蛭子座
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蛭子座 | |
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情報 | |
用途 | 芝居小屋 |
竣工 | 1901年(明治34年)・1949年(昭和24年)移築 |
所在地 |
〒509-8301 岐阜県中津川市蛭川2198-1 |
座標 | 北緯35度31分23.4秒 東経137度22分57.3秒 / 北緯35.523167度 東経137.382583度座標: 北緯35度31分23.4秒 東経137度22分57.3秒 / 北緯35.523167度 東経137.382583度 |
文化財 | 中津川市指定有形民俗文化財 |
指定・登録等日 | 2006年(平成18年)7月28日 |
蛭子座︵えびすざ︶とは、岐阜県中津川市蛭川2198-1︵旧・恵那郡蛭川村︶にある芝居小屋である。
概要[編集]
公民館も兼ねており、蛭川公民館ともいう。中津川市指定有形民俗文化財に指定されている[1]。 毎年10月第3日曜日に、歌舞伎保存会の定期公演が行われる。歌舞伎公演の他、文化祭、芸能祭、軽スポーツでも使用されている。歴史[編集]
江戸時代から明治時代の美濃国および飛騨国では、地元の人々による地芝居︵歌舞伎︶が盛んに行なわれており、数多くの芝居小屋が建てられた。現在も各地で歌舞伎保存会が活動している。特に東濃地域︵中津川市・恵那市︶は地芝居が盛んであり、蛭子座を含めていくつかの芝居小屋が現存する。年表[編集]
●1901年︵明治34年︶ - 蛭子座が竣工。 ●1943年︵昭和18年︶~1945年︵昭和20年︶ - 太平洋戦争中は軍需工場として使用される。 ●1949年︵昭和24年︶ - 現在地に移転。資材は1901年︵明治34年︶に建造された当時のものを一部使用する。 ●1969年︵昭和44年︶ - この年で歌舞伎公演が休止する。 ●1991年︵平成3年︶ - 蛭川村歌舞伎保存会が発足し、歌舞伎公演が再開される。 ●2006年︵平成18年︶7月28日 - 中津川市指定有形民俗文化財に指定される。 ●2007年︵平成19年︶~2008年︵平成20年︶ - 大規模改修工事。 ●2009年︵平成21年︶2月14日 - 改修工事が竣工して杮落としが行われる。建築[編集]
木造2階建︵一部3階建︶であり、竣工時の延床面積は1,648.62m2、現在の延床面積は1,580m2。収容人数は560名。名古屋市の御園座を参考にして建設された。1901年︵明治34年︶に建築され、1949年︵昭和24年︶に現在地に移転されたるが、資材は建築当時のものを多く使用している。 2009年︵平成21年︶、大改修工事が竣工する。資材はできる限り再利用し、耐震補強とバリアフリー化の他、空調設備が整えられた。改修後も歌舞伎小屋の様式︵花道、格天井など︶はそのままとしている。岐阜県の芝居小屋[編集]
岐阜県は地芝居が盛んな地域であり、江戸時代から昭和時代に建設された木造芝居小屋が残っている。主な芝居小屋は以下のとおりである。- 鳳凰座(下呂市)
- 白雲座(下呂市)
- 黒川の東座(加茂郡白川町)
- 蛭子座(中津川市)
- かしも明治座(中津川市)
- 常盤座(中津川市)
- 五毛座(恵那市)
- 熊野座(恵那市)
- 美濃歌舞伎博物館 相生座(瑞浪市)
- 村国座(各務原市)
脚注[編集]
外部リンク[編集]
- 蛭子座 中津川観光なび