日頃よりヴァンジ彫刻庭園美術館をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 このたびヴァンジ彫刻庭園美術館/クレマチスガーデンは、2023年9月30日をもって閉館する運びとなりました。 これまで皆様にもお伝えしてきました通り、当館はこの場所を次世代につなぐことを目的に、2021年10月、静岡県に対して無償譲渡を含む支援の要請をいたしました。2022年12月26日から長期休館に入りましたが、要請してから本日に至るまで、美術館の存続に向けたクラウドファンディングやアンケートの実施、休館中の特別企画の開催など、出来る限りの取り組みや運営を続けてまいりました。静岡県への無償譲渡を含む支援の要請は現時点では結論に至っておりませんが、私共によるこれ以上の運営の継続が困難となり、9月30日をもって閉館とさせていただきます。 閉館に伴い、HPの更新ならびに問い合わせ窓口の対応は9月29日にて終了いたします
熱海を「日本一のアートの街」に。50組の現代美術家が参加する「ATAMI ART GRANT」がスタート都心からのアクセスも良い温泉リゾート・熱海。そのなかでも1、2の規模を誇る宿泊施設「ACAO SPA & RESORT(ホテル ニューアカオ)」が中心となり、アートプロジェクトを推し進めている。11月16日からは「ATAMI ART GRANT」と題したプログラムがスタート。約50組のアーティストによる作品を見ることができる。 日本屈指の温泉リゾートである熱海。ここがいま現代美術のプロジェクトで変わろうとしている。 熱海の地で1973年に赤尾蔵之助が開業したホテルニューアカオ(今年10月に「ACAO SPA & RESORT」に名称変更)。同ホテルが中心となり今年3月、熱海の魅力をアートで再発見することを目指したアートプロジェクト「PROJECT ATAMI」をスタートさせた。 ホテルニ
掛川の茶畑に輝くメタリック巨大バッタの強烈なイメージに曳かれ、作者である中嶋大道さんのアトリエを訪ねた。そこは一度見たら忘れられない「絶対印象」発信基地だったのだ。 1975年神奈川県生まれ。毒ライター。 普段は会社勤めをして生計をたてている。 有毒生物や街歩きが好き。つまり商店街とかが有毒生物で埋め尽くされれば一番ユートピア度が高いのではないだろうか。 最近バレンチノ収集を始めました。(動画インタビュー) 前の記事:セブン-イレブンの塩キャラメルモナカがかっこいい〜モナカアイス撮り比べ〜 > 個人サイト バレンチノ・エスノグラフィー 茶畑に映える巨大バッタの正体は? 数年前、静岡県掛川市を訪れた。目的は粟ヶ岳の山肌に貼り付く巨大な「茶」文字。全国有数の茶所として知られる掛川のシンボルである。 植栽文字ファン垂涎のでかい「茶」 遠目から眺めるだけでは飽き足らず文字の傍らまで行ってみたところ
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ガイドブックに頼らずに、地元の人にお薦めの場所を聞いて周る旅はたのしい。 どんなところにたどりつくか分からないドキドキと、地元の人しか知らないような情報が得られて嬉しいからだ。 今回やってきたのは、ウナギと餃子で有名な静岡県の浜松市。いったいどんな旅になるのだろうか。 ※これまでいろいろな場所で取材をした記事を読めば誰もが知ったかぶりできるはず。「知ったかぶり47」は、デイリーポータルZと地元のしごとに詳しいイーアイデムとのコラボ企画です。 愛知編:名鉄のナナちゃん人形の股を覗いてはいけない~地元の人頼りの旅 in 名古屋~ 鳥取編:まさか鳥取でうどんを食べるとは~地元の人頼りの旅in鳥取市~ 滋賀編:彦根の心霊スポットが本気で怖い~地元の人頼りの旅in滋賀県~ 宮城編:冷やし中華の元祖店では具を自分で乗せる~地元の人頼りの旅in宮城県仙台市~ 神奈川編:小田原にはトリックアートみたいな不
現代アートと茶会を組み合わせた、地域活性化イベント 先だって、静岡県掛川市で行われた現代アートフェスティバル「かけがわ茶エンナーレ」に行ってきた。 掛川では、地元の現代美術研究会のみなさんが中心になり、「現代アート茶会」というシリーズが約10年続いている。これは、元々、茶どころであり茶道の文化も根付いている掛川の特徴を活かし、現代アートと茶会を組み合わせて、地域活性化を図ろうというのが基本コンセプト。毎年、現代アートの作家に依頼して茶道具を制作してもらい、掛川城二の丸茶室などで茶会を催す、というものだ。 私が以前うかがったのは、現代アートの茶道具が7年分揃い、それらをすべて使って、夜咄(よばなし)の茶事をするという会だったが、道具を作った作家さんたちも参加し、なかなか素敵な催しだった。 こういった試みの継続があった上で、今回掛川地域の広い範囲で現代アートの展示やイベントを行う「茶エンナーレ
大井川鉄道(本社・島田市)の八つの無人駅を活用し、地域にゆかりのある作家8人が絵画や彫刻などの作品を制作、展示するイベント「アートコネクトシマダ 無人駅ルネッサンス」が17日、始まった。26日まで。 現代アートと地域の魅力を結び付け、地域を見直すきっかけにしてもらおうとNPO法人クロスメディアしまだ(大石歩真理事長)が企画した。 同市川根町の抜里駅では、建築家島田慎太朗さん(35)と造園家小柳津直二さん(36)が地元住民らと制作した造形作品を樹木の間につり上げた。作品は地元で伐採した竹を編んでまゆ玉を表現した長さ約4メートルの大作。養蚕業が盛んだったという抜里地区にちなんだ。島田さんは「カイコがふ化するように、この地域からも新しい変化を生み出せればという思いを込めた」と話した。 同市金谷の代官町駅のホームでは、藤枝市陶芸センター館長の前田直紀さんが陶芸作品を製作した。川根温泉笹間渡駅
演劇祭と名のつくイベントは日本中にあふれているが、静岡県舞台芸術センター(以下SPAC)の『ふじのくに⇄せかい演劇祭』のような成功例は稀だ。芸術総監督・宮城聰が中心になってプログラムする作品は、「超一流」ではあっても「権威」ではない、「話題」にはなっても「話題作り」ではない国内外の刺激的な作品たちで、GWにかかる開催期間中は全国から多くの観客が詰めかける。 今年の同祭のテーマは「さっ、出かけましょ! 空気を読まなくていい世界へ」。明るいトーンの呼びかけの裏には、昨今の日本に対する宮城の危機感が込められている。宮城と、同祭で初となる移動型の演劇作品『例えば朝9時には誰がルーム51の角を曲がってくるか知っていたとする』を作るアーティスト、鈴木一郎太と西尾佳織の三人に、空気を読まずにすくい取ろうとしている大切なことを聞いた。 僕も含めて芸術をやっている人は、どこか「世の中の役に立ってないかもしれ
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