池坊専永
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池坊 専永︵いけのぼう せんえい、1933年7月21日 - ︶は、京都府出身の華道家である。池坊の45代目家元。華道家元四十四世池坊専威の長男。妻は元公明党所属衆議院議員の池坊保子、長女は次期家元の四代目 池坊専好、次女は華道家の池坊美佳である。
人物[編集]
●1933年‥44世 池坊専威︵1900-1945︶と静子の長男として生まれる。父の専威は伯爵油小路隆元の子︵油小路隆久︶で、おじの池坊専啓の養子[1]。母の静子は、福井県敦賀郡大金の山本伝兵衛(福井県多額納税者、敦賀銀行、敦賀築港倉庫各取締役、農業︶の二女で、京都府立第一高等女学校出身[2][3]。 ●1945年‥父の専威の急逝で四十五世を継承、京都の青蓮院で得度する。 ●1946年‥比叡山中学校に入学。僧侶の修行のため慈照院で生活する。 ●1953年‥紫雲山頂法寺の住職に就任する。 ●1956年‥同志社大学文学部文化学科卒業。 ●1962年‥徳力富治郎とともに、初めての海外で活動を行う。 ●1971年‥東京銀座松坂屋で初の個展を行う。 ●1973年‥ネスカフェのCMに出演する。 ●1985年‥国際科学技術博覧会で﹁いけばなときものの交響詩﹂で舞台用の超大作を制作する。 現在は個展、国内・海外の普及活動だけでなく執筆、講演会を行っている。受賞・栄典[編集]
●1971年‥紺綬褒章受章。オールデン・アカデミコ・デ・サンフランシスコ章受章︵ブラジル︶。 ●1995年‥南十字星勲章受章︵ブラジル︶。 ●2006年‥旭日中綬章受章[4]︵生け花界では初の受章となる︶。 ●2010年‥京都市文化功労者 ●2013年‥京都府文化賞特別功労賞著書[編集]
●﹃池坊いけばな﹄主婦之友社 いけばな双書 1957年 ●﹃池坊 いけばなグラフィック﹄主婦の友社 1962年 ●﹃暮しのいけばな﹄保育社カラーブックス 1963年 ●﹃池坊 オールカラーいけばな全書﹄小学館 1971年 ●﹃いけばな池坊 基礎から創作へ﹄主婦の友社 1973年 ●﹃お花に強くなる180の知恵 先生が教えてくれないいけばな上達法﹄講談社 1973年 ●﹃愛のいけばな作法 生き方の知恵を教えるいけばな入門﹄講談社 オレンジバックス 1974年 ●﹃池坊専永愛を生ける ふり返られる女性になるために﹄徳間ブックス 1974年 ●﹃いけ花入門﹄グラフ社 1974年 ●﹃いけばなカード集﹄家の光協会 1975年 ●﹃池坊専永 華道家元四十五世﹄講談社インターナショナル 1977年 ●﹃池坊専永いけばな生花・自由花 心をいける12ケ月の花材と作例﹄誠文堂新光社 1980年 ●﹃池坊いけばな カラー独習﹄主婦の友社 1982年 ●﹃花よりもなお美しく﹄PHP研究所 1984年 ●﹃池坊いけばな入門﹄保育社 1987年 ●﹃池坊専永の花を生かすいけばな﹄講談社 1996年 ●﹃花の美とこころ﹄講談社 1996年 ●﹃風韻 池坊専永のいけばな 生花新風体﹄主婦の友社 1998年 ●﹃花のこころ一日一話﹄PHP研究所 2004年 ●﹃麗しい生き方 たおやかな花のように﹄PHP研究所 2010年 ●﹃On the Rise いけばなの夜明け ︿いけばな池坊550年祭﹀記念出版﹄日本華道社 2012年 対談 ●﹃花に生きる心﹄羽根田整対談 講談社 1972年監修[編集]
●たちいりハルコ著﹃いけいけ池坊!﹄1995年 ●﹃竹器にいける﹄日本華道社 1997年 ●﹃硝子器にいける﹄日本華道社 1998年 ●﹃現代立華21世紀へ… 池坊中央研修学院総合特別科現代立華・中村宗雄研究室OB展作品集﹄中村宗雄共監修 講談社 1998年 ●﹃銅器にいける﹄日本華道社 1998年 ●﹃池坊いけばな添削教室﹄日本華道社編著 講談社 1999年 ●﹃はじめての池坊いけばな入門﹄日本華道社編著 講談社 1999年 ●﹃風姿抄 池坊生花正風体作品集﹄日本華道社 2000年 ●﹃いけばな美術名作集 第4巻 新撰瓶花図彙﹄華道家元池坊総務所池坊中央研究所編 日本華道社 2002年 ●﹃四季池坊いけばな花材事典﹄高林成年共監修 講談社 2004年-2005年 ●﹃いけばな美術名作集 第3巻 立華時勢粧﹄華道家元池坊総務所池坊中央研究所編 日本華道社 2005年 ●﹃おうちに飾る花book デイリーいけばな﹄日本華道社 2010年 ●﹃遊心 たまにはこんな花遊び!﹄華道家元池坊総務所編 日本華道社 (発売) 2010年 ●﹃はじめるいけばな学校華道﹄日本華道社 2012年脚注[編集]
- ^ 伯爵油小路隆成『現代華族譜要』 維新史料編纂会編、日本史籍協会、1929
- ^ 山本伝兵衛『人事興信録』第8版 [昭和3(1928)年7月]
- ^ 時事新報社第三回調査全国五拾万円以上資産家時事新報 1916.3.29-1916.10.6
- ^ “平成18年秋の叙勲 旭日中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 1 (2006年11月3日). 2007年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月15日閲覧。