鶴姫 (南部信順室)
鶴姫︵つるひめ、天保7年9月13日︵1836年10月22日︶ – 元治元年12月22日︵1865年1月19日︶︶は、八戸藩主南部信順の正室。父は八戸藩主南部信真、母は側室の菊。
生涯[編集]
八戸藩江戸屋敷にて信真の八女として誕生した。鶴姫が2歳の天保9年︵1838年︶4月26日に、薩摩藩主島津重豪の息子で26歳の島津信順︵後の南部信順︶と婿養子縁組をし、嘉永3年︵1850年︶6月15日に正式に信順と婚姻する。文久3年︵1863年︶2月に江戸屋敷から八戸城に移る。元治元年︵1864年︶6月19日に病に患い、12月22日に八戸城内にて死去する。八戸の南宗寺に葬られた。 鶴姫と信順は親子ほど年の離れた夫婦であり、鶴姫と信順の間には実子はいない︵信順は側室との間には南部栄信、南部邦次郎︵早世︶、八百姫︵島津貴敦室︶、仁姫︵早世︶、聖姫︵早世︶、慶姫︵後の董姫、櫛笥隆義室のち加藤明実継々室︶の2男4女を儲けている︶。 なお、鶴姫の婚礼調度品は青森県重宝に指定されており、現在八戸市博物館に展示されている。参考文献[編集]
- 『八戸南部史稿』八戸市、1999年
外部リンク[編集]
- 菊牡丹唐草轡十字紋蒔絵漆器(鶴姫の婚礼調度品)
- 唐草南部鶴紋蒔絵漆器(鶴姫の婚礼調度品)