妄想(読み)モウソウ

デジタル大辞泉 「妄想」の意味・読み・例文・類語

もう‐そう〔マウサウ〕【妄想】

 
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ぼう‐そう〔バウサウ〕【妄想】

[名](スル)もうそう(妄想)」に同じ。
「昨日の―を憶出おもいだして」〈二葉亭訳・片恋

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精選版 日本国語大辞典 「妄想」の意味・読み・例文・類語

もう‐そうマウサウ【妄想】

 

(一)   (  )
(二) (  ) 
(一)[]使便(903)
(二)[]
(三) (  ) 160304
(一)[](1919︿)
(四) 
 

ぼう‐そうバウサウ【妄想】

  1. 〘 名詞 〙 根拠のないことを、とりとめもなく想像すること。もうそう。
    1. [初出の実例]「聞いてゐると。時々笑ふべき妄想(ボウサウ)が多いテ」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一二)

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改訂新版 世界大百科事典 「妄想」の意味・わかりやすい解説

妄想 (もうそう)
delusion


1primary delusion2secondary delusionWahnwahrnehmungWahneinfallWahnstimmungK.調調

 調調調

 1 2 3 

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百科事典マイペディア 「妄想」の意味・わかりやすい解説

妄想【もうそう】

病的状態から発生する根拠のない主観的な確信で,それと相反する事態に直面したり,他人に説得されてもその誤謬(ごびゅう)を訂正しえない。種々の精神疾患にみられる。妄想内容により,被害妄想誇大妄想と,自分が他人よりも劣っていると思い,自分を過小評価する微小妄想に分類される。
→関連項目人格障害心気症投射破瓜型パラノイア

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「妄想」の意味・わかりやすい解説

妄想
もうそう
delusion

病的な状態から生じた誤った判断。確信的であること,経験や推理に影響されないこと,内容が現実から遊離していること,などが特徴である。一般に被害妄想,関係妄想,誇大妄想のように,内容によって名称を与える。

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普及版 字通 「妄想」の読み・字形・画数・意味

【妄想】もうそう

邪念。

字通「妄」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の妄想の言及

【思考】より


inhibition of ideasblocking of thoughtflight of ideasincoherence of thoughtincoherent thinkingperseveration overdetermined ideaobsessional idea

※「妄想」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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