(読み)カ

デジタル大辞泉 「何」の意味・読み・例文・類語

か【何】[漢字項目]

[音](漢) [訓]なに なん いずれ なんぞ
学習漢字]2年
〈カ〉物事を問いただす疑問詞。「幾何誰何すいか無何有むかう
〈なに〉「何事何分何者何故
〈なん〉「何回何時なんじ何時なんどき何人なんにん何人なんぴと
[名のり]いず
[難読]如何いかが如何いかん如何どう奈何いかん幾何いくばく何処いずこ何処どこ何時いつ何所どこ何方どちら何方どっち何方どなた何故なぜ何某なにがし何卒なにとぞ何為なにをかなす何為者なんするものぞ
 

 

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なん【何】

[代]なに」の音変化。「それをにするつもりか」「とも言えない」
[接頭]名詞または名詞に準じる語に付いて、数量・程度などが疑問または不定であることを表す。「回」「キロ」

な【何】

[代]なに」の音変化。または「なん」の撥音の無表記。
「あなうたてや、こは―ぞ」〈・宿木〉
 

 

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出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「何」の意味・読み・例文・類語

なに【何】

 

(一)[1]   
(一) 
(一)[]()()(8)
(二)(1908︿)
(二) 
(一)[]()(8)
(二)(1712)
(三) 
(一)[](974)
(四) 
(一)[](100114)
(二)()(181323)
(二)[2]    
(一)[](1757)
(三)[3]   
(一) 
(一)[]︿(905914)
(二) 
(一)[](1545)
(四)[4]   
(一) 
(一)() 
(一)[](177980)
(二)() 
(一)[](180913)
(二) 
(一)[]廿()
(三) 
(一)[]殿()(1753)



 

 

(一)[1]    
(一) 
(一)[]()
(二) 
(一)[](1508)
(二)(1730)
(三) 
(一)[](1179)
(二)[2]   
(一) 
(一)[]()
(二)(1660)
(二) 
(一)[](1703)
 
 

 

(一)[1]    
(二)[2]    [  ]
(一)[]()(180913)
(三)[3]    ()()
(一)[](1563)
 
 

 

(一)   (  ) 
(二)() 
(一)[] () ()()()(712)
(二)(1684)
(三)() 
(一)[]殿(100114)
(四)() 
(一)[](100114)
 

なじょうなでふ【何】

  1. [ 1 ] 〘 連体詞 〙なんじょう(何━)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「こは、なでうことをの給ぞ」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙なんじょう(何━)[ 二 ]
    1. [初出の実例]「みれば、せけん心ぼそく哀に侍る。なてう物をかなげき侍るべき」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
 

 

(一)[1]    
(一)[]()()()()(8)
(二)[2]    
 

あん【何】

  1. 〘 代名詞詞 〙 「なん(何)」の変化した語。→あんだあんたるあんでも
    1. [初出の実例]「うったまげたの何(アン)のじゃアねへ」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前)
 

 

(一)   
(一)[]()(西1163)
 

あに【何】

  1. 〘 代名詞詞 〙 「なに(何)」の変化した語。関東近辺でいう。
    1. [初出の実例]「あにをいわしゃる」(出典:洒落本・呼子鳥(1779)やました八景)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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