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雪月花

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

雪月花(せつげつか、せつげっか)は、白居易「寄殷協律」の一句「雪月花時最憶君(雪月花の時 最も君を憶ふ)」による語。という自然の美しい景物を指す語である。

概要[編集]

殷協律は白居易が江南にいたときの部下であり、長安からこの詩を贈ったものである。この詩における「雪月花の時」は、それぞれの景物の美しいとき、すなわち四季折々を指す語であった。そうした折々に、遠く江南にいる殷協律を思うというのである。

五歳優遊同過日 一朝消散似浮雲
琴詩酒伴皆抛我 雪月花時最憶君
幾度聽鶏歌白日 亦曾騎馬詠紅裙
呉娘暮雨蕭蕭曲 自別江南更不聞

— 白居易、寄殷協律[1]

[2]使

18    41347493282554



601000

1914

4

[]



雪 - 天橋立
月 - 松島
花(紅葉を花に見立てる) - 宮島
雪 - 兼六園
月 - 後楽園
花() - 偕楽園

脚注[編集]

  1. ^ ウィキソース出典 白居易 (中国語), 寄殷協律, ウィキソースより閲覧。 
  2. ^ 矢代幸雄『日本美術の特質』(岩波書店、1943年)(第2版(1965年))

参考文献[編集]

関連項目[編集]