竜涎香(読み)リュウゼンコウ

デジタル大辞泉 「竜涎香」の意味・読み・例文・類語

りゅうぜん‐こう〔‐カウ〕【竜×涎香】

 
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りゅうえん‐こう〔‐カウ〕【竜×涎香】

りゅうぜんこう(竜涎香)

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改訂新版 世界大百科事典 「竜涎香」の意味・わかりやすい解説

竜涎香 (りゅうぜんこう)


ambergrisgoldengrayblack

 ambrein調residue note調

C13H22OC17H20OC13H20O

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百科事典マイペディア 「竜涎香」の意味・わかりやすい解説

竜涎香【りゅうぜんこう】

 
()C3(/0)H52O
 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「竜涎香」の意味・わかりやすい解説

竜涎香
りゅうぜんこう
ambergris

マッコウクジラの腸内に生成されるろう状物質で動物性香料の1つ。餌であるイカの嘴 (くちばし) からつくられた病的生産物ではないかとされている。重さ 50~5000gの不透明,灰白色の塊となって海上に浮遊する。アラキジン酸,エピコレスリンなどを含むが,芳香物質が1%ぐらい含まれる塊状固形物であり,アルコールなどによる溶剤抽出法で油状主成分を利用する。そのままでは芳香は少く,他の香料との配合により初めて芳香を放つ。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「竜涎香」の意味・わかりやすい解説

竜涎香
りゅうぜんこう

アンバーグリス

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世界大百科事典(旧版)内の竜涎香の言及

【マッコウクジラ(抹香鯨)】より

…脂皮は採油原料と食用に,肉は食用に,歯は工芸用に,千筋はテニスのラケット用として利用された。竜涎香(りゆうぜんこう)は本種の大腸からまれに出る病的生成物で香料原料となる。クジラ【粕谷 俊雄】。…

※「竜涎香」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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