デジタル大辞泉 「本性」の意味・読み・例文・類語 ほん‐しょう〔‐シヤウ〕【本性】 1︽古くは﹁ほんじょう﹂とも︾本来もっている性質。生まれながらの性質。ほんせい。﹁本性をあらわす﹂ 2 本心。また、正気。﹁酔って本性を失う﹂ [類語]地・生地・下地・地金・性(さが)・気性・気質・性向・性情・気・性格・気象・気立て・気前・心ばえ・心根・心柄・情(じょう)・質(たち)・性分・性質・本能・天性・気心・気風・人となり・人間性・キャラクター・肌・気(かた)質(ぎ)・肌合い・家風・精神・生得的・本有的・根っから・持って生まれた・先天的・生まれ付き・生まれながら・生来・生得・天賦・天(てん)稟(ぴん)・天分・天資・稟(ひん)性(せい) ほん‐せい【本性】 「ほんしょう(本性)」に同じ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「本性」の意味・読み・例文・類語 ほん‐しょう‥シャウ【本性】 (一)〘 名詞 〙 (二)① ( 古くは﹁ほんじょう﹂とも ) うまれつき。本来の性質。本質。天性。ほんせい。また、しっかりした心がまえ。 (一)[初出の実例]﹁唯要持二本性一、終無レ所二傾倚一﹂(出典‥菅家後集︵903頃︶哭奥州藤使君) (三)② もとの正体。本心。正気。本地。 (一)[初出の実例]﹁狂ひ覚めて、又本性(ほんしゃう)にぞなりにける﹂(出典‥大観本謡曲・巻絹︵1537頃︶) ほん‐せい【本性】 〘 名詞 〙 =ほんしょう(本性)[初出の実例]「本性(ホンセイ)〈略〉経験ニ由ラズ教育ニ由ラズシテ生レナガラニ具備スル能力ヲ本性ト云フ」(出典:教育・心理・論理術語詳解(1885))[その他の文献]〔漢書‐匡衡伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「本性」の読み・字形・画数・意味 【本性】ほんせい 本来の性。︹子、性悪︺禮義積僞なるは、豈に人の本性ならんや。そ人の性なるは、堯・禹と・︵盗︶跖と、其の性一なり。 字通﹁本﹂の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「本性」の解説 本性 ほんしょう ?-? 鎌倉-南北朝時代の僧。 法相(ほっそう)宗。大和(奈良県)般若(はんにゃ)寺の住僧。元弘(げんこう)の乱(1331)で笠置(かさぎ)山にのがれた後醍醐(ごだいご)天皇が六波羅(ろくはら)の兵に攻囲された際,大石を敵中になげて多数を殺傷,寄せ手をしりぞけたという。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例