薩摩藩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
薩摩藩
薩摩国
大隅国
日向国
奄美群島の歴史#近世
1600年 - 1871年 鹿児島県
都城県
沖縄県
薩摩藩の国章
島津氏家紋
『丸に十文字』)
公用語 日本語
薩隅方言
首都 鹿児島
藩主
1601年 - 1638年 島津家久
1858年 - 1871年島津忠義
変遷
成立 1600年
廃藩1871年
通貨三貨
現在日本の旗 日本国
薩摩藩庁が置かれた鹿児島城
薩摩藩 外様 77万石の位置(日本内)
薩摩藩 外様 77万石

薩摩藩
外様
77万石

薩摩藩の位置
薩摩藩邸跡石碑(京都市・伏見区)

鹿鹿2鹿西[ 1]

[]


鹿鹿729000[1]90

421 2060276024300010

鹿

西18714鹿[1]

[]

[]


3

1288[ 2]寿31026西[3]



15871556[ 3]

561

[]

1872
13

16005西[5]

160914118[6]使貿61722772

鹿17844

40% 18525362236517069427%7363412%377235419294925%9556912%18725416%7735西

17533

81773211

1777670[7]

182710調[8]貿185141113


[]


西西[1]

41114[9]鹿鹿鹿5914鹿1879124[10]鹿

188417[11]

[]


7786794[12]

 - 569

 - 732

16 - 699

 - 747

 - 867

9 - 899


1836

歴代藩主[編集]

氏名 肖像 官位 在職 享年
1 島津家久(いえひさ) 初代藩主島津家久(忠恒) 中納言従三位兼行[注釈 4]薩摩守 慶長6年(1601年) - 寛永15年(1638年) 64
2 島津光久(みつひさ) 従四位上行左近衛中将兼薩摩守 寛永15年(1638年) - 貞享4年(1687年) 78
3 島津綱貴(つなたか) 画像募集中 従四位上行左近衛中将兼薩摩守 貞享4年(1687年) - 宝永元年(1704年) 55
4 島津吉貴(よしたか) 画像募集中 正四位下行左近衛中将兼薩摩守 宝永元年(1704年) - 享保6年(1721年) 73
5 島津継豊(つぐとよ) 画像募集中 従四位上行左近衛中将兼大隅守 享保6年(1721年) - 延享3年(1746年) 60
6 島津宗信(むねのぶ) 画像募集中 従四位上行左近衛中将兼薩摩守 延享3年(1746年) - 寛延2年(1749年) 22
7 島津重年(しげとし) 画像募集中 従四位下行左近衛少将兼薩摩守 寛延2年(1749年) - 宝暦5年(1755年) 27
8 島津重豪(しげひで) 従四位上行左近衛中将兼薩摩守
(隠居後・従三位)
宝暦5年(1755年) - 天明7年(1787年) 89
9 島津斉宣(なりのぶ) 正四位上行左近衛中将兼薩摩守 天明7年(1787年) - 文化6年(1809年) 69
10 島津斉興(なりおき) 参議正四位上兼行大隅守

(隠居後・従三位)

文化6年(1809年) - 嘉永4年(1851年) 69
11 島津斉彬(なりあきら) 従四位上行左近衛中将兼薩摩守
(死去後に贈正一位・権中納言)
嘉永4年(1851年) - 安政5年(1858年) 50
12 島津忠義(ただよし) 参議従一位兼行大隅守 安政5年(1858年) - 明治4年(1871年) 58

薩摩藩家臣団[編集]

薩摩藩の諸制度[編集]

郷中制度[編集]


[13][14]914[15]

西西[16]

[17]

[]




[18]

[]


[19] 


調

  



  




 

81539138

[]




1596 

鹿1629163713殿[ 5]

3175341754[20]

兵児二才の組織構造[21][編集]

兵児二才
兵兒山
(6、7歳から14歳8月まで)
兵兒二才
(14歳8月から20歳8月まで)
中老
(20歳8月から30歳まで)

1012

[ 6]


600  

800  

1200  

1700  

1900  宿宿3宿





14  



1

3  13

55

618247

7  

81  

  

91415  201415

  30

925

10  

11

12[22]

[]




1141857107[23]西鹿

[24][]



いろは歌 解説 趣旨 出典 備考

いにしえの、みちを聞ても、唱ても
我おこなひに、せすはかひなし
目学問、耳学問では役に立たない。躬行実践が大切である。 学問の心得
儒教
論語 家老復誦句
樓の上も、はにふのこやも、すむ人の
こころにこそハ、たかきいやしき
人に高下なし。心に高下あり。人の評価は貴賤でなく才徳学識である。 行動規範
はかなくも、明日の命を、たのむかな
けふもけふもと、まなひをはせて
人はともすると今日やらねばならないことを勝手な理由をつけて明日に伸ばそうとする。今日のことは今日中に行うことが肝要である。長寿といえども百年を超えず。 学問の心得
儒教
朱子
論語
にたるこそ、友としよけれ、交はらは
我にます人、おとなしき人
自分と才徳の同等又は同等以下の人と交わり易いが、自分より才徳が勝っている人と交わるほうが良い。友は選べ。 行動規範
儒教
論語
ほとけ神、他にましまさす、人よりも
心にはちよ、天地よくしる
仏や神も自分の心の中にあるものであるから、他人よりも先ず自分の心に羞じなさい。 行動規範
仏教
無門関
へたそとて、我とゆるすな、稽古たに
つもらは塵も、やまと言の葉
全て稽古事は稽古さえ積めば、少しずつの進歩でも上手の域に達することができる。塵も積もれば山となる。 学問の心得

とかありて、人をきるとも、軽くすな
いかすかたなも、たゝひとつなり
罪科あって死刑にするとしても、軽々にしてはならない。殺人刀も活人剣も、君主の一心で決まることなので、杓子定規にせず機微を洞察し、臨機応変に処置すべきである。 上司の心得
仏教
無門関 家老復誦句
智惠能は、身に付ぬれと、荷にならす
人はをもんし、はつるものなり
知識芸能があれば人に尊敬される。知識はどんなにあっても邪魔にならない。 学問の心得
理も法も、たゝぬ世そとて、引安き
こころの馬の、ゆくにまかすな
世間はどうあれ自分は常に克己節制をもって正義を行くべきである。意馬心猿に任せるな。 行動規範
仏教
ぬす人は、よそより入と、おもふかや
みみ目の門に、戸さしよくせよ
声色巧言防禦のため耳目の戸締りに注意しなさい。山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し。 行動規範
るつふすと、貴人や君か、物かたり
はじめてきける、かほもちそよき
自分が流通(熟知)していても目上の人の談話は、始めて聞く顔付きで傾聴しなさい。その話は、私も知っているなどと言葉や顔に表してはならない。それが礼である。又知らぬ振りをして誉め称えるのも阿諛であり宜しくない。 部下の心得
儒教
論語
小車の、我あく業に、ひかれてや
つとむるみちを、うしとみるらん
武士には武士の、商人には商人の務めるべき道がある。煩悩から発する業に負けず自分の道を誠実に務めよ。 行動規範
私をすてゝ、きミにし、むかハねは
うらミもおこり、述懐もあり
君に事えるには、自分の一身を君に差し上げたものと心得て、自分があると思ってはいけない。そうしないと君に対する恨みや不平不満が出て来る。 部下の心得
儒教
論語
學文ハ、あしたのしほの、ひるまにも
なみのよるこそ、猶しつかなれ
学問をするには夜が一番静かで良い。 学問の心得
よきあしき、人の上にて、身をミかけ
友はかゝみと、なる物そかし
人の振り見て我振り直せ。 行動規範
儒教
論語
種となる、こころの水に、まかせすは
みちより外に、名も流れまし
煩悩欲念に支配されて、世の中の事を行えば忽ち道に外れ、名聞も道以外に流れるであろう。即ち悪名が世に流れるようになる。種子とは無明の種子である。 行動規範
仏教
禮するは、人にするかは、人をまた
さくるは人を、さくるものかは
人を敬うことは自分を敬うことであり、人を卑下することは自分を卑下することである。 行動規範
儒教
論語
そしるのも、ふたつあるへし、大方は
主人のために、なるものとしれ
臣下が主人を誹るにも二通りある。即ち主家を思う余り思わず発したものと、自己の不平怨恨或は自分のためにしようとするものとの二様である。何れにしても大抵は主人の為になるものである。上たる者は聞く耳を持ちなさい。 部下の心得
儒教
禮記
つらしとて、恨みかへすな、我れ人に
むくいむくいて、はてしなき世そ
復讐禁止論、因果応報。 行動規範
仏教
願すは、へたてもあらし、いつハりの
世にまことある、伊勢の神かき
貪り願はなければ、伊勢神宮の神は、直きは直き、曲れるは曲れるとする。 行動規範
神道
名をいまに、のこし置ける、人も人
こころもこころ、なにかおとらむ
聖賢・偉人の功業も、本人の志と気性次第で達することができる。叱咤激励。 行動規範
儒教
孟子
樂も苦も、時過ぬれは、あともなし
世にのこる名を、たゝおもふへし
武士たるもの如何なる困難にも耐えて、己れの節を曲げず国のために尽し、後世に名を残すように心掛けよ。 行動規範 武士の心得
昔より、みちならすして、驕る身の
天のせめにし、あハさるはなし
無道にして驕れる者には、必ず天罰が下る。天網恢恢疎にして漏らさずである。 行動規範
うかりける、今の身こそハ、前の世と
おもへは今そ、後の世ならん
思うようにならない現世こそ、前世になした事の報いであると思えば、現世に為すことは後世の因となる。 行動規範
仏教
亥に臥て、寅にはおくと、ゆふ露の
身をいたつらに、あらせしがため
光陰を徒費しないこと。夜10時に寝て朝4時に起きなさい。 学問の心得
儒教
のかるまし、所をかねて、おもひきれ
時にいたりて、すゝしかるへし
戦場、大義大節の実行、病気の場合等所謂死を遁れられない場合、未練を残して煩悶してはならない。予め覚悟を決めておきなさい。 行動規範(死生観) 武士の心得
おもほえす、ちかふものなり、身の上の、
よくをはなれて、義を守れ人
善悪邪悪を分かっている者であっても、一度私利私欲の念にその心をもやすとき、人の道を踏み外すものだ。一心一己の欲を離れて義を守るとき心鏡明らかにして迷うことがない。 行動規範
くるしくと、すく道をゆけ、九折坂の
すえはくらまの、さかさまの世そ
どんなに苦しくても曲がったことはせず、正道を行きなさい。 行動規範
やはらくと、いかるをいはゝ、弓と筆
鳥にふたつの、翼とをしれ
「寛容」であると上を侮り、厳に過ぎると恐れて服するが陰で恨み命令を守らないのが被治者の常である。「和」と「怒」とは鳥の両翼である。 上司の心得
仏教
萬能も、一しんとあり、つかふるに
身はしたのむな、思案勘忍
諺に万能も一心ということがある。如何に万の芸能を有すと雖も、一心不善なれば、取るに足らないものであるから、君に仕えるには、自分の才能を頼んで自慢らしき言動をしてはならない。よく思案して仕えることが肝要である。 部下の心得
賢不肖、もちひすつると、いふ人も
かならすならは、殊勝なるべし
賢者を任用し愚者を退けるということを口では簡単に言うが、実行は難しいものである。上に立つ者が情実を入れないということで難しいことである。 上司の心得
儒教
孟子
無勢とて、敵をあなとる、ことなかれ
多勢を見ても、をそるへからす
弓箭の道の戒め、敵を侮るな。衆心一致して金城鉄壁をなす。 行動規範 武士の心得
心こそ、いくさする身の、命なれ
そろゆれはいき、揃ハねは死す
衆心一致が軍隊の命。 行動規範 武士の心得
えかうには、我と人とを、隔つなよ
かんきんハよし、してもせすとも
敵味方区別せず死者を供養すること。(「かんきん」は看経と書く) 行動規範
仏教
敵となる、人こそハわか、師匠とそ
おもひ返して、身をもたしなめ
敵国なき国家は危し、外患なきは国家の慶にあらず。敵は師と思い自愛自重せよ。 行動規範 孟子 武士の心得
あきらけき、めもくれ竹の、此世より
まよははいかに、後のやミちは
明らかな現世から迷っていたならば、後世の闇路はどうなるのであろうか。一層迷って神霊の落ち着く所もないであろう。無明を脱して彼岸に達せよ。 行動規範
仏教
酒も水、なかれも酒と、なるそかし
たゝなさけあれ、君かことの葉
ある名将が送られてきた酒を河に注いで士卒と共に飲んだ。河の水に酒の匂いがするわけはないが、士卒達は名将の思いやりが沁みとおり、命を投げ出す覚悟をした。 上司の心得 三略
きく事も、又見ることも、心から
みなまよひなり、ミなさとりなり
万事心次第=考え様である。無明を出せよ。 行動規範
仏教
弓を得て、うしなうことも、大将の
心ひとつの、手をははなれす
士卒の心を得るも失うも、戦いに勝つも負けるも、唯主将の心配りに因るのである。 上司の心得
めぐりては、我身にこそは、事へけれ
先祖のまつり、忠孝の道
先祖の祀りをよく尽すときは、我が死後にはまた子孫より、祀りを受ける。必竟先祖の祀りや忠孝の道というものは、自分が先祖や君親に対して尽すことであるが、それは廻り廻って、自分が自分に事へるのと同様である。 行動規範
儒教
祭祀の必要性
道にたゝ、身をは捨んと、おもひとれ
かならす天の、たすけあるへし
人生、死の境に立ったとき、往々身命を惜んで方向を迷い、道に背いて汚名を流すものがいる。これは平素の覚悟が不十分だからである。このような場合には、唯何れが正義かを看取すべきである。一身一家の安否を眼中に置くべきではない。その進退行動は、道義の標準に照らして行い、この身は、正道を踏んで恐れない。一死正道に殉ずるものと、予め心を落付けてかかれ。そうすれば誠意天に通じて、必ず自然の助けがあり、望みを達することができる。 行動規範
(死生観)
武士の心得
舌だにも、歯のこはきをハ、しる物を
人はこころの、なからましやハ
相手の剛柔賢愚仁不仁を察する心がなくて良かろうか。他人の正邪を察して惡人の爪牙に掛らぬように用心することが必要である。 行動規範
酔るよを、さましもやらて、盃に
無明の酒を、かさぬるはうし
乱世に無明の酒(迷いの酒)を飲むのは辛い。乱世を平定出来ないで、徒に酒興に日を送るのは酔生夢死に等しい。 行動規範
仏教
独身を、あはれとおもへ、物ことに
民にはゆるす、こころあるへし
頼るにも人のいない鰥寡孤独の類を憐れみ労らなければならない。又凡て民に対するには、仁恕の心を以てし、何事も寛大の處置をなすべし。 上司の心得
儒教
孟子

もろもろの、國やところの、政道は
人にまつよく、をしへならハせ
人民には先ず法令刑罰を教え聞かせることが大切である。 上司の心得 家老復誦句
善にうつりあやまれるをは改よ
義不義はうまれつかぬもの也
過ちは則改めよ。 行動規範 三教
すこしきを、たれりともしれ、みちぬれハ、
月もほとなき、いさよひのそら
知足安分、足る事を知り、分に安んぜよ。 行動規範
仏教

外城制度[編集]

地頭の機能[編集]


鹿9221113鹿

鹿鹿鹿

鹿





調鹿殿

[25]

[]


[26][27]

.   31783

.  

.  

  1178

  

  

[]






.

.9030

.18

.鹿


[]


[28]

(郷士年寄)

(庄屋)
方限方限
(名主)
方限

(名頭)
家部家部
(名子)
家部
家族家族名子

調[29]

[]


  100

[]











[]




 - 38

 - 49

 - 29

 - 11

 - 50

鹿 - 24

谿 - 9

宿 - 11

 - 8

 - 8

 - 20

 - 36

 - 14




 - 13

 - 38

 - 25

 - 53

 - 41

 - 43

 - 15

 - 20


 - 1130



187912

西西

[]


[30]3

11321[31]4104鹿[32]

[33][34][35]鹿鹿4624
薩摩国
領主 郷の特徴 郷士数 石高 村数 陸路の主要街道 野町 浦町 境目番所 津口番所
鹿児島郡 鹿児島
藩直轄領
鹿児島城下及び近在村 24505 70 出水筋
大口筋
高岡筋
志布志筋
加久藤筋
綾筋
寺柱筋
吉田 中郷 557 6113 5
谿谷郡 谷山 大郷 1340 13865 9
給黎郡 喜入
喜入氏
私領地 997 4183 2
知覧
佐多氏
私領地 1976 5463 6
揖宿郡 指宿
今和泉島津家
大郷 574 8341 4
今和泉 私領地 424 3290 5
山川 小郷 110 4040 4
頴娃郡 頴娃
藩直轄領
大郷 997 9952 6
川辺郡 川辺 大郷 893 10309 13
加世田 大郷 2853 13458 14
山田 小郷 580 2818 3
鹿籠
喜入氏
私領地 1265 3130 1
坊泊
藩直轄領
小郷 237 520 2
久志秋目 小郷 323 630 2
阿多郡 阿多 中郷 831 4892 6
田布施 中郷 786 6707 4
伊作 中郷 1290 7005 10
日置郡 吉利
小松氏
(禰寝氏)
私領地 357 2099 1
永吉
永吉家
私領地 889 2382 1
日置
日置島津家
私領地 635 3175 2
伊集院
藩直轄領
大郷 909 16012 29
郡山 小郷 708 5633 6
市来 中郷 1358 11061 8 出水筋
串木野 中郷 709 8224 4
薩摩郡 百次
入来院氏
小郷 180 1241 2
山田
藩直轄領
小郷 298 1412 1
隈之城 中郷 956 6396 3
平佐
平佐北郷氏
私領地 1634 2570 2
高江
藩直轄領
中郷 344 3320 3
中郷 小郷 215 1298 1
東郷 中郷 988 7062 8
入来
入来院氏
私領地 1080 5045 2
樋脇
藩直轄領
中郷 630 9087 6
伊佐郡 山崎 小郷 274 4725 5
宮之城
宮之城島津氏
私領地 2476 8709 8
鶴田
藩直轄領
中郷 417 5164 4
大村 中郷 544 6131 4
黒木
帖佐島津家
(豊州家)
私領地 420 1720 1
佐志
佐志島津氏
私領地 346 2561 2
藺牟田
樺山氏
私領地 508 1659 1
大口
藩直轄領
大郷 844 11978 15 大口筋
羽月 中郷 405 6017 9
山野 小郷 207 2000 1
出水郡 出水 大郷 2810 22123 11 出水筋
高尾野 小郷 856 5337 6
野田 小郷 396 5194 2
長島 中郷 1138 3428 12
阿久根 中郷 531 8893 8 出水筋
高城郡 高城 中郷 1528 5200 5
水引 中郷 573 8011 5
甑島郡 甑島 中郷 1950 3517 14
大隅国
郷  領主 郷の特徴 郷士数 石高 村数 陸路の主要街道 野町 浦町 境目番所 津口番所
大隅郡 桜島
藩直轄領
中郷 1249 2705 19
牛根 小郷 395 1197 3
垂水
垂水島津氏
私領地 1669 6723 9
大根占
藩直轄領
中郷 341 5639 3
小根占 大郷 549 7293 5
佐多 中郷 264 3554 4
田代 小郷 241 2654 2
肝属郡 内之浦 小郷 99 4482 3
高山 大郷 548 11409 7
吾平 中郷 179 7044 3
大姶良 中郷 243 7487 7
新城
新城島津氏
私領地 861 1274 1
花岡
花岡島津氏
私領地 348 1583 2
鹿屋
藩直轄領
中郷 359 9825 5
串良 大郷 429 18023 10
高隈 小郷 99 3074 2
百引 小郷 308 3238 2
囎唹郡 市成
市成島津氏
私領地 380 2341 2
恒吉
藩直轄領
小郷 209 3447 4
末吉 大郷 1041 17410 7 志布志筋
財部 中郷 878 8791 3
福山 中郷 565 2672 2 高岡筋
志布志筋
敷根 小郷 387 3285 3
国分 大郷 1759 23246 19
清水 中郷 1153 5594 5
曽於郡 小郷 1019 5443 5
桑原郡 中郷 401 5331 6
日当山 小郷 352 2495 4
横川 中郷 577 4476 3 大口筋
加久藤筋
栗野 中郷 485 8130 7
吉松 中郷 439 5109 5
菱刈郡 湯之尾 小郷 273 3107 2
馬越
加治木島津氏
小郷 266 4417 3
曽木
藩直轄領
小郷 327 4162 3
本城 中郷 406 5584 4
始羅郡 溝辺 中郷 362 4535 5
加治木
加治木島津氏
私領地 1827 10208 6 大口筋
高岡筋
志布志筋
加久藤筋
綾筋
寺柱筋
帖佐
藩直轄領
中郷 967 10068 11
重富
重富島津氏
私領地 567 3270 4
山田
藩直轄領
小郷 482 5101 6
蒲生 中郷 1506 9453 8
熊毛郡 種子島
種子島氏
私領地 4280 10067 18
護謨郡 屋久島
藩直轄領
小郷 384 1384 4
日向国
領主   郷の特徴 郷士数 石高 村数 陸路の主要街道 野町 浦町 境目番所 津口番所
諸県郡 大崎
藩直轄領
中郷 858 10788 10
志布志 大郷 1002 13707 12 志布志筋
松山 小郷 204 2272 3
都城
都城島津氏
(北郷氏)
私領地 4397 34124 26
勝岡
藩直轄領
中郷 418 3527 3
山之口 小郷 288 4262 3
高城 大郷 472 9810 7 高岡筋
穆佐 中郷 347 3878 3
倉岡 小郷 229 1592 2
高岡 大郷 1478 19159 12 高岡筋
小郷 565 4436 2 綾筋
野尻 中郷 620 4047 5
高原 中郷 503 5740 5 綾筋
高崎 小郷 318 3732 3
小林 大郷 778 9853 7
須木 小郷 470 1128 1
飯野 中郷 550 10791 10
加久藤 中郷 442 8929 10 加久藤筋
馬関田 小郷 182 3194 4
吉田 小郷 319 3604 6

廃藩置県後の領域[編集]

1872年(明治4年)旧12月の行政区画地図における鹿児島県、都城県、美々津県
1872年(明治4年)旧12月の行政区画地図における鹿児島県、都城県、美々津県
1872年(明治4年)旧12月の行政区画地図における南西諸島、琉球藩
1872年(明治4年)旧12月の行政区画地図における南西諸島琉球藩
薩摩国

郡区町村編制法施行後)

町村制施行後)

第一次府県統合後)

第二次府県統合後)
鹿児島郡 鹿児島郡 鹿児島 鹿児島県 鹿児島県
吉田
谿山郡 谿山郡 谷山
給黎郡 給黎郡 喜入
知覧
揖宿郡 揖宿郡 指宿
今和泉
山川
頴娃郡 頴娃郡 頴娃
川辺郡 川辺郡 川辺
加世田
山田
鹿籠
坊泊
久志秋目
トカラ列島
阿多郡 阿多郡 阿多
田布施
伊作
日置郡 日置郡 吉利
永吉
日置
伊集院
郡山
市来
串木野
薩摩郡 薩摩郡 百次
山田
隅之城
平佐
高江
中郷
東郷
入来
樋脇
伊佐郡 南伊佐郡 山崎
宮之城
鶴田
大村
黒木
佐志
藺牟田
北伊佐郡 大口
羽月
山野
出水郡 出水郡 出水
高尾野
野田
長島
阿久根
高城郡 高城郡 高城
水引
甑島郡 甑島郡 甑島
大隅国

(郡区町村編制法施行後)

(町村制施行後)

(第一次府県統合後)

(第二次府県統合後)
大隅郡 北大隅郡 桜島 都城県 鹿児島県
南大隅郡 牛根
垂水
大根占
小根占
佐多
田代
肝属郡 肝属郡 内之浦
高山
吾平
大姶良
新城
花岡
鹿屋
串良
高隈
百引
曽於郡 東囎唹郡 市成
恒吉
末吉
財部
西囎唹郡 福山
敷根
国分
清水
襲山
桑原郡 桑原郡
日当山
横川
栗野
吉松
菱刈郡 菱刈郡 湯之尾
馬越
曽木
本城
姶良郡 姶良郡 溝辺
加治木
帖佐
重富
山田
蒲生
熊毛郡 熊毛郡 種子島 鹿児島県
駆謨郡 駆謨郡 屋久島
大島郡 奄美諸島
日向国

(郡区町村編制法施行後)

(町村制施行後)

(第一次府県統合後)

(第二次府県統合後)
諸県郡 南諸県郡 大崎 都城県 鹿児島県
志布志
松山
北諸県郡 都城 宮崎県
勝岡
山之口
高城
東諸県郡 穆佐 美々津県
倉岡
高岡
西諸県郡 野尻
高原 都城県
北諸県郡 高崎
西諸県郡 小林 美々津県
(東方村地域)
都城県
(残部地域)
須木 美々津県
飯野 都城県
加久藤
馬関田
吉田

居地頭仮屋・代官所・在番奉行所[編集]

薩摩藩の貿易[編集]


貿[36]

貿

その他の用法[編集]

  1. 平安時代に宮中警護をする衛士の詰所のことで

脚注[編集]

注釈[編集]



(一)^ 

(二)^ [2]

(三)^ [4]

(四)^ 

(五)^ 

(六)^ 

出典[編集]



(一)^ abc 

(二)^  : 鹿. 66鹿20153111-13CRID 1050564288838588544hdl:10232/23160 

(三)^ 101972 101-103

(四)^ 

(五)^  鹿

(六)^  11981

(七)^  : 2016ISBN 9784584137239"5" 

(八)^ 鹿 : 38201651-25CRID 1520853834117011584ISSN 0386779X 

(九)^ 41114595

(十)^ 1248 鹿

(11)^   

(12)^   2007ISBN 978-4-404-03505-9

(13)^ (1978), p19-22.

(14)^ (1960), p246.

(15)^ (1978), p22.

(16)^ 西1979

(17)^ ISBN 978-4582760729ISBN 978-4061492394

(18)^ 194355

(19)^ 鹿2341

(20)^ , 42Supplement20092-2doi:10.11214/budo.42.2  

(21)^ 305-310

(22)^ No222013

(23)^ 鹿247

(24)^ 2509-2

(25)^ 1983160-171

(26)^  : 2000ISBN 4931376363:20085691https://id.ndl.go.jp/bib/000002901378 

(27)^ <>404 ()19577316-345CRID 1390290699825282432doi:10.14989/shirin_40_316hdl:2433/249307ISSN 0386-9369 

(28)^ 

(29)^ 鹿, 29,  p.9.

(30)^ 1968281476

(31)^ 鹿, , p.161.

(32)^ 鹿, 鹿, 1, 13, pp.3940.

(33)^ 

(34)^ 

(35)^ 鹿 

(36)^ (1991), p156.

参考文献[編集]

  • 『藩史総覧』 児玉幸多北島正元/監修 新人物往来社 1977年
  • 『別冊歴史読本㉔ 江戸三百藩 藩主総覧 歴代藩主でたどる藩政史』 新人物往来社 1977年
  • 『大名の日本地図』 中嶋繁雄/著 文春新書 2003年
  • 『江戸三〇〇藩 バカ殿と名君 うちの殿さまは偉かった?』 八幡和郎/著 光文社新書 2004年
  • 浅尾直弘『日本の近世 第1巻 世界史の中の近世』中央公論社、1991年。ISBN 4-12-403021-5 
  • 中村光至『薩摩歴史散歩 燃える桜島』創元社、1978年。 
  • 『九州人 日本民族の一祖型』毎日新聞社、1960年。 

関連項目[編集]

武道関連[編集]

外部リンク[編集]

先代
薩摩国大隅国
行政区の変遷
1600年 - 1871年 (薩摩藩→鹿児島藩→鹿児島県)
次代
鹿児島県都城県
先代
日向国
行政区の変遷
1603年 - 1871年 (佐土原藩→佐土原県)
次代
美々津県