鶴賀若狭掾
鶴賀 若狭掾︵つるが わかさのじょう︶は、新内節の浄瑠璃太夫、三味線方の名跡。
初代 鶴賀若狭掾の顕彰碑(福井県敦賀市神楽町)
︵享保2年︵1717年︶ - 天明6年3月22日︵1786年4月20日︶︶ 姓は高井。通称は庄兵衛。
初代宮古路加賀太夫高弟の弟子。別名は宮古路加賀八太夫、宮古路敦賀太夫、富士松敦賀太夫、朝日若狭掾、大木戸黒牛︵狂歌師としての名︶。
初代[編集]
作品[編集]
●明烏夢泡雪 ●若木仇名草︵蘭蝶︶ ●帰咲名残命毛︵尾上伊太八︶2代目[編集]
1905年3月16日 - 1969年3月5日、本名は鈴木 寿。 東京京橋の生まれ、6代目鶴賀新内、5代目鶴賀鶴吉との子。1917年に8代目鶴賀流家元を継承し3代目鶴賀若狭太夫。同年2代目鶴賀若狭掾を襲名。3代目[編集]
︵1938年7月11日 - ︶本名は高橋 行道。成城高等学校卒業。 東京の生まれ。父は初代鶴賀伊勢太夫。 ●1973年に2代目鶴賀伊勢太夫を襲名。 ●1999年に11代目鶴賀流家元を継承。 ●2000年に3代目鶴賀若狭掾を襲名。 ●2001年に重要無形文化財保持者︵人間国宝︶に認定。 ●2003年に新宿区名誉区民。 ●2009年に旭日小綬章を受章。 2019年には、古今亭志ん生、大林清、榎本滋民、宮川一郎、向田邦子、新田次郎、草野心平、塩川正十郎、美空ひばりとの交流の思い出や天覧演奏、海外公演などについて語った﹁神楽坂と新内﹂シリーズを音声配信サービス﹁LisBo︵リスボ︶﹂で公開[1][2]。これまでに、世界40カ国60都市を演奏で訪問。現在、八王子車人形の西川古柳座との共演を多く行っている。作品[編集]
落語の﹁芝浜﹂、芥川龍之介の﹁羅生門﹂、﹁蜘蛛の糸﹂などの脚色、作曲をしている。脚注[編集]
- ^ 鶴賀若狭掾 - 検索結果一覧|オーディオブックが聴き放題 - 知を聴く。LisBo(リスボ)より
- ^ 人間国宝・鶴賀若狭掾師匠による「神楽坂と新内」シリーズが 2019年10月15日配信「新内のこれから」でついに完結より