(読み)カ

デジタル大辞泉 「火」の意味・読み・例文・類語

か【火】[漢字項目]

 
   
1
︿
1 ()()
2 
3 使
4 使
5 
︿()()()()
︿
()()()()()()()()()()()()()()  
 

 
1
2 
3 
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5 
6 
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8 
9 
10 ()()
︿
11 
︿
[]
[]()()()()()()()()()()()()()()()  
 

 
1
2 ()()()()  
 

 
︿Il Fuoco6751  

ほ【火】

。多く他の語に付いて複合語をつくる。「かげ」「なか」「や」
伊邪那美いざなみの神は―の神を産みしに因りて」〈古事記・上〉

こ【火/箇】[漢字項目]

〈火〉⇒
〈箇〉⇒

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精選版 日本国語大辞典 「火」の意味・読み・例文・類語

ひ【火】

 

(一)  
(二) 
(一)() 
(一)[] () ()  (712)
(二)() 
(一)[]︿(10)
(三)() 
(一)[](1010)
(四)() 
(一)[](1422)
(五)() ()
(一)[](1782)
(六)() ()()
(一)[]()()(1718)
(三) (  ) 
(一)[]()(8)
(四) ()
(一)[](13)
(五) 
(一)[](10)
(六) 
(一)[]   ()  (8)
(七) 
(一)[]︿ ︿(1655)



 
 

 

(一)  
(二) 
(一)[]Qua()︿(160304)
(二)[]
(三) 
(四) 
(一)[](1212)
(五) 
(一)[] (1900)
(六) ()
(七) 
(一)[](706)
(二)[]
 

ふ【火】

  1. 〘 名詞 〙 「ひ(火)」をいう上代東国方言。→葦火(あしふ)

ほ【火】

  1. 〘 名詞 〙 ひ。多く「ほなか」「ほむら」「ほかげ」「ほくち」「ほや」などと熟して用いる。

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改訂新版 世界大百科事典 「火」の意味・わかりやすい解説

火 (ひ)


︿使

 

66

1 a 1︿︿︿1︿︿b c 22 使3 ︿4 56




 便使

 666

 1

 使綿

 便便便


︿殿

 ︿

 2︿︿

 ︿︿W.S.W.B.

6241225

 FackelSamhain1605115姿1Schiweschlawe

 ︿




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日本大百科全書(ニッポニカ) 「火」の意味・わかりやすい解説






人類と火


使4050()使()23()

 (1)(2)(3)(4)(5)(1)(2)(3)(4)(5)(5)()


火の二面性




 


火の起源神話

人間が火をどのようにして獲得したのかを説明する神話は多く、その内容もさまざまである。代表的な型として四つある。第一は神が人間に火を与えたとするものである。アフリカの民族集団のいくつかにこの種の神話があり、たとえばエチオピアのダラッサ人では、人間が神に火をねだったところ、神は死とともに火を与えてくれたという。第二はいわゆる盗火神話とよばれるもので、プロメテウスがゼウスのもとから火を盗んでくるギリシアの神話が代表例である。第三は体内型といわれ、神や人間や動物の体内から火が取り出されたとするものである。南米ガイアナのアロワーク人では、ある女性の女陰から火が出されたという。日本神話で伊弉冉尊(いざなみのみこと)から火神軻遇突智(かぐつち)が生まれ、そのとき伊弉冉尊は女陰を焼かれたという話もこれに類する。体内型はオセアニア、とくにメラネシアに多く分布し、やはり女性器から出現する神話が多いが、ほかに動物(とくに蛇)から火が取り出される話もある。そのほか、性行為によって火が出る神話も、ニューギニアのマリンド・アニム人などにある。この神話は発火法との関連がよくいわれる。第四は火獲得というより火神誕生の神話で、火神が親の神から生まれたとする。インドのアグニ神が代表例であるが、この類の神話では、北欧の「エッダ」のローキ神や『カレバラ』の火神のごとく、生まれるときに母神を焼き殺したり暴れ回ることが多く、日本の軻遇突智も一面ではこの型に入る。火の起源神話では、しばしば火の獲得とともに農耕や鍛冶(かじ)や土器づくりなどが人間にもたらされる。日本神話でも軻遇突智の出生の前後にそれらと関係する神々が生まれる。アフリカのドゴン人の神話では、鍛冶屋が火といっしょに穀物も盗んでくる。火の獲得が文化の発生であることを神話自身も語っている。また火とともに病気や死も人間界に導入されたとする神話も、プロメテウス神話をはじめ多い。

[板橋作美]

火神





火の儀礼


()()()()()


火と社会集団


鹿()5


清浄・不浄と火

火は聖なるもので、火にごみなどの不浄な物を投げ入れてはならないとする信仰は北アジアのブリヤート人やサハ人など多くにみられる。とくに女性の月経と出産の穢(けがれ)を嫌い、日本をはじめとしてその間火を別にすることが多い。ミクロネシアのヤップ島では月経中以外のときも女性の穢が移らないよう男は妻と別の炉を使って料理させた。これらには、火を穢さないという考えと、火は穢を伝染させるとする考えがうかがえる。しかし、他方で火は穢や災いを祓(はら)う力をもっているとする信仰も多い。ヨーロッパには浄火の考えが広くあり、火祭のとき以外にも人間や家畜が病気になると火を焚(た)き、その中を通ったり上を跳び越え、また灰を畑にまいたり、水に混ぜて飲んだ。火は魔女の害に対しても有効であり、それゆえ魔女は火刑にされた。このような清めの火は、火のもつ破壊力の象徴的利用である。さらに、同じ火でも神聖な火と穢れた火の2種があると考えることもあり、たとえば日本では、人間の統制下にある火は神聖だが、そうでない火、たとえば失火は穢であるとする考えが、『延喜式(えんぎしき)』(927成)の「失火の穢の有る者」という記述にうかがえる。

[板橋作美]

生殖力としての火

火が農作物に豊作をもたらし、家畜や人間の女性に性的豊穣(ほうじょう)を与えるとする考えも広くみられる。ローマの伝説には火によって処女が子をはらむ話がある。出産時に火を近くで燃やす習俗も多く、たとえばメキシコの高地マヤ人、アフリカの遊牧民コイ人、アイヌなどで行われた。婚礼時に花嫁が火の儀礼を受けることもよくある。モンゴルでは花嫁は道の両側に燃える火の間を通って婚家に入り、中の炉火に供物を捧げる。日本にも嫁が松明(たいまつ)の間を通り抜けたり、たき火をまたぐ入嫁儀礼がある。これらも火に性的活力を与える力があるとする信仰に基づいているのであろう。また火おこしの過程を性行為とみたてる民族も少なくない。生殖力、生命力としての火は、火の生産的側面の現れといえるであろう。

[板橋作美]

火の保存と更新





二種類の火


使使使


境・分離と媒介の象徴としての火

しばしば火はいろいろな意味における境を表す「しるし」として用いられている。火は時間的、空間的な境界で、日常と非日常の境目で、人と神、俗世と霊的世界の境で燃やされる。そして境に位置することによって、火は一方では何かと何かを分け隔て、他方では両者の媒介をなす。火は自然と文化を分ける。火は神と神を分ける。たとえば日本神話で火神軻遇突智(かぐつち)は伊弉諾(いざなぎ)と伊弉冉(いざなみ)を死別させる。火は神と人とを分ける。たとえばギリシア神話で火を盗んだプロメテウスはゼウスに人と神とを分けるよう命じられていた。火は人と人をも分ける。火はそれをともにする人々を結合させるが、そうでない人々を区別することにもなるからである。しかし、火は同時にそれらをふたたび媒介すると解釈することができる。たとえば火は神と人を結び付ける。火神は人間と神々との仲介者になり、日本のお盆の迎え火と送り火はあの世とこの世の橋渡しを行う。そもそも人間は火を媒介にして自然を利用している。このように火は分離と媒介の二面性をもつために、一方では火は穢を祓い、他方では穢を伝染させるといった二面性をもつのである。

[板橋作美]

『大林太良編『火』(1974・社会思想社)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「火」の意味・わかりやすい解説



fire

 
使50198188 142使 7000便使使調使使 7000使
使 () 使 180027 J.
 ()  () 44
1調使 ( 3000)  ( 1000) 使  

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百科事典マイペディア 「火」の意味・わかりやすい解説

火【ひ】

 
()()2  

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占い用語集 「火」の解説

 
 

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世界大百科事典(旧版)内のの言及

【かまど(竈)】より




 3

【原人】より

…遺跡に残された自然遺物の調査などによって,原人の生計活動は,野生植物の果実,種子,堅果,根茎や小動物などの採集と,各種の有蹄類や象などのような大動物の狩猟からなっていたことが明らかにされている。原人の文化の程度を示す重要な証拠に,火の使用の跡がある。とくに周口店第1地点の堆積層に残された厚い灰の層は,原人が長期にわたって火を管理し,しかもそれを調理に利用していたことを示している。…

【四大】より


4︿︿mahābhūta

【人類】より


使

【ゾロアスター教】より


Zoroaster︿︿

【火の神】より

…火自体を神格化した神または火を支配する神をいう。記紀神話には,伊弉冉(いざなみ)尊をやけどさせて殺した迦具土(かぐつち)神が火の神として登場する。…

【分家】より


()

※「火」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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