 - 16:53︵女子駅伝との二元︶…北海道放送、東北放送、テレビユー山形にも同時ネット。 ●2012年11月25日 14:00 - 15:24…北海道放送、テレビユー山形にも同時ネット。 ●2013年11月3日 14:00 - 16:54︵女子駅伝との二元︶…北海道放送、東北放送、テレビユー山形にも同時ネット。 ●2014年11月29日 15:30 - 16:54 ●2015年11月3日 13:57 - 16:53…テレビユー山形にも同時ネット。 ●2016年11月3日 13:55 - 16:53…テレビユー山形にも同時ネット。 ●2017年11月3日 13:55 - 16:50…テレビユー山形にも同時ネット。 ●2018年11月23日 13:55 - 16:50…テレビユー山形にも同時ネット。 ●2019年11月4日 13:55 - 16:50…テレビユー山形にも同時ネット。 ●2020年11月23日 13:55 - 16:50…テレビユー山形にも同時ネット。 ●2021年11月3日 13:55 - 16:50…テレビユー山形にも同時ネット。 ●2022年11月3日 13:55 - 16:50 ●2023年11月3日 13:55 - 16:50中継出演者︵2023年︶[編集]
特記しない限り、担当の時点でTBSテレビの現職アナウンサー。 ●第1中継車 ●解説‥金哲彦︵陸上競技・駅伝解説者、ニッポンランナーズ創設者︶ ●実況‥熊崎風斗 ●第2中継車 ●実況‥南波雅俊 ●中継所実況 ●第1・4中継所‥高柳光希 ●第2・5中継所‥齋藤慎太郎 ●第3・6中継所‥古田敬郷 ●フィニッシュ地点 ●実況‥新タ悦男 ●優勝チームインタビュアー‥佐藤文康脚注[編集]
(一)^ '15彩の国 実業団駅伝 (二)^ TBS﹃東日本実業団駅伝﹄ (三)^ コース詳細 (四)^ 埼玉県 - 県政ニュース 東日本実業団陸上競技連盟の知事訪問について (五)^ ﹃ゴゴスマ﹄自体はCBCテレビや本大会の録画中継を放送しないネット局で放送されるが、ニュース・芸能情報を中心に扱う通常の放送と違って、全国各地からの中継やレジャー関連の企画を中心としたバラエティ番組的な内容で構成される。外部リンク[編集]
●東日本実業団陸上競技連盟︵日本実業団陸上競技連合内サイト︶