窪園千枝子
くぼぞの ちえこ 窪園 千枝子 | |
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本名 | 同 |
別名義 | 窪園 千絵子 |
生年月日 | 1950年1月 |
出生地 | 日本 群馬県 |
身長 | 164cm |
職業 | 実業家、元歌手・元女優・元性評論家 |
ジャンル | 劇場用映画(成人映画)、歌謡曲 |
活動期間 | 1975年 - 1978年 |
配偶者 | 窪園秀志 (離別) |
事務所 | 東映芸能 |
主な作品 | |
映画 『好色元禄㊙物語』 レコード 『しおふき小唄』 |
窪園 千枝子︵くぼぞの ちえこ、1950年1月[1] - ︶は、日本の実業家、元歌手・元女優、元性評論家である[1][2][3][4][5][6]。本名同じ[3]。
おもな活動時期は1970年代半ばであり、当時は東映芸能︵1965年設立、現在の東映ビデオの前身の一社︶に所属した[3]。楽曲﹃しおふき小唄﹄で知られる[3]。別名窪園 千絵子、黒澤 千枝子。
人物・来歴[編集]
群馬県生まれ[1]。この生年月は﹃芸能人物事典 明治大正昭和﹄の窪園の項に記されたものだが、同記事に﹁27歳で芸能界デビュー、テレビ、雑誌に活躍﹂との記述があり[1]、満27歳の時点︵1977年1月︶では、すでに映画出演、レコードデビューから1年以上経過しており、矛盾がある[4][5][6]。ただし﹁27歳で芸能界デビュー﹂の年齢記述[1]は、﹃週刊ポスト﹄︵1975年7月︶での松方弘樹との対談時に記された年齢が﹁27歳﹂[7]であることとは矛盾しない。 高校在学中の18歳のときに﹁ミス群馬﹂に選ばれたとされる[3][1]。その後、大学在学中に﹁ミス・インターナショナル﹂および﹁ミス着物﹂に選ばれたとされる[1]。19歳のときにノーベル本舗社長の窪園秀志と結婚[1]、1974年︵昭和49年︶には同社のテレビコマーシャルに出演するが[8]、6年で離婚した[1]。前夫との間に子どもあり[9]。 ﹁潮吹き﹂で知られ、1975年︵昭和50年︶、27歳[1][7]のときに東映の岡田茂社長に起用され、ひし美ゆり子が主演した﹃好色元禄㊙物語﹄︵監督関本郁夫︶に﹁おせん﹂役で出演[10][11][12]、ヌード&潮吹きを披露した[12]。同作は成人映画に指定され、同年10月14日に公開された[11]。同年12月、テイチクレコード︵現在のテイチクエンタテインメント︶でシングル﹁しおふき小唄﹂を発表、艶歌歌手としてレコードデビューした[3]。同作のB面カップリング曲﹃女の浮世絵巻﹄では自ら作詞を行なった[3]。石川弘義は、窪園を﹁︵1975年に︶もっとも活躍した女性﹂と評した[13]。ばばこういちは、翌1976年︵昭和51年︶に発表した﹃戦後日本をダメにした100人﹄に窪園を選び、前年が国際婦人年であったことから﹁潮吹き一発、国際婦人年の火を消した﹂と評した[14]。 1979年︵昭和54年︶、一時、窪園 千絵子と改名、1980年︵昭和55年︶まで活動する。引退後は母が経営を行なっていた不動産賃貸業を引き継ぐ[1]。フィルモグラフィ[編集]
●﹃好色元禄㊙物語﹄ : 監督関本郁夫、脚本田中陽造、製作東映京都撮影所、配給東映、1975年10月14日公開︵映倫番号 18465︶ - ﹁おせん﹂役ディスコグラフィ[編集]
シングル[編集]
●﹃しおふき小唄﹄ : テイチクレコード︵SN-1491︶、1975年12月発売 ●A面﹃しおふき小唄﹄ : 作詞門井八郎、作曲野崎眞一、編曲伊藤雪彦、コーラスハニー・ナイツ ●B面﹃女の浮世絵巻﹄ : 作詞窪園千枝子、作曲城賀イサム、編曲伊藤雪彦オムニバス[編集]
●﹃あなたと死にたい私 幻の名盤解放歌集 テイチクお色気編﹄、Pヴァインレコード、1998年2月25日発売 - ﹃しおふき小唄﹄収録 ●﹃(禁断)エロチカ!歌謡show﹄、テイチクエンタテインメント、2012年2月発売 - ﹃しおふき小唄﹄収録 ●﹃黄金演歌・歌謡曲百景 テイチクアーティストによるわが心の流行歌 テイチクレコード80周年記念企画6特別編 歌芸 昭和45-53年﹄、テイチクエンタテインメント、2013年4月発売 - ﹃しおふき小唄﹄収録ビブリオグラフィ[編集]
国立国会図書館蔵書にみる書誌である[2]。単著[編集]
●﹃ほんとうの私﹄、潮出版社︿ゼロ・ブックス﹀、1975年、全国書誌番号:75078440 ●﹃窪園千枝子の体験的SEX論﹄、スポーツニッポン新聞社出版局、1976年、全国書誌番号:75074215対談・インタヴュー等[編集]
●﹁﹃30億円のダイヤ﹄をCMで堂々誇示する窪園千枝子という女﹂ : ﹃週刊文春﹄第16巻第29号通巻786号所収、文藝春秋、1974年7月、p.132-135. ●﹁喜劇のヒロイン・窪園千枝子が語る﹃こんな女に誰がした﹄﹂ : ﹃週刊文春﹄第17巻第7号通巻815号所収、文芸春秋、1975年2月、p.27-30. ●﹁全男性に私の名器で演奏させてあげたいの﹂ : ﹃週刊ポスト﹄第7巻第27号通巻307号所収、小学館、1975年7月、p,32-35. ●﹁松方弘樹の﹃黒沢年男さんも突撃対談 藤岡弘さんも私の﹃潮吹き﹄を絶讃したのよ﹄﹂窪園千枝子・松方弘樹 : ﹃週刊ポスト﹄第7巻第29号通巻309号所収、小学館、1975年7月、p.146-150. ●﹁窪園千枝子に挑戦した怪女﹂ : ﹃週刊文春﹄第17巻第37号通巻845号所収、文芸春秋、1975年9月、p.24. ●﹁告白特集 子どもを連れて離婚した妻の生き方 / マダム路子 ; 窪園千枝子﹂﹃婦人生活﹄第29巻第11号、婦人生活社、1975年10月1日、165 - 171頁、NDLJP:2324547/72。 ●﹁藤田弓子の〝渦中の人〟直撃訪問11窪園千枝子﹂藤田弓子 : ﹃週刊平凡﹄第17巻第42号所収、平凡出版、1975年10月、p.134. ●﹁泉ピン子と窪園千枝子が大学で講演!﹂ : ﹃週刊平凡﹄第17巻第45号所収、平凡出版、1975年11月、p.44. ●﹁ハンソン番外対談 国際婦人年を飾った女性ベスト2﹂イーデス・ハンソン、五月みどり・窪園千枝子 : ﹃週刊文春﹄第17巻第48号通巻856号所収、文芸春秋、1975年11月、p.46-52. ●﹁窪園千枝子サンが大胆な再婚宣言!﹂ : ﹃週刊平凡﹄第18巻第5号所収、平凡出版、1976年1月、p.148. ●﹁完全なオーガスム獲得法 / 蠣崎要 ; 窪園千枝子﹂﹃婦人生活﹄第30巻第2号、婦人生活社、1976年2月1日、257 - 268頁、NDLJP:2324551/116。 ●﹁有名有の身上相談 - 窪園千枝子・専売特許﹃潮吹き﹄が涸れるとき﹂ : ﹃週刊文春﹄第18巻第11号通巻871号所収、文芸春秋、1976年3月、p.120-121. ●﹁婚約した窪園千枝子の "恋人"﹂ : ﹃週刊文春﹄第18巻第23号通巻883号所収、文芸春秋、1976年6月、p.20. ●﹁黒沢年男の婚約に窪園千枝子爆弾発言﹂ : ﹃週刊平凡﹄第18巻第25号所収、平凡出版、1976年6月、p.42. ●﹁特別対談 窪園千枝子VS.サロメ角田﹃名器日本一﹄決着論争﹂窪園千枝子・サロメ角田 : ﹃週刊現代﹄第18巻第24号所収、講談社、1976年6月、p.164-168. ●﹁シリーズオトコ白状番外編﹃ポテンツ、長さ、太さETC 男の機能能力をフル回転させるには﹄﹂窪園千枝子・衣麻遼子・二条朱実 : ﹃週刊ポスト﹄第9巻第2号通巻382号所収、小学館、1977年1月、p.175-179. ●﹁角川春樹氏と窪園千枝子女史にまつわるオモロイ話題!﹃潮吹き千枝子に直撃したら、あれれ、やっぱり潮吹いた﹄﹂角川春樹・窪園千枝子 : ﹃週刊ポスト﹄第9巻第6号通巻386号所収、小学館、1977年2月、p.160-163. ●﹁性豪︵窪園千枝子・デイック・ミネら︶が伝授する "活球セックス"﹂窪園千枝子・ディック・ミネ : ﹃週刊ポスト﹄第9巻第20号通巻400号所収、小学館、1977年5月、p.176-178. ●﹁インサイドスペシャル﹃私の出番﹄フォード前大統領、大屋政子、麻生良方、河埜和正、窪園千繪子、岩下志麻、キューピット﹂ : ﹃週刊サンケイ﹄第28巻第2号通巻1517号、サンケイ出版、1979年1月、p.24. ●﹁窪園千繪子 カネやん対談第九回ゲスト "いま別居結婚中だからダメよ"﹂金田正一・大滝譲司 : ﹃週刊ポスト﹄第11巻第27号通巻507号所収、小学館、1979年7月、p.66-71. ●﹁創刊10周年・追跡ワイド SEX暴露ふたたび…あの激女たち五月みどり・沖山秀子・サロメ邂田・窪園千繪子 の新・色ざんげ﹂五月みどり・沖山秀子・サロメ邂田・窪園千繪子 : ﹃週刊ポスト﹄第11巻第30号通巻510号所収、小学館、1979年7月、p.36-41 . ●﹁故引田天功(45)の﹃口説きの魔術﹄ - 小桜京子元夫人、窪園千繪子女史らが明かす﹂引田天功・小桜京子・窪園千繪子 : ﹃週刊ポスト﹄第12巻第4号通巻534号所収、小学館、1980年1月、p.36-38. ●﹁ワ、これはおったまげた剛腕写真家 カネやんが窪園千繪子のヌード激写﹂ : ﹃週刊ポスト﹄第12巻第34号通巻564号所収、小学館、1980年8月、p.33-35. ●﹁人間追跡 セックス評論家で話題を呼んだ 窪園千繪子さん﹂ : ﹃週刊平凡﹄第24巻第18号所収、平凡出版、1982年5月、p.174. ●﹁過去には触れない窪園千枝子﹂ : ﹃週刊文春﹄第26巻第40号通巻1207号所収、文芸春秋、1984年10月、p.192. ●﹁窪園千枝子の﹃潮吹き﹄その後﹂ : ﹃サンデー毎日﹄第65巻第40号通巻3600号所収、毎日新聞社、1986年10月、p.161-162. ●﹁37年間を彩った女の事件簿お騒がせ主役たちはいま﹂東京ローズ・榎美沙子・重信房子・竹久みち・デビ夫人・窪園千繪子・永田洋子・三浦良枝・榎本三恵子 : ﹃週刊サンケイ﹄第37巻第21号通巻2093号、サンケイ出版、1988年6月、p.74. ●﹁元祖潮吹きVS元祖ホンバン女優 窪園千枝子と松田暎子 "後遺症"﹂窪園千枝子・松田暎子 : ﹃週刊文春﹄第31巻第19号通巻1536号所収、文芸春秋、1989年5月、p.61-62.脚注[編集]
- ^ a b c d e f g h i j k 窪園千枝子、jlogos.com, エア、2014年7月5日閲覧。
- ^ a b 国立国会図書館サーチ検索結果、国立国会図書館、2014年7月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『しおふき小唄』(SN-1491)ジャケット記事、テイチクレコード、1975年。
- ^ a b 窪園千枝子、KINENOTE、2014年7月5日閲覧。
- ^ a b 窪園千枝子、日本映画情報システム、文化庁、2014年7月5日閲覧。
- ^ a b 窪園千枝子、日本映画データベース、2014年7月5日閲覧。
- ^ a b 週刊ポスト[1975], p.146-150.
- ^ 週刊文春[1974], p.132-135.
- ^ 婦人生活[1975], p.165-171.
- ^ 好色元禄(秘)物語、KINENOTE, 2012年7月1日閲覧。
- ^ a b 好色元禄(秘)物語、日本映画情報システム、文化庁、2014年7月5日閲覧。
- ^ a b ひし美[2011], p.227.
- ^ 石川[1981], p.222.
- ^ ばば[1976], p.195, 257.
参考文献[編集]
- 『週刊文春』第16巻第29号通巻786号、文藝春秋、1974年7月発行
- 『週刊ポスト』第7巻第29号通巻309号、小学館、1975年7月発行
- 『婦人生活』第29巻第11号、婦人生活社、1975年10月発行
- 『戦後日本をダメにした100人』、ばばこういち、山手書房、1976年
- 『欲望の戦後史 社会心理学からのアプローチ』、石川弘義、太平出版社、1981年4月発行
- 『芸能人物事典 明治大正昭和』、日外アソシエーツ、1998年11月発行 ISBN 4816915133
- 『万華鏡の女 女優ひし美ゆり子』、ひし美ゆり子・樋口尚文、筑摩書房、2011年5月27日 ISBN 4480873651
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 窪園千枝子 - Webcat Plus
- 窪園千枝子 - KINENOTE
- 窪園千枝子 - allcinema
- 窪園千枝子 - 日本映画データベース
- 窪園千枝子 - 日本映画情報システム(文化庁)
- 窪園千絵子 - jlogos.com (エア)