翻訳したモンゴメリ『翻訳のダイナミズム――時代と文化を貫く知の運動』が白水社より刊行中。古代~中世~近代にかけての翻訳の世界史を描く意欲作。
【白水社書籍案内】 【amazon.co.jp】
Furukawa, H. (2015). "De-feminised Sherlock Holmes' Woman: A Failed Attempt". META 60(2):333
→ 【書籍になりました】Furukawa et al (eds.) The Palgrave Handbook of Literary Translation, Palgrave Macmillan, 2018.
Alice in Translation project
ピッツバーグ大学の学生さんがデジタル人文学の授業で拙訳のアリスをテキストマイニング分析してくださったもの。原文のライムの多さが訳文ではオノマトペの多さに転じているらしいです。
学士論文の抜粋。中国語の翻訳について、書き下し文という「規範」を、吉川幸次郎が意識的に崩そうとしていったという話です。翻訳研究的には、「漢文」という「norm」の話だというとわかりやすいかも。PDFファイルです。
学士論文の抜粋。別宮貞徳の誤訳批評は、凡百の誤訳批判のものと何が違うのかを念頭に置きながら、その意味と結果を解説しています。注釈では、その欠点についても。ただの誤訳のあげつらいには意味がありません。PDFファイルです。
学士論文の抜粋。「直訳主義者」とされがちな野上豊一郎への誤解を解くために、その『飜譯論』を詳細に読んで解説した文章です。直訳か意訳かというレベルで翻訳論を読んでいては日本の翻訳研究の発展などありえません。PDFファイルです。
学士論文の抜粋。柴田元幸の訳文は、普通今ではお目にかかれないほどの純和文のようなものが多いのですが、それはどうして? というところを考えたもの。執筆当時、論のツメが甘かったという印象があります。PDFファイルです。