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蘇軾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
蘇東坡から転送)
蘇軾
蘇軾
各種表記
繁体字 蘇軾
簡体字 苏轼
拼音 Sū Shì
ラテン字 Su1 Shih4
和名表記: そ しょく
発音転記: スー シー
英語名 Su Shi
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蘇軾(『晩笑堂竹荘画伝』)
『赤壁の月』(月岡芳年『月百姿』)赤壁に遊ぶ蘇軾
黄州寒食詩巻』(部分)蘇軾筆

  : Sū Shì31219︿103618- 728︿1101824[1]



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[3]813[4]20[5][ 1]

2105722[3]3[2]5042[6]310662106934[7]

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2107944[3]調調[3]

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8108589108650[10]

[11]

10945962[10]西沿[12]

66[10]

338[4]

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  171964
題西林壁(西林の壁に題す)
原文 書き下し文 通釈
横看成嶺側成峰 横より見れば嶺を成し、傍らよりは峰となる 正面から眺めると尾根続きの嶺みね、側面へ回って眺めると切り断った峰となる
遠近高低各不同 遠近・高低いつも同じきは無し 廬山は眺める位置の遠近高低によってそれぞれ違った姿に見える
不識廬山真面目 廬山の真面目を知らざるは 廬山そのものの誠の姿はどうなのか、さっぱりわからないのは
只縁身在此山中 只だ身の此の山中に在るに縁る 自分が廬山の中に身を置いているからである

詩風[編集]


[13]

[14]
新城道中二首の一
原文 書き下し文 通釈
東風知我欲山行 東風は我が山行せんと欲するを知りて 春風はわたくしが山歩きをしようとしているのを悟ってか
吹斷簷間積雨聲 吹斷す、簷間の積雨の聲を 軒端に積もっていた淋雨の音を、今日はすっかり吹き払ってくれる

蘇軾と弟・蘇轍[編集]


70[15][16]
辛丑十一月十九日 既與子由別於鄭州西門之外 馬上賦詩一篇寄之(辛丑十一月十九日 既に子由と鄭州の西門の外に別れ 馬上に詩一篇を賦して之に寄す)
原文 書き下し文 通釈
不飲胡為酔兀兀 飲まざるに胡為ぞ酔うて兀兀たる 酒を飲んだわけでもないのにどうしてこう酔っぱらった時のようにふらふらするのだろう
此心已逐帰鞍發 此の心已に帰鞍を逐うて發つ わたしの心はすっかり都へ帰っていく君の馬の鞍の後を逐って抜け出しているに違いない
帰人猶自念庭闈 帰人猶ほ自ら庭闈を念ふ 帰っていく君は何と言っても親の膝元に戻ることを心頼みに出来ようが
今我何以慰寂寞 今我何を以てか寂寞を慰めん 今わたしは何によって心の寂しさを紛らわせよう
登高囘首坡壠隔 高きに登りて首を囘らせば坡壠隔つ 高みに登って都の方を振り返って見ると一つの丘が遮っている
但見烏帽出復沒 但だ見る烏帽の出でて復没するを ただ君が被る烏帽だけが出たり隠れたりするのが見えるだけだ
苦寒念爾衣裘薄 苦寒に念ふ爾が衣裘を薄くして 冬の激しい風雪のある旅で君の着物が薄くはないかと気にかかり
獨騎痩馬踏残月 獨り痩馬に騎って残月を踏むを 夜明け前の旅立ちにひとり痩せ馬にまたがって残月の影を踏んでいく君を想う
路人行歌居人楽 路人は行く行く歌ひ居人は楽しむ 旅人は歌を口ずさみつつ行きかい家におる人は楽しげである
童僕怪我苦悽惻 童僕は我が苦だ悽惻するを怪しむ しかししもべたちはわたしだけひどく悲しげな顔をしているのをいぶかっている
亦知人生要有別 亦た知る人生要ず別れ有ることを また分かっている人生に別れはつきものだということを
但恐歳月去飄忽 但だ恐る歳月去ること飄忽なるを ただ恐れる年月が風のように早く過ぎ去ってしまうことを
寒燈相對記疇昔 寒燈に相對せし疇昔を記す 頼りないともし火の光のもとに向かい相語り明かした昨夜のことはいつまでも思い出に残るだろう
夜雨何時聴簫瑟 夜雨何れの時にか簫瑟を聴かん 二人で床を並べてそぼふる夜の雨の音を静かに聞ける日はいつになったら来るのか
君知此意不可忘 君此の意の忘るべからざるを知らば 君もこの願いこそ二人の心にとどむべきものだとはお判りでしょうが
慎勿苦愛高官職 慎んで高き官職を苦しく愛すること勿れ それならどうか高い官職を極度に好むことなどないようにしてほしい


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退
北山
原文 書き下し文 通釈
北山輸緑漲横陂 北山緑を輸横陂漲る 北山は緑豊かに田んぼには水がみなぎっている
直塹回塘艶艶時 直塹、回塘、艶艶たる時 真っ直ぐな堀、丸い池が艶やかな季節
細數落花因坐久 細かに落花を數ふるは坐すること久しきに因る 落花をひとつひとつ数えたのも君と長くいたおかげである
緩尋芳草得歸遲 緩やかに芳草を尋ねて歸ること遅きを得たり ともに遅くまで芳草を訪ねて歩いたものだ

蘇軾はこれに対して

次荊公韻(荊公の韻に次す)
原文 書き下し文 通釈
騎驢渺渺入荒陂 驢に騎って渺渺として荒陂に入る ロバに乗ってはるばる旅を続けてきて荒涼とした池のつつみに入った
想見先生未病時 想見す先生の未だ病まざりし時を ふと、君の病気前の元気なお姿が目に浮かんだ
勧我試求三畝宅 我に勧めて試みに三畝の宅を求めしむ 君はわたくしにこの地に三畝ほどの宅地を探してご覧になってはと勧めるが
従公已覚十年遅 公に従うこと已に十年遅きを覚ゆ 君に従って教えを受けるのがすでに十年遅すぎたとつくづく思う





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510824722533cm17[18][19][20][21]

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簿

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[22][23][24]便[25] 

家庭[編集]

蘇軾の系譜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高祖父:蘇祜

 

 

 

 

 

 

 

曾祖父:蘇杲

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高祖母:李氏

 

 

 

 

 

 

 

祖父:蘇序

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曾祖母:宋氏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

父:蘇洵

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祖母:史氏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蘇軾

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外曾祖父:程仁霸

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外祖父:程文応

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

母:程夫人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 












18


[26][27]







1035105216[28][29][30]



[ 2][31]



1619112740·

5846

381234











覿




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使[32][32]




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[]


 ︿111996ISBN 978-4081561117 [ 3]

 ︿71996 [ 4]

 1975ISBN 4003200713 

 ︿ 231962 1990
︿ 61983 

 41983-90 [ 5]

 ︿︿392018ISBN 9784625664304 
 [ 6]︿2004-2016 7

[]


1983 

  111983ISBN 4081270112 

  31997ISBN 448070373X 

100NHK︿NHK2001ISBN 978-4140841280 

 2002 

1︿2012ISBN 4876363439 

 2010ISBN 4876363145 

︿2013ISBN 4762950645 

  2007 1987

[]


1972 

︿191973 

︿21973  

︿2 61967 

1958 

 6 

[]


︿2017419ISBN 978-4088906645 

[]


 (1998)

 All Men Are Brothers(2011)

(2012)

[]

注釈[編集]



(一)^ 

(二)^ 

(三)^ 17 1964

(四)^ 1966

(五)^ 

(六)^ 

出典[編集]



(一)^ Su Shi Chinese author Encyclopædia Britannica

(二)^ ab2008182ISBN 9784004311133 

(三)^ abcdefghij2008183ISBN 9784004311133 

(四)^ ab︿219772 

(五)^  338︿9710801 

(六)^ ︿17196430 

(七)^  338︿9710802 

(八)^ abc201197 

(九)^ 201198 

(十)^ abc2008200ISBN 9784004311133 

(11)^ ︿219778 

(12)^ ︿219779 

(13)^ ︿2197711 

(14)^ 197258 

(15)^  ︿17196430 

(16)^  ︿171964178 

(17)^   NHK︿NHK 201923-24ISBN 978-4149110073 

(18)^ 1971171-173 

(19)^ 西︿ 8196931 

(20)^ 20058132-133ISBN 454401008X 

(21)^ 19961169-70 

(22)^  

(23)^ 

(24)^   20031 

(25)^   2003259 

(26)^ 

(27)^ 殿

(28)^ 使

(29)^ 

(30)^ 

(31)^ 

(32)^ ab ︿199819-22ISBN 4-04-703293-X 

参考文献[編集]


西 ︿ 81969 

1971 

199611 

20058ISBN 454401008X 

西20096ISBN 484093018X 

2011 

2008ISBN 9784004311133 

 ︿171964 

︿21977 

  2003 

1965 

338︿97 

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 - zh: ()

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 -  2021616


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