林大作
林 大作︵はやし だいさく、1905年︿明治38年﹀1月2日[1] - 1985年︿昭和60年﹀11月26日[2][3]︶は、昭和期の実業家、弁護士、政治家。衆議院議員。
経歴[編集]
愛知県[2]八名郡賀茂村[3]︵双和村を経て現豊橋市︶出身。1928年︵昭和3年︶東京帝国大学法学部政治学科を卒業した[2][3]。 三井物産に入社し、ボンベイ︵現ムンバイ︶支店、ニューヨーク支店で勤務[2]。その後、商工省嘱託、重要物資管理営団企画課長、交易営団上海連絡部次長、同営団総務部次長などを務めた[2][3]。 戦後、弁護士となり片山哲の法律事務所で勤務[3]。1947年︵昭和22年︶4月の第23回衆議院議員総選挙で愛知県第5区から日本社会党公認で出馬して当選し[4]、衆議院議員に1期在任した[2][3]。この間、社会党渉外部次長などを務めた[2]。1948年︵昭和23年︶12月繊維疑獄事件に関する問題に関し、衆議院不当財産取引調査特別委員会に証人喚問された[5]。その後、第24回、第25回総選挙に立候補したがいずれも落選した[6]。 その他、自転車振興会連合会長、日本自転車振興会連合会顧問、後楽園スタヂアム︵現株式会社東京ドーム︶取締役、甲子園土地企業取締役、宝サービス社長などを務めた[2][3]。著作[編集]
- 『写真と文 印度の土と人』東亜書林、1943年。
- 『交易営団への理論と実践』東亜書林、1943年。
- 『貿易の理論と実践』水鳥社、1948年。
- 『生活協同組合の活用』高須書房、1948年。
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 衆議院事務局編『衆議院議員総選挙一覧 第23回』衆議院事務局、1948年。
- 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第19版 東日本篇』帝国秘密探偵社、1956年。
- 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 『新訂 政治家人名事典 明治~昭和』日外アソシエーツ、2003年。
- 『国政選挙総覧 1947-2016』日外アソシエーツ、2017年。