面山瑞方(読み)メンザンズイホウ

デジタル大辞泉 「面山瑞方」の意味・読み・例文・類語

めんざん‐ずいほう〔‐ズイハウ〕【面山瑞方】

 
16831769()()()()  

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精選版 日本国語大辞典 「面山瑞方」の意味・読み・例文・類語

めんざん‐ずいほう‥ズイハウ【面山瑞方】

 

(一)
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「面山瑞方」の意味・わかりやすい解説

面山瑞方
めんざんずいほう
(1683―1769)


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 20171019

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朝日日本歴史人物事典 「面山瑞方」の解説

面山瑞方

没年:明和6.9.17(1769.10.16)
生年:天和3.11.5(1683.12.22)
江戸中期の曹洞宗の僧。肥後(熊本県)の人。16歳で出家。のち江戸に出て宗統復古運動中の卍山道白などに謁見したが,損翁宗益に随い仙台泰心院に行き法を嗣いだ。相模(神奈川県)老梅庵,常陸(茨城県)東昌寺,肥後禅定寺,若狭(福井県)空印寺などに歴住。のち若狭永福庵に退棲した。面山は道元の祖風の宣揚に努めた学者で,50種余の著述がある。黄檗宗の影響を受けた月舟宗胡,卍山と異なり,反檗派の姿勢を明確にした。また懇切な解説により「婆々面山」と称される。<著作>『正法眼蔵渉典録』『訂補建撕記』<参考文献>鏡島元隆『卍山・面山』

(志部憲一)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「面山瑞方」の意味・わかりやすい解説

面山瑞方
めんざんずいほう

[生]天和3(1683).肥後
[没]明和6(1769).9.16. 京都
江戸時代後期の曹洞宗僧。 16歳で熊本流長院の遼雲に従って出家,江戸で卍山,損翁,徳翁らに教えを受け,のち損翁に従って仙台におもむき,印可を受けた。諸方に招かれて講席を開き,建仁寺西来庵で没。博学で,禅の宣揚に尽力し,卍山らとともに曹洞宗の中興と仰がれる。彼はしばしば伝統に対して批判的であり,その思想には合理主義的な特徴が認められる。主著『正法眼蔵渉典録』 (10巻) ,『僧堂清規行法鈔』。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「面山瑞方」の解説

面山瑞方 めんざん-ずいほう

1683-1769 江戸時代中期の僧。
天和(てんな)3年11月5日生まれ。曹洞(そうとう)宗。江戸で卍山(まんざん)道白,損翁宗益(そんのう-そうえき)にまなぶ。仙台で損翁の法をつぎ,肥後(熊本県)禅定寺,若狭(わかさ)(福井県)空印寺などの住職となった。道元の祖風復興につくし,「正法眼蔵渉典録」ほか多数の著述がある。明和6年9月17日死去。87歳。肥後出身。
【格言など】利を聞いて耳を洗い,名を見て両眼を覆う

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367日誕生日大事典 「面山瑞方」の解説

面山瑞方 (めんざんずいほう)

生年月日:1683年11月5日
江戸時代中期の曹洞宗の僧
1769年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の面山瑞方の言及

【正法眼蔵随聞記】より

…1651年(慶安4)にはじめて板本として世に出たが,そのときは,だれの書ともわからないが法理がすぐれているので版行したとさえ言われた。その後,面山瑞方(1683‐1769)が1758年(宝暦8)に序を書き,70年(明和7)になって刊行されたいわゆる《明和本随聞記》によって,懐奘の手になる嘉禎年間の記録であることが明らかになった。けれども,長らく中世における本書の伝承がわからないままであったが,1942年に愛知県長円寺において,いわゆる《長円寺本随聞記》が発見され,ここにはじめて室町期の《随聞記》の古体を知るにいたった。…

※「面山瑞方」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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