論理学(読み)ロンリガク(英語表記)logic

翻訳|logic

デジタル大辞泉 「論理学」の意味・読み・例文・類語

ろんり‐がく【論理学】

 
使  

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精選版 日本国語大辞典 「論理学」の意味・読み・例文・類語

ろんり‐がく【論理学】

  1. 〘 名詞 〙 正しい思考過程を経て真の認識を得るために、思考の形式や法則を研究する学問。特に、記号論理学で、日常言語のあいまいさを避けるために、形式化された言語や計算によって、形式的論理を取り扱う学問。また、その書物。
    1. [初出の実例]「『ロジック』即ち論理学の分析法にかけねば成らぬ」(出典:明六雑誌‐二三号(1874)内地旅行〈西周〉)

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改訂新版 世界大百科事典 「論理学」の意味・わかりやすい解説

論理学 (ろんりがく)
logic




︿

 ︿

 

2︿︿︿︿︿︿

 ︿︿︿︿

 ︿



 ︿



 2使

 



 ︿︿12︿︿︿11︿︿︿︿︿︿

︿︿︿2︿︿

調



4

14︿MPSMSPMPS︿︿3︿

21314consequentia︿︿

 20使使

317A.P.1662退使使

417G.1847G.1879使B.A.W.A.N.191031

西nyāyahetu-vidyā256

 

 

 



 使1

︿︿︿︿︿︿5716︿︿︿2500

 7Śakarasvāmin17

綿

 16︿︿西logic︿

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「論理学」の意味・わかりやすい解説

論理学
ろんりがく
logic 英語
logique フランス語
Logik ドイツ語


4()

 西4019

 調


伝統的論理学




 SPSP()()SPSPSP使SPSP

 21SPMMSMPSMMPSPSMPMSPSPM256

 ABABABABBAABBAACBCABC

 abcabc19nP3P3(a,b,c)P2P2(,)


現代論理学


使使AA(A)ABAB(A)(B)使
  (A)(B):(((A))((B)))
  (A)(B):((A))(B)
使3+6=9xy使x+6=yxy使xyx+6=9xx+6=9x使x( )x(x+6=9)yx使使使x( ):(x(( )))x(y(x+y=0))x0yab()使ab使SPx((xS)((xP)))nPn(x1,,xn)1920()

 


インド論理学

インドの論理学は、祭式規定に関する聖典解釈学であるミーマーンサー(討究)の手段として出発し、普通は、「導く」という動詞から派生した「ニヤーヤ」(漢訳語で正理(しょうり))がそれを表す語として用いられるが、論理的吟味を表す「タルカ」という語が用いられることもある。ニヤーヤは、やがて聖典解釈学の枠から離れていき、正統バラモン主義の学問の一つとして独立の道を歩んだ。たとえば、カウティリヤの『実利論』(『アルタ・シャーストラ』)では、王の学ぶべき学問として、ベーダ聖典学、経済学、政治学と並べられている。こうして、紀元前後には、学問体系としていちおうの確立をみ、ニヤーヤ学派が誕生することとなった。この学派は、聖仙ガウタマを開祖とし、そのガウタマが著したと伝えられる『ニヤーヤ・スートラ』(現形のものは、紀元後2世紀前後から4世紀にかけて編纂(へんさん)されたもの)を所依(しょえ)の論典とした。この論典によれば、ニヤーヤが考察する対象は、知識手段、知識対象、疑惑、動機、実例、定説、論証肢、仮定を用いた吟味、決定、論議、論争、論詰、似非(えせ)理由、詭弁(きべん)、誤った非難、論議の決着の場面、以上の16項目であるとされる。これらの項目からもわかるように、ニヤーヤは、当初、論理学というよりも、実際に論議・論争を行う際のテクニックをも含む、広い意味での論証の学であったといえる。ただ、『ニヤーヤ・スートラ』に対するバーツヤーヤナ(4世紀)の注釈書『ニヤーヤ・バーシヤ』の序文によれば、他人のために推理を開陳する、五つの論証肢(主張、理由、喩例(ゆれい)、適用、結論)を用いた推論には、すべての知識手段(直接知、推理、類比、言語)が駆使されているので、この推論こそが「最高のニヤーヤ」であるとされる。たとえば、「(主張)音声は無常である。(理由)つくられたものであることのゆえに。(喩例)およそつくられたものは無常である。たとえば水甕(みずがめ)のごとし。(適用)これもまたしかり。(結論)ゆえにしかり。」という推論がそれにあたる。やがて議論は、この推論における理由の当・不当、そしてまた、喩例で示される、「つくられたものであること」と「無常であること」との二つの属性の間の遍充関係の確定、その理由と遍充関係と「音声」なる基体との関係について精緻(せいち)に行われるようになった。この議論の精緻化には、仏教論理学との論争が深くかかわっている。仏教論理学は、古くはアビダルマという教学研究のなかで鍛えられ、通常はヘートゥ・ビディヤーと称せられる。これは理由についての学問という意味で、漢訳語では「因明(いんみょう)」とされ、「医方明」などと並ぶ五明(ごみょう)の一つとされ、学僧の必須(ひっす)科目とされた。因明は、『倶舎論(くしゃろん)』の著者世親(せしん)(バスバンドゥ)などによって推進されていったが、5世紀に陳那(じんな)(ディグナーガ)が『プラマーナ・サムッチャヤ』(知識手段集成)などを著すに至って面目を一新し、理由(因)を緻密に分析し、推論を展開するには三つの論証肢だけで十分であることを論証した。あまりにも画期的な業績であったため、陳那以降の因明は新因明、それよりも前の因明は古因明とよばれた。陣那以降、仏教には、ダルマキールティ(法称(ほっしょう))などの優秀な論理学者が輩出したため、ニヤーヤ学派は、バーチャスパティミシュラ、ウダヤナが防戦に努め、また、同じ正統バラモン教の一学派であるミーマーンサー学派のクマーリラもこの論争に加わり、三者三つどもえの論戦の火花を散らした。この論戦にあたって、ニヤーヤ学派は、しだいに本来の所依の論典である『ニヤーヤ・スートラ』から離れ、姉妹学派であるバイシェーシカ学派の基体と属性の分析、関係論を基本とするようになった。13(14?)世紀にガンゲーシャが『タットバ・チンターマニ』(真理の如意宝珠(にょいほうじゅ))という大著を著してからは、この傾向は決定的なものになり、そのため、ガンゲーシャ以降は、学派名もナビヤ(新)・ニヤーヤ派とよばれるようになり、学匠たちはもっぱらガンゲーシャの著作の研究に励むこととなり、現在に至っている。

[宮元啓一]

『吉田夏彦著『論理と哲学の世界』(1977・新潮社)』

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百科事典マイペディア 「論理学」の意味・わかりやすい解説

論理学【ろんりがく】

 
logic19()
 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「論理学」の意味・わかりやすい解説

論理学
ろんりがく
logic

 
3 ( ) L.  

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世界大百科事典(旧版)内の論理学の言及

【アベラール】より

…《わが不幸の物語》がこれを語り,2人の間の往復書簡もある。《論理学》ではギヨームに見られる極端な実念論を排し,普遍的なものは精神の外ではなく内に,概念としてのみあるとした。これは実念論と唯名論のいわば中間のもので,のちに概念論conceptualismの名で呼ばれる。…

【ラムス】より

…1536年苦学して学んだパリ大学文学士資格試験に〈アリストテレスの言説はすべてこれ虚妄にほかならず〉という挑発的提題を掲げ,反論をすべて論破して二,三の学寮の教壇に立った。1543年相次いで発表した《論理学要綱》と《アリストテレス批判》,とくに後者はアリストテレスを詭弁家ときめつけ,真理探求に絶対の権威はありえないことを雄弁に論じている。学界の権威に対するこの挑戦のために,彼は一時教壇を追われたが,支持者もまた少なからず,51年王立教授団(コレージュ・ド・フランスの前身)の一員に任じられて哲学と修辞学を講じ,アベラール以来といわれる多数の聴講者を引きつけた。…

【主語・述語】より


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※「論理学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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