デジタル大辞泉 「心根」の意味・読み・例文・類語 こころ‐ね【心根】 心の奥底。本当の心。真情。本性。﹁心根を推し量る﹂﹁心根は優しい人だ﹂ [類語]性(さが)・根性・性根・気心・気・性格・気象・気立て・気前・心ばえ・心柄・情(じょう)・性質・キャラクター・質・性向・性情・気質・質(たち)・性(しょう)・性(しょ)分(うぶん)・気(きし)性(ょう)・人柄・心(しん)性(せい)・品性・資性・資質・個性・人格・パーソナリティー・本性・本能・天性・気心・気風・人となり・人間性・肌・気(かた)質(ぎ)・肌合い・家風・精神 しん‐こん︻心根︼ 心の奥底。心底。こころね。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「心根」の意味・読み・例文・類語 こころ‐ね【心根】 (一)〘 名詞 〙 (二)① 心の奥底。本性。根性。 (一)[初出の実例]﹁心ねのほどをみするぞあやめ草くさのゆかりにひきかけね共﹂(出典‥和泉式部集︵11C中︶下) (二)﹁主人のさやうのこころねは、よろづ政にもあしきなり﹂(出典‥寸鉄録︵1606︶) (三)② 能楽で、舞を舞うときの心づかい。配慮。 (一)[初出の実例]﹁身を使ふ中にも、心ねあるべし。身を強く動かす時は、足踏を盗むべし﹂(出典‥風姿花伝︵1400‐02頃︶七) しん‐こん︻心根︼ (一)〘 名詞 〙 性質。性格。また、心の奥底。心底(しんそこ)。こころね。 (一)[初出の実例]﹁雖レ飾二詞藻一、焉動二心根一﹂(出典‥本朝文粋︵1060頃︶二・答貞信公辞関白表勅︿菅原文時﹀) (二)﹁円祇が心根(シンコン)、はづかしければ、のたまひて、太子に御代をゆづり給ひて﹂(出典‥御伽草子・愛宕地蔵之物語︵室町時代物語集所収︶︵室町末︶) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例