デジタル大辞泉 「根源」の意味・読み・例文・類語 こん‐げん【根源/根元/根原】 1物事の一番もとになっているもの。おおもと。根本。﹁腐敗政治の―を絶つ﹂﹁諸悪の―﹂ 2 物事の始まり。﹁紛争の―となる事件﹂﹁―をさかのぼる﹂ 3 本家。元祖。 ﹁お茶の湯の―とも言はるる秦野官翁に向かひ﹂︿伎・三十石艠始﹀ [類語]始まり・始め・起源・源・源流・本元・物種・温床・濫觴・源泉・根本・起こり・元・発端・端緒・嚆矢・糸口・緒・端・とば口・取っ掛かり・手掛かり・足掛かり・道を付ける 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「根源」の意味・読み・例文・類語 こん‐げん【根源・根元】 (一)〘 名詞 〙 (二)① 川などの流れのもととなる所。水源。みなもと。 (一)[初出の実例]﹁問二根源於岸口一、若レ出レ自二梨園一、出レ自二杏園一﹂(出典‥本朝麗藻︵1010か︶上・暮春侍宴左丞相東三条第同賦度水落花舞︿大江匡衡﹀) (三)② ある物事を成立させる一番もとのもの。おおもと。また、ねもと。根本。 (一)[初出の実例]﹁此の身罪の根元として、心の為にはあだ敵なれども﹂(出典‥発心集︵1216頃か︶七) (二)[その他の文献]︹謝霊運‐山居賦︺ (四)③ 事の起こり。物事の始まり。原因。理由。由来。 (一)[初出の実例]﹁頼治参、被レ問二根元一、不レ令レ申二子細一﹂(出典‥後二条師通記‐寛治四年︵1090︶一二月一〇日) (二)[その他の文献]︹詩経集伝‐大雅・桑柔︺ (五)④ 本家。元祖。 (一)[初出の実例]﹁かなでぜさいと書が根元﹂(出典‥雑俳・雲鼓評万句合‐寛延二︵1749︶) (二)﹁禁廷のお茶の根元(コンゲン)とも云はるる官翁に向ひ﹂(出典‥歌舞伎・三十石艠始︵1759︶四幕) (六)⑤ 男根︵陰茎︶をいう。 (一)[初出の実例]﹁右条々、堅可守之、若相背は或根元を切、或は死罪に可行之者也﹂(出典‥徳川禁令考‐前集・第五・巻四二・寛文一二年︵1672︶七月一一日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「根源」の読み・字形・画数・意味 【根源】こんげん 事物のもと。・韓〔符(の子)、書を城南に読む〕詩 潦(くわうらう)(にわか水)根源無し (あした)に滿つるも、夕に已に除(さ)る字通「根」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報