黒船

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狩野内膳作 南蛮屏風 神戸市立博物館。17世紀前半の長崎におけるポルトガルのナオ。黒色で塗られているため黒船と呼ばれた

黒船(くろふね)は、大型の西洋式航洋船のことで、語としては江戸時代の前から近世日本で用いられた。

初期の黒船[編集]


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使西

ペリーの黒船[編集]

幕末に浦賀へ来航したペリーの艦隊の軍艦も黒船と呼ばれた。日本に蒸気船が来航したのはこのときが初めてであったため、しばしば黒船=蒸気船というイメージがあるが、上述の通りそれ以前から来航している西洋帆船は総じて黒船と呼ばれていた。またペリーの黒船のうち蒸気船は半数程度であり、2度とも残りのは純粋な帆船である。またこの当時の蒸気船は、蒸気機関を使った航行は港湾内のみで行うものであり、外洋では帆走を用いる。艦体も鉄製というイメージがあるが、実際は全木製である(その後、木製軍艦への鉄製装甲の付加、さらには全鉄製軍艦への移行が急速に進んでおり、幕府もそういった軍艦を購入している。それと混同したものと思われる)。

比喩的表現[編集]


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 (): "THE BARBARIAN AND THE GEISHA" 1958

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脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 帆装フリゲートとする場合もある。en:USS Macedonian (1836) 参照。

出典[編集]

  1. ^ Subrahmanyam, Sanjay (1993). The Portuguese empire in Asia, 1500-1700: a political and economic history. University of Michigan: Longman. pp. 138. ISBN 0582050693
  2. ^ a b 橋本進: 絵で見るペリー艦隊、2004年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]