違 法 な 複 製 を 防 止 す る た め 、 コ ピ ー ガ ー ド は 進 化 を 続 け る 。 し か し 、 新 し い コ ピ ー ガ ー ド が 開 発 さ れ る と 、 そ の 後 、 そ れ を 解 除 す る 技 術 も 必 ず と 言 っ て い い く ら い に 開 発 さ れ る の で 、 結 局 は い た ち ご っ こ に 陥 る 事 が よ く あ る 。 こ の 項 目 で は 、 現 在 実 用 化 さ れ て い る コ ピ ー ガ ー ド に つ い て 解 説 す る 。 過 去 に コ ン ピ ュ ー タ ソ フ ト ウ ェ ア に 使 用 さ れ て い た も の に つ い て は W a r e z に 詳 し い 。
映像信号などに使用されているコピーガードを以下に示す。
ブ ラ ン キ ン グ エ リ ア に 重 畳 さ れ た マ ク ロ ヴ ィ ジ ョ ン 方 式 の コ ピ ー ガ ー ド 信 号
マ ク ロ ヴ ィ ジ ョ ン 方 式 の コ ピ ー ガ ー ド 信 号 の 波 形
A P S ︵ A n a l o g P r o t e c t i o n S y s t e m ︶ と も 呼 ば れ る 。 ア ナ ロ グ 映 像 信 号 に か け る コ ピ ー ガ ー ド は 、 通 常 我 々 が 画 面 を 通 じ て 見 る 映 像 の 外 側 に あ る ブ ラ ン キ ン グ エ リ ア に か け ら れ る 。 従 っ て 、 テ レ ビ ・ モ ニ タ で 垂 直 同 調 の 調 整 機 能 が あ る も の で は そ の ブ ラ ン キ ン グ エ リ ア を 見 る こ と に よ っ て コ ピ ー ガ ー ド 信 号 を 見 る こ と が 出 来 る 。 右 図 中 の 1 が マ ク ロ ヴ ィ ジ ョ ン 信 号 、 2 が カ ラ ー ス ト ラ イ プ で あ る 。
米 ロ ヴ ィ 社 ︵ 旧 社 名 は マ ク ロ ヴ ィ ジ ョ ン 社 ︶ が 開 発 し た コ ピ ー ガ ー ド シ ス テ ム 。 こ れ が 記 録 さ れ た ビ デ オ ソ フ ト を V H S ビ デ オ デ ッ キ に ダ ビ ン グ し て も 、 ダ ビ ン グ さ れ た 映 像 は 極 端 に 明 る く な っ た り 、 暗 く な っ た り 、 或 い は 著 し く 垂 直 同 調 が 乱 れ た り し て 、 視 る に 堪 え が た い 画 像 に な る 。 原 理 的 に は 、 V H S ビ デ オ デ ッ キ に 搭 載 さ れ て い る 輝 度 処 理 回 路 の A G C ︵ 自 動 利 得 制 御 - 輝 度 入 力 信 号 の 利 得 ︵ g a i n ︶ を 自 動 調 整 し 、 適 切 な 輝 度 を 保 つ ︶ 機 能 を 誤 動 作 さ せ る 映 像 信 号 を 入 れ る こ と に よ り 引 き 起 こ さ れ る 。
多 く の テ レ ビ に は 、 A G C 回 路 が 無 い の で 映 像 が 乱 れ る こ と は な い と 言 わ れ て お り 、 ま た 、 そ う い っ た 理 由 か ら 市 販 D V D な ど の ソ フ ト の パ ッ ケ ー ジ に ﹁ D V D プ レ ー ヤ ー を ビ デ オ デ ッ キ 経 由 で テ レ ビ に 接 続 す る と 、 画 像 が 乱 れ る こ と が あ る の で 、 直 接 テ レ ビ に 接 続 し て く だ さ い ﹂ と 書 か れ て い る の だ が 、 テ レ ビ デ オ に つ い て は 、 一 部 の 機 種 で 入 力 さ れ た 映 像 が 乱 れ て 、 正 常 に 表 示 さ れ な い 場 合 が あ る 。
マ ク ロ ヴ ィ ジ ョ ン 方 式 の コ ピ ー ガ ー ド は 、 A G C 機 能 を 備 え る ビ デ オ デ ッ キ で な け れ ば 効 果 を 発 揮 す る こ と が 出 来 な い 為 、 H i 8 ・ 8 ミ リ ビ デ オ ・ ベ ー タ マ ッ ク ス 、 初 期 の 頃 の V H S 、 或 い は A G C 機 能 を 切 っ た 業 務 用 ビ デ オ デ ッ キ で は 、 コ ピ ー ガ ー ド が 働 か ず 、 そ の 他 、 過 去 に 発 売 さ れ た 製 品 の 中 に は 、 同 期 信 号 の 入 れ 替 え な ど に よ っ て 、 マ ク ロ ヴ ィ ジ ョ ン 方 式 が 無 効 ︵ 同 期 信 号 の 入 れ 替 え な ど に よ っ て 、 後 述 の ﹁ C G M S - A ﹂ も 無 効 に な る 場 合 が あ る ︶ に な っ て し ま う 録 画 機 も 一 部 存 在 す る 。 あ る い は ビ デ オ デ ッ キ 2 台 を RF ケ ー ブ ル 接 続 し た 場 合 も 、 無 効 に な る 場 合 も あ る 。
な お 、 日 本 に お い て は マ ク ロ ヴ ィ ジ ョ ン 方 式 の バ リ エ ー シ ョ ン 的 な も の も 存 在 し 、 例 え ば ﹁ 松 竹 方 式 ﹂ ﹁ シ ナ ノ 企 画 方 式 ﹂ と い っ た も の な ど も 存 在 し 、 当 時 と し て は 、 か な り 強 力 な ガ ー ド で あ り 、 古 い ビ デ オ デ ッ キ 利 用 や RF 接 続 程 度 で は 、 全 く 解 除 で き る も の で は 無 い ほ ど で 、 普 通 に 視 聴 し て い て も ノ イ ズ が 気 に な る と い う 苦 情 も あ っ た 。 そ う い っ た 理 由 で あ え て コ ピ ー ガ ー ド を 除 去 す る 装 置 を 利 用 す る AV マ ニ ア も 一 部 に 存 在 し て い た 。
も っ と も 、 最 近 の D V D レ コ ー ダ ー や BD レ コ ー ダ ー 等 は こ の マ ク ロ ヴ ィ ジ ョ ン 方 式 の コ ピ ー ガ ー ド 信 号 を 検 出 し た ら 、 自 動 的 に 録 画 停 止 に な る な ど の 動 作 を す る も の も 多 く な っ て い る が 、 上 記 で 述 べ た 同 期 信 号 を 入 れ 替 え る 一 部 の 製 品 を 経 由 し て 、 映 像 信 号 を 入 力 す る 事 で 、 D V D - R / RW / R A M 、 B D - R / R E 等 の メ デ ィ ア へ の 録 画 が 可 能 な 場 合 が あ る 。 波 形 モ ニ タ で 表 示 さ せ た マ ク ロ ヴ ィ ジ ョ ン 信 号 を 、 右 図 中 の 1 に 示 す 。
「カラーバーストコピーガード」とも呼ばれる。マクロヴィジョン規格の一部で、急速に変調したカラーバースト信号をビデオ信号に加えることによるコピーガード。前項の「マクロヴィジョン」と重複して掛けられることが多い。このコピーガードがかかったビデオソフトをVHSビデオデッキでダビングすると、録画した映像には細い横線が15本から25本、均等間隔で入る。「カラーストライプ」と呼ばれるのは、色の乗っている部分にのみこの縞模様が見られる為である。波形モニタで表示させたカラーストライプを右図中の2に示す。
「松竹方式」「シナノ企画方式」も含めた従来のマクロヴィジョン方式は全く通用しなかったHi8・8ミリビデオも、このカラーストライプだけには作動する。ただし、登場し始めた時期が遅かった(販売・レンタル共にDVDソフトへの移行が本格化し始めた時期だった)事もあり、この方式のコピーガードを映像信号に搭載したビデオソフトは少ない(2003年 に公開された映画『アドルフの画集 』のVHS版ソフト等)。今後一層、ビデオソフト版は製造・販売されないケースの顕著化が避けられない以上、この方式の存在がますます薄くなり、幻のコピーガード方式扱いされるものと思われる。
CGMS-A(Copy Generation Management System - Analog)
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映 像 信 号 に コ ピ ー 世 代 ・ コ ピ ー 可 否 の 管 理 情 報 を の せ 、 こ れ に 対 応 す る レ コ ー ダ ー に 相 応 の 動 作 を さ せ る と い う も の 。 こ れ に は 著 作 者 の 意 図 に 従 い ﹁ コ ピ ー フ リ ー ﹂ ﹁ コ ピ ー ワ ン ス ﹂ ﹁ コ ピ ー 禁 止 ﹂ な ど の 信 号 を 選 択 し て 付 加 す る こ と が 出 来 る よ う に な っ て い る 。 ア ナ ロ グ の 映 像 信 号 で は C G M S - A と し て 使 用 さ れ る 。 対 応 レ コ ー ダ ー の 基 本 動 作 と し て は 、 映 像 入 力 に ﹁ コ ピ ー ワ ン ス ﹂ の 信 号 が 乗 っ て い た 場 合 に は 、 媒 体 に 対 し ﹁ コ ピ ー 禁 止 ﹂ の 信 号 を 乗 せ て 記 録 す る と 言 う こ と で あ る 。 こ れ に よ り 、 ﹁ コ ピ ー 禁 止 ﹂ の 段 階 に あ る 映 像 ソ ー ス を H D D ・ D V D ・ BD ・ D - V H S レ コ ー ダ ー ︵ こ れ ら に 内 蔵 さ れ た V H S レ コ ー ダ ー を 含 む 。 通 常 は コ ピ ー 制 御 対 応 ︶ な ど で 録 画 し よ う と し て も 、 レ コ ー ダ ー 側 が 自 動 的 に 停 止 す る な ど し て 録 画 す る こ と が 出 来 な い 。
た だ し 、 あ く ま で レ コ ー ダ ー 側 の み の 機 能 に 依 存 す る た め 、 相 応 の 動 作 を し な い レ コ ー ダ ー だ っ た り 、 レ コ ー ダ ー と の 間 で そ の 信 号 が 除 去 、 あ る い は 改 竄 さ れ て し ま う 様 な 事 が あ れ ば 、 事 実 上 無 力 に な る 弱 さ を 持 つ 。 ア ナ ロ グ 記 録 方 式 の 家 電 レ コ ー ダ ー ︵ 従 来 か ら 存 在 す る ア ナ ロ グ V H S ︵ ノ ー マ ル V H S ・ S - V H S ・ W - V H S ︶ 、 8 ミ リ ビ デ オ 、 ベ ー タ マ ッ ク ス な ど ︶ に つ い て は 、 こ の 方 式 の コ ピ ー ガ ー ド 登 場 以 前 の 規 格 で あ る た め 原 理 的 に こ の 影 響 を 受 け る も の は 存 在 し な い [ 要 出 典 ] が 、 ア ナ ロ グ 入 力 ︵ S 端 子 、 R C A 端 子 ︶ の PC 用 キ ャ プ チ ャ ・ デ バ イ ス 機 器 ︵ 例 ‥ ア イ ・ オ ー ・ デ ー タ 機 器 製 G V - M V P シ リ ー ズ 等 ︶ や 、 後 期 の 8 ミ リ ・ H i 8 ビ デ オ カ メ ラ や 、 デ ジ タ ル ビ デ オ カ メ ラ ︵ m i n i D V ︶ 、 DV デ ッ キ 、 及 び ア ナ ロ グ 入 力 P D A 用 キ ャ プ チ ャ ー 機 器 ︵ シ ャ ー プ 製 M P E G - 4 ビ デ オ レ コ ー ダ ー C E - V R 1 ︶ で は 当 該 信 号 を 検 知 次 第 、 録 画 動 作 が 自 動 停 止 さ れ る 仕 組 み が 採 り 入 れ ら れ て い る 。
日 本 に お い て 地 上 波 と 衛 星 放 送 の デ ジ タ ル 放 送 ︵ I S D B ︶ [ 注 4 ] で 実 施 さ れ て い る コ ピ ー 制 御 は 、 こ の C G M S に よ り 制 御 さ れ て い る 。 放 送 開 始 当 初 は 、 一 部 の 有 料 放 送 を 除 き 、 C G M S - A の 内 容 は 、 ﹁ コ ピ ー フ リ ー ﹂ だ っ た が 、 2 0 0 4 年 4 月 5 日 か ら は 、 全 て の チ ャ ン ネ ル の 全 て の 番 組 が ﹁ コ ピ ー ワ ン ス ﹂ に 変 更 さ れ た 。 こ れ に よ っ て 、 多 く の 視 聴 者 か ら 反 発 の 声 が あ る ︵ 詳 し く は 、 ﹁ B - C A S ﹂ の 項 目 を 参 照 ︶ 。
な お 、 ダ ビ ン グ 10 の 施 行 後 に お い て も 、 各 種 対 応 機 器 で の C G M S - A に よ る コ ピ ー 制 御 の 仕 様 に は 変 更 が な く 、 ア ナ ロ グ 映 像 入 出 力 に 関 し て は 従 来 通 り コ ピ ー ワ ン ス 制 御 が 掛 か る 。 詳 細 は ダ ビ ン グ 10 を 参 照 。
デジタル映像信号にはさらに強力なコピーガードがかけられており、今後ともその種類・バリエーションが増えていくものと考えられる。代表的なものを以下に示す。
DTCP(Digital Transmission Content Protection)
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D T C P ︵ D i g i t a l T r a n s m i s s i o n C o n t e n t P r o t e c t i o n ︶ は 、 日 立 、 イ ン テ ル 、 パ ナ ソ ニ ッ ク 、 ソ ニ ー 、 東 芝 の 5 社 が 共 同 で 開 発 し 1 9 9 8 年 に 発 表 し た デ ジ タ ル 伝 送 用 の た め の 暗 号 化 技 術 。 5 社 が 開 発 し た こ と か ら ﹁ 5 C ︵ F i v e C o m p a n y 、 フ ァ イ ブ ・ シ ー ︶ ﹂ な ど と も 呼 ば れ る 。 I E E E 1 3 9 4 ︵ F i r e W i r e ・ i . L I N K ︶ 用 の D T C P - 1 3 9 4 や IP 用 の D T C P - I P ︵ D L N A で 使 用 ︶ な ど が あ る 。 機 器 ご と に ID を 持 た せ 、 公 開 鍵 暗 号 ま た は 共 通 鍵 暗 号 を 利 用 し て 相 互 認 証 し 、 双 方 で コ ン テ ン ツ 保 護 が 行 え る と 認 識 し あ え て 初 め て 録 画 ・ 再 生 が 可 能 に な る シ ス テ ム 。 認 証 出 来 る と レ コ ー ダ ー 側 に 復 号 用 の カ ギ を 持 た せ 、 映 像 デ ー タ な ど を 暗 号 化 し て 送 信 す る 。 C C I ︵ C o p y C o n t r o l I n f o r m a t i o n ︶ に よ っ て ﹁ C o p y F r e e ﹂ ﹁ C o p y O n c e ﹂ ﹁ C o p y N o M o r e ﹂ ﹁ C o p y N e v e r ﹂ の 4 つ の モ ー ド を 指 定 で き る 。 ま た 、 S R M ︵ S y s t e m R e n e w a b i l i t y M e s s a g e ︶ に よ り 不 正 機 器 の リ ス ト を 共 有 す る こ と が で き 、 不 正 機 器 の み を 排 除 す る こ と が 可 能 。 C G M S や S C M S の よ う に レ コ ー ダ ー 側 の 機 器 に 依 存 す る こ と は 無 く コ ン テ ン ツ 保 護 機 能 を 持 た な い 機 器 を 排 除 出 来 る 。 た だ し 、 極 め て 稀 で は あ る も の の 、 何 ら か の 不 具 合 で コ ピ ー プ ロ テ ク シ ョ ン が 正 常 に 機 能 し な い 場 合 も あ る 。
CSS(Content Scramble System)
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C S S ︵ C o n t e n t S c r a m b l e S y s t e m ︶ は 、 多 く の D V D - V i d e o ソ フ ト で 採 用 さ れ て い る コ ン テ ン ツ 暗 号 化 シ ス テ ム 。 映 像 コ ン テ ン ツ を 暗 号 化 し 、 そ の 暗 号 鍵 を 複 製 で き な い エ リ ア に 記 録 す る も の で 、 こ れ が 施 さ れ た ソ フ ト は パ ソ コ ン な ど で 単 純 に コ ピ ー し て も 暗 号 鍵 自 体 は 複 製 で き な い た め 再 生 で き な い 。 リ ア ル ネ ッ ト ワ ー ク ス 子 会 社 の D V D - V i d e o 再 生 ソ フ ト ウ ェ ア に C S S の 解 除 キ ー が 暗 号 化 さ れ ず に 埋 め 込 ま れ 、 こ れ を ノ ル ウ ェ ー の 当 時 16 歳 の 少 年 ヨ ン ・ レ ッ ク ・ ヨ ハ ン セ ン が 解 析 、 1 9 9 9 年 に C S S 回 避 ツ ー ル D e C S S を 開 発 ・ 公 開 し た 。 現 在 で は D e C S S と 同 種 の ソ フ ト ウ ェ ア が 多 数 イ ン タ ー ネ ッ ト な ど で 出 回 り 、 容 易 に C S S を 解 除 で き る よ う に な っ て し ま っ て い る 。
な お 、 日 本 に お い て は 、 現 在 の と こ ろ 、 ﹃ C S S の 位 置 づ け は ﹁ ア ク セ ス コ ン ト ロ ー ル 技 術 ﹂ で あ り 、 著 作 権 法 で 保 護 さ れ て い る コ ピ ー ガ ー ド に は 該 当 し な い ﹄ と い う の が 、 文 化 庁 文 化 審 議 会 の 見 解 で あ る [ 3 ] 。 そ の た め 、 2 0 1 2 年 6 月 20 日 に D V D な ど に 用 い ら れ る ﹁ C S S ﹂ な ど の 暗 号 型 技 術 を 、 著 作 権 法 上 の 対 象 と な る ﹁ 技 術 的 保 護 手 段 ﹂ に 追 加 す る D V D の リ ッ ピ ン グ の 違 法 化 を 盛 り 込 ん だ 著 作 権 改 正 法 案 が 可 決 さ れ て い る 。 こ れ に 伴 い 、 C S S 等 の 暗 号 型 の 保 護 技 術 を 回 避 し て の D V D の リ ッ ピ ン グ は 私 的 複 製 の 対 象 外 と な り 違 法 行 為 と な る ︵ た だ し 、 C S S 等 の 保 護 技 術 が 使 わ れ て い な い D V D の リ ッ ピ ン グ に つ い て は 、 改 正 後 も 従 来 と 変 わ り は な い ︶ 。 C S S を 回 避 す る プ ロ グ ラ ム ・ 装 置 を 提 供 す る こ と に つ い て も 規 制 さ れ 、 刑 罰 の 対 象 と な る [ 4 ] 。
著 名 な C S S 解 除 ソ フ ト を ア ッ プ ロ ー ド し て い た 者 を 著 作 権 法 違 反 で 検 挙 、 ま た 出 版 社 の 自 社 の ウ ェ ブ サ イ ト に C S S 解 除 ソ フ ト ダ ウ ン ロ ー ド 先 リ ン ク を 掲 載 し て い た 、 出 版 社 の 従 業 員 1 名 と 編 集 プ ロ ダ ク シ ョ ン の 従 業 員 2 名 も 、 著 作 権 法 違 反 の 幇 助 で 検 挙 さ れ た [ 5 ] 。
AACS(Advanced Access Content System)
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HD DVD ・Blu-ray Disc で採用されている。
韓 国 の セ テ ッ ク が 開 発 し た コ ピ ー ガ ー ド 。 A l p h a - R O M の D V D - V i d e o バ ー ジ ョ ン 。 専 用 デ ュ プ リ ケ ー タ ー で の 製 作 も 可 能 。
A l p h a - D V D は ユ ー ザ ー の PC に プ ロ グ ラ ム を イ ン ス ト ー ル す る 必 要 が な く 、 デ ィ ス ク 上 で 動 作 す る の で 作 業 プ ロ セ ス を 最 少 化 可 能 。
ソニーが開発した構造プロテクト。ここ最近でこのコピーガードを採用する映画DVDが増えてきている。一部のDVDプレイヤー(ソニー製のものも含む)を使っていると正常に再生できない不具合を起こした[6] ため、廃止するメーカーも出てきている。
Blu-ray Disc で採用されている。
視聴するにはインターネットで認証を行わなければならないプロテクト。起動時にDVDコピーソフトの起動を阻害しようとする。ケータイDVDが多い。
マクロヴィジョン社が開発したプロテクト。ARccOS同様、意図的にエラーとなる領域を記録しておくことで、コピー時の読み込みエラーを誘発させる。ユニバーサルピクチャーズ、ディズニー(ブエナ・ビスタ)、パラマウントのDVDに多い。ブエナ・ビスタ製のDVDで一部の古いDVDプレイヤーを使っていると正常に再生できない不具合を起こしたため、廃止するメーカーも出ると期待されていた。しかし、2011年の段階でもブエナ・ビスタは廃止しておらず、2009年6月2日のTBS導入、2011年1月18日のフジテレビ導入、2010年6月のポニーキャニオン導入など、採用するメーカーは増え続けている。
コピーすると本編ではなくジャンプする少年が映し出される。ユニバーサルやディズニー、ピクサーのDVDに施されている場合が多い。
User Operation Prohibitionsの略で、ユーザー操作禁止を意味する。これは、DVDの最初にある注意書きや予告などをユーザーがスキップしたり早送りしたりすることを禁止する機能である。
CPRM(Content Protection for Recordable Media)
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CPRM (Content Protection for Recordable Media)は、コピーワンス番組を録画するときに使われる方式である。詳細は当該記事を参照のこと。
CPPM(Content Protection for Prerecorded Media)
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CPPM(Content Protection for Prerecorded Media )は、再生専用メディアのコピープロテクト方式。原理的にはCPRMと同じである。主にDVDオーディオメディアに採用されており、日本においては同品質の複製は「コピー不可」となっている(アメリカでは「コピーワンス」で決着。ただし日本でも、CDレベルの品質に落として複製する場合は「コピーワンス」である)。
Blu-ray Disc やHD DVD では、CPRMやCPPMに比べ、より一層解除を困難にする、AACS などの新しいコピーガードをパッケージソフトなどで採用している。
コピー禁止フラグが立ててあるファイルや転送データはコピーすることが技術的に制限されていることを意味する。ただし、コピー禁止フラグ、は無反応機や無反応ソフトウェアによって無視される傾向にある。また、規制はあくまで民生機への実装のみであり、音楽・映像製作や映像編集に使われる業務用機・放送用機材においては、無視されるように作られている。前述のマクロヴィジョン方式などのアナログ方式の信号を検知したらそれをコピー禁止フラグとして取り扱う機器もある。
SCMS管理情報
CD-DA (一般的な音楽CD)のトラック情報(TOC)
MP3 のフレームヘッダの著作権ビット (CD-DAのTOCにあるビットと同じもの)
地デジにおけるダビング10 のCCIフラグ
S/PDIF のステータスビット
au携帯の着うたファイルにおけるuuidcpgd ATOM
地デジレコーダーの保存ファイル(SROファイル)における東芝ヘッダ
前述のマクロヴィジョン方式などのアナログ方式をフラグとして使う方法。
リ ー ジ ョ ン コ ー ド と は 、 D V D 及 び B l u - r a y D i s c を 再 生 す る こ と が 出 来 る 地 域 を 制 限 す る 地 域 コ ー ド の こ と で 、 再 生 し た い デ ィ ス ク と プ レ イ ヤ ー の コ ー ド が 一 致 し な け れ ば 再 生 す る こ と は 出 来 な い 。 日 本 の リ ー ジ ョ ン コ ー ド は D V D で は 2 、 B l u - r a y D i s c で は A と な っ て お り 、 特 定 の 地 域 で な い と 再 生 出 来 な い こ と か ら プ ロ テ ク ト の 一 種 と 言 え る 。 た だ し 、 一 部 の メ ー カ ー か ら は リ ー ジ ョ ン フ リ ー の プ レ イ ヤ ー が 発 売 さ れ て い る こ と も 事 実 で 、 海 外 旅 行 な ど が 多 い 映 画 フ ァ ン や 海 外 へ 転 勤 す る 日 本 人 な ど が そ の よ う な 製 品 を 購 入 す る 場 合 が あ る と い う 。 PC 側 の ソ フ ト ウ ェ ア 系 D V D プ レ イ ヤ ー は リ ー ジ ョ ン コ ー ド を 無 視 す る 傾 向 が 多 い 。 ま た 、 D V D の 場 合 は 映 像 の 記 録 方 式 を N T S C 、 P A L の ど ち ら か に 設 定 す る こ と で 物 理 的 に 一 部 の プ レ イ ヤ ー で 視 聴 を 制 限 さ せ る こ と も 可 能 。
な お 、 各 地 域 毎 の リ ー ジ ョ ン コ ー ド は 次 の 通 り で あ る 。
DVD
0 (ALL) 全世界で再生可
1 アメリカ・カナダ・世界の米領島嶼部
2 西欧諸国・中近東諸国・南アフリカ・レソト・スワジランド・日本・グリーンランド
3 東南アジア諸国・香港・マカオ・韓国・台湾・カンボジア・フィリピン・ミャンマー
4 オーストラリア・ニュージーランド・大洋州諸国・メキシコ・中南米諸国・西サモア・ミクロネシア
5 ロシア・旧ソ連諸国・エストニア・リトアニア・ラトビア・北朝鮮・モンゴル・アフガニスタン・南アジア諸国・アフリカ諸国
6 中国
7 未設定
8 国際航空航路など特殊用途
Blu-ray Disc
(リージョンフリー) 全世界で再生可
A 北米・南米・日本・朝鮮半島・台湾・東南アジア
B ヨーロッパ・アフリカ・中近東・オセアニア
C 中国・中央アジア・南アジア・ロシア・モンゴル
S/PDIF (カテゴリーコード)
20 日本
22 電子ソフトウェア送出
26 アメリカ
30 ヨーロッパ
HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)
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H D T V に 対 応 し た デ ジ タ ル AV 機 器 の な か に は 、 H D M I ( H i g h D e f i n i t i o n M u l t i m e d i a I n t e r f a c e ) 端 子 が 搭 載 さ れ て い る も の が 存 在 す る 。 こ の H D M I は 元 々 パ ソ コ ン と デ ィ ス プ レ イ を 接 続 す る た め の 標 準 規 格 と し て 広 く 採 用 さ れ た D V I ( D i g i t a l V i s u a l I n t e r f a c e ) が ベ ー ス と な っ て お り 、 広 帯 域 の デ ジ タ ル 信 号 を 伝 送 す る 事 が 可 能 で 、 伝 送 速 度 も 十 分 に 余 裕 を 持 っ て お り 、 H D T V を 支 え る 重 要 な 規 格 と 位 置 づ け ら れ た 。
そ れ ま で に も HD 信 号 の 伝 送 用 と し て D 端 子 が あ っ た が 、 伝 送 で き る の は 映 像 信 号 の み で 音 声 に つ い て は 別 途 ケ ー ブ ル が 必 要 だ っ た 。 そ れ に 対 し 、 H D M I な ら 1 本 の ケ ー ブ ル で 映 像 信 号 ・ 音 声 信 号 ・ コ ン ト ロ ー ル 信 号 が 伝 送 で き る 点 が メ ー カ ー 各 社 の 商 品 開 発 に お い て 評 価 さ れ た 。 H D M I は 2 0 0 4 年 5 月 に は V e r . 1 . 1 と な り 、 D V D オ ー デ ィ オ の 伝 送 も 可 能 に な り 、 更 に 2 0 0 5 年 8 月 に は 、 S A C D の 伝 送 が 可 能 な V e r . 1 . 2 と な っ た 。
し か し 、 著 作 権 保 護 の 観 点 か ら 鮮 明 な 情 報 を デ ジ タ ル 信 号 の ま ま 伝 送 で き る こ と が 問 題 と さ れ た 。 そ こ で 、 H D C P ( H i g h - b a n d w i d t h D i g i t a l C o n t e n t P r o t e c t i o n ) [ 7 ] と い う 方 法 が 採 用 さ れ た 。 H D C P は 、 映 像 再 生 機 器 か ら デ ィ ス プ レ イ な ど の 表 示 機 器 に デ ジ タ ル 信 号 を 送 受 信 す る 経 路 を 暗 号 化 し 、 コ ン テ ン ツ が 不 正 に コ ピ ー さ れ る の を 防 止 す る 著 作 権 保 護 技 術 ( コ ピ ー ガ ー ド ) の ひ と つ で あ る 。 し か し 、 2 0 1 0 年 9 月 に マ ス タ ー キ ー が 漏 洩 し て お り [ 8 ] [ 9 ] 、 暗 号 化 自 体 も 非 常 に 弱 い も の で あ る [ 10 ] た め 、 研 究 者 ら は H D C P に も は や 効 力 は な く 崩 壊 し て い る と 警 告 し て い る [ 9 ] [ 10 ] 。 そ の た め 、 4 k T V 対 応 機 種 で 必 須 と な る H D C P v e r . 2 . 2 に 規 格 が ア ッ プ デ ー ト す る ま で の 過 程 で 、 キ ー の 更 新 や セ キ ュ リ テ ィ の 強 化 が 図 ら れ て い る 。 ゲ ー ム 機 で は P S 4 P r o や X B O X O N E S で H D C P 2 . 2 が 強 制 的 に 採 用 さ れ た 。 一 部 の ゲ ー ム 機 で は 部 分 的 に H D C P を 切 る こ と も 可 能 だ が 、 D V D , BD , U H D B D お よ び 有 償 ス ト リ ー ミ ン グ ビ デ オ の 再 生 時 は H D C P が 強 制 的 に 有 効 化 さ れ 、 コ ン ソ ー ル の 電 源 ケ ー ブ ル を 直 接 遮 断 し な い 限 り は ず っ と H D C P が 入 り っ ぱ な し に な る 傾 向 に あ る 。
H D C P は 、 各 社 の D V I や H D M I な ど の デ ジ タ ル イ ン タ ー フ ェ ー ス の 暗 号 化 に 用 い ら れ て い る も の の 、 D 端 子 と い っ た コ ン ポ ー ネ ン ト 映 像 や S 端 子 等 の コ ン ポ ジ ッ ト 映 像 か ら 出 力 さ れ る ア ナ ロ グ 信 号 で は 、 デ ジ タ ル 信 号 の よ う な 暗 号 化 は 原 理 的 に 不 可 能 で あ り 、 ま た 、 コ ピ ー ガ ー ド を 加 え た と し て も 除 去 が 容 易 で あ る と 推 測 さ れ 、 ア ナ ロ グ 端 子 か ら の 出 力 で 作 品 の 海 賊 版 な ど が 作 ら れ る と 懸 念 さ れ た 。 そ こ で 、 BD や H D D V D で は 、 A A C S と い う 新 し い 規 格 で 、 HD 信 号 の 出 力 を 制 限 し た 。 こ れ に よ り 、 HD 画 質 の 映 像 を ア ナ ロ グ 出 力 で き る 機 器 の 製 造 と 新 規 販 売 が 全 面 禁 止 さ れ た 。
と こ ろ が 1 9 9 0 年 代 ま で に 発 売 さ れ た ア ナ ロ グ ハ イ ビ ジ ョ ン テ レ ビ や 、 旧 式 の ビ デ オ プ ロ ジ ェ ク タ ー な ど に は H D M I 端 子 が 搭 載 さ れ て い な い た め 、 こ れ ら の 機 器 で は H D T V 対 応 で あ る に も か か わ ら ず HD の 高 精 細 な 映 像 で は 楽 し め な い 事 に な っ て し ま う 。 こ の た め 、 旧 来 の AV フ ァ ン か ら 反 発 の 声 が 上 が っ た 。 そ こ で 、 対 象 機 器 が 一 般 的 に 5 〜 6 年 程 度 で 、 新 し い 機 能 な ど を 求 め て 新 機 種 に 買 い 替 え ら れ る な ど 、 消 費 者 の 動 向 を 根 拠 と し て 、 A A C S で は HD 画 質 で の ア ナ ロ グ 出 力 規 制 を 段 階 的 に 実 施 す る こ と と し た 。 ま ず 2 0 1 1 年 か ら ア ナ ロ グ 出 力 は SD 画 質 の み に 限 定 さ れ ( 2 0 1 2 年 か ら は 規 格 制 定 前 の 製 品 の 継 続 販 売 も 対 象 ) 、 そ し て 2 0 1 4 年 か ら は 、 既 存 製 品 の 中 古 品 を 除 き 、 ア ナ ロ グ 出 力 端 子 が 設 置 さ れ た 機 器 の 製 造 / 販 売 が 全 面 禁 止 に な る 。
な お 、 映 像 の 視 聴 が 目 的 で あ っ て も H D C P に 対 応 し て い な い H D M I ( ま た は D V I - D ) 入 力 端 子 付 テ レ ビ や モ ニ タ ー で は 映 像 が 映 ら な い 事 か ら 、 消 費 者 や 一 部 の ク リ エ イ タ ー の 中 に は 、 H D C P の 位 置 づ け は ﹁ ア ク セ ス 制 御 技 術 ﹂ で は な い か と い う 見 方 も あ っ た が 、 日 本 で は 2 0 1 2 年 の 著 作 権 法 改 正 で 、 暗 号 化 を 伴 う 技 術 的 保 護 手 段 と し て 、 こ れ を 回 避 し て の 複 製 が 私 的 複 製 の 対 象 外 と し て 違 法 行 為 に 当 た る と い う こ と が 明 文 化 さ れ た 。
COPP(Certified Output Protection Protocol)
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マ イ ク ロ ソ フ ト が 開 発 し た 著 作 権 制 御 技 術 で 、 著 作 権 制 御 を 行 う ア プ リ ケ ー シ ョ ン と G P U ド ラ イ バ と の 間 で 暗 号 鍵 の 交 換 を 行 う 。 不 正 な G P U ド ラ イ バ の 利 用 が で き な い よ う に し て い る 。
H y p e r - V を 有 効 に し て い る 場 合 、 A M D の G P U で C O P P が エ ラ ー と な る [ 11 ] 。
正確な名称は不明。2011年より順次導入され、AT-X やディスカバリーチャンネル 等で発生する、任意の視聴可能な映像フォーマットへの変換やその視聴を妨害する技術。手法としては、画像ES、音声ESに埋め込まれている同期信号とPCR同期信号の関係を意図的に妨害し、MPEG2 TSデコーダにバッファーアンダーフローを起こす事で録画視聴を妨害する。ARIB TR-B14/B15のみに準拠したチューナーでは、スカパー!がこの妨害を加えた番組の録画視聴を妨害される。放送局識別からスカパー! である事を検出しPCR同期からDTS同期に切り替える市販のチューナーはこの妨害を受けない。この問題は無反応機 と見なされる、ハードウエア・ソフトウエアで顕著である。ARIB TR-B15の規定があるBS波のスカパー!ではこの妨害は2014年現在見られない。アップリンク・ダウンリンクの全資産を単独一社で負担するCS NDチャネルのみであり、また全てのチャンネルで妨害されている訳ではない。
前 述 の 映 像 信 号 と は 異 な り 、 音 声 信 号 の 場 合 は 、 ア ナ ロ グ ケ ー ブ ル を 使 用 し て の 複 製 は 現 在 の と こ ろ 無 制 限 で あ る 。 こ こ で は 光 フ ァ イ バ ー ケ ー ブ ル を 用 い た り 、 パ ソ コ ン な ど を 用 い て 行 う デ ジ タ ル 方 式 で の 録 音 ・ 複 製 に つ い て 紹 介 す る 。
SCMS(Serial Copy Management System)
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SCMS (Serial Copy Management System)は、民生用のデジタルオーディオ機器(MD・DAT など)が装備するデジタルコピーの制御機構の1つ。詳細は当該記事を参照のこと。
HCMS(Hi-Speed Copy Management System)
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HCMS (Hi-Speed Copy Management System)は、民生用の高速録音が可能なデジタルオーディオ機器(MD・CD-R など)が装備するデジタルコピーの制御機構。詳細は当該記事を参照のこと。
コピーコントロールCD の項目を参照のこと。
Alpha-Audioは音楽CDに入っている音源ファイルの流出、ディスク自体の複製を防止するために開発されたソリューション。
セキュリティ強度によってタイプの設定が可能。
N E C の P C - 8 8 0 0 シ リ ー ズ か ら P C - 9 8 0 0 シ リ ー ズ が 全 盛 の こ ろ 、 ゲ ー ム デ ィ ス ク な ど で コ ピ ー ガ ー ド が 採 用 さ れ て い た 。 ゲ ー ム 開 発 メ ー カ ー が 独 自 に コ ピ ー ガ ー ド を 開 発 す る 場 合 も あ れ ば 、 コ ピ ー ガ ー ド 開 発 メ ー カ ー や メ デ ィ ア 複 製 会 社 が そ の 業 務 の 一 部 と し て 開 発 す る 場 合 も あ っ た 。 初 期 の 頃 は ガ ー ド も 緩 く 、 ユ ー ザ ー も コ ン ピ ュ ー タ の 知 識 の あ る 人 に 限 ら れ て い た こ と か ら 、 自 前 で ガ ー ド を 解 除 す る 人 も 居 た 。 初 期 の 頃 に 使 わ れ た 代 表 的 な 方 法 と し て は 以 下 の よ う な も の が あ る 。
● ト ラ ッ ク あ た り の セ ク タ 数 や セ ク タ サ イ ズ 、 ギ ャ ッ プ 長 な ど を 標 準 的 で な い も の に す る
● 故 意 に エ ラ ー セ ク タ を 挿 入 す る
● 通 常 使 え る 最 終 シ リ ン ダ よ り さ ら に 後 ろ に あ る ト ラ ッ ク ︵ オ ー バ ー ト ラ ッ ク と 呼 ぶ ︶ に 情 報 を 記 録 す る
OS に 付 属 す る デ ィ ス ク コ ピ ー コ マ ン ド で は 標 準 的 な フ ォ ー マ ッ ト の み が サ ポ ー ト さ れ て お り 、 こ の よ う な 初 期 の 頃 の コ ピ ー ガ ー ド で も コ ピ ー で き な か っ た 。 そ の た め 、 コ ピ ー ガ ー ド 解 除 と そ れ を サ ポ ー ト す る 専 用 ソ フ ト ウ ェ ア が 開 発 さ れ 、 パ ソ コ ン ソ フ ト の 販 売 店 の 一 部 で 販 売 さ れ る こ と と な っ た 。 当 初 の コ ピ ー ガ ー ド 解 除 ソ フ ト の メ ー カ ー は 、 コ ピ ー ガ ー ド も そ の ま ま コ ピ ー す る こ と で 複 製 す る オ ー ト モ ー ド の 強 力 さ で 競 争 を 行 っ て い た が 、 次 第 に ガ ー ド は き つ く な り 、 パ ソ コ ン の フ ロ ッ ピ ー デ ィ ス ク ド ラ イ ブ で は 再 現 不 可 能 な コ ピ ー ガ ー ド が 登 場 す る と 、 個 々 の ガ ー ド の 性 質 に 合 わ せ た フ ァ イ ラ ー あ る い は パ ラ メ ー タ と 呼 ば れ る サ ブ プ ロ グ ラ ム を 配 布 す る 形 式 へ と 変 化 し て い っ た 。
日 本 で は 単 一 メ ー カ ー で 開 発 製 造 さ れ て い た N E C P C - 9 8 0 0 シ リ ー ズ ︵ P C - 9 8 ︶ が パ ソ コ ン の 主 流 で あ っ た こ と か ら 、 フ ロ ッ ピ ー デ ィ ス ク に よ る コ ピ ー ガ ー ド が 広 く 行 わ れ て い た 。 上 述 の 手 法 以 外 に も 、 不 正 コ ピ ー を 防 ぐ た め 、 P C - 9 8 版 の ポ ピ ュ ラ ス の 例 で は 、 マ ニ ュ ア ル に 記 載 さ れ た 特 殊 な 記 号 と 英 数 字 を 紐 付 け る リ ス ト を 参 照 せ ね ば 、 起 動 認 証 を 通 過 で き な い 仕 組 み が 導 入 さ れ た が 、 認 証 自 体 を 行 わ な い よ う に プ ロ グ ラ ム 本 体 を 改 変 す る 仕 組 み の コ ピ ー ツ ー ル ︵ フ ァ イ ル マ ス タ ー な ど ︶ が 登 場 し 、 こ の 方 法 も 意 味 を な さ な く な っ た 。 そ れ と 前 後 す る 時 期 に 、 日 本 フ ァ ル コ ム が 、 コ ピ ー ツ ー ル が 物 理 フ ォ ー マ ッ ト 自 体 を 認 識 で き な い よ う デ ィ ス ク 面 に 特 殊 な 加 工 を 施 し た 新 た な コ ピ ー ガ ー ド を 採 用 し た が 、 そ れ も 京 都 メ デ ィ ア 社 が 開 発 し た 自 動 周 期 計 測 制 御 シ ス テ ム ︵ C バ ス 用 拡 張 ボ ー ド ︶ と 、 そ れ を 応 用 し た 玲 於 奈 98 ︵ ハ ー ド ウ ェ ア ・ デ ュ プ リ ケ ー タ ︶ に よ っ て 突 破 さ れ た 。 玲 於 奈 98 の 仕 組 み は あ ら ゆ る コ ピ ー ガ ー ド に 対 し て 万 能 で あ り 、 こ の 登 場 に よ り 、 フ ロ ッ ピ ー デ ィ ス ク に お け る 不 正 コ ピ ー を 防 ぐ こ と は 、 事 実 上 不 可 能 と な っ た 。
海 外 で は 最 低 限 の 互 換 性 だ け で 成 り 立 っ て い る I B M P C / A T 互 換 機 が 市 場 の 大 部 分 を 占 有 し て お り 、 極 め て 高 度 な 互 換 性 の 隙 を 利 用 し て い た コ ピ ー ガ ー ド そ の も の が 早 い 時 期 に 成 り 立 た な く な っ た 。 ま た 、 消 費 者 意 識 の 高 さ か ら 正 当 な ユ ー ザ ー に 不 便 を 強 い る コ ピ ー ガ ー ド に 批 判 が 多 く 、 デ ィ ス ク メ デ ィ ア に コ ピ ー ガ ー ド を 施 す こ と は あ ま り 普 及 し な か っ た 。 ま た 、 当 初 ハ ー ド ウ ェ ア の 差 異 の 垣 根 を 外 す こ と を 目 的 と し て い た W i n d o w s そ の も の も コ ピ ー ガ ー ド と の 相 性 が 悪 く 、 日 本 で も P C / A T 互 換 機 と W i n d o w s の 普 及 と 共 に フ ロ ッ ピ ー デ ィ ス ク へ の コ ピ ー ガ ー ド は 減 っ て い っ た 。
最 終 的 に 、 フ ロ ッ ピ ー デ ィ ス ク の コ ピ ー ガ ー ド を 解 除 す る ソ フ ト ウ ェ ア が 改 正 不 正 競 争 防 止 法 の 施 行 に よ り 違 法 な も の と な っ た が 、 フ ロ ッ ピ ー デ ィ ス ク そ の も の が 市 場 全 体 か ら 敬 遠 さ れ 始 め 、 事 実 上 終 息 し た 。
C D - R ド ラ イ ブ な ど は 大 変 高 価 ︵ 50 万 円 前 後 ︶ で 、 一 般 の 消 費 者 は 入 手 し に く か っ た 。 こ の た め 、 ゲ ー ム メ ー カ ー が 、 コ ピ ー 防 止 の た め C D - R O M な ど を 積 極 的 に 採 用 し て い た こ と も あ る 。 し か し 1 9 9 8 年 頃 か ら の C D - R ド ラ イ ブ の 急 速 な 普 及 に よ る 価 格 低 下 に よ り 、 価 格 に よ る コ ピ ー 抑 止 は 限 ら れ た 時 期 だ け の も の と な っ た 。
な お 、 ゲ ー ム デ ィ ス ク の コ ピ ー ガ ー ド が 作 動 し た 場 合 は 最 初 か ら 立 ち 上 が ら な い 、 オ ー プ ニ ン グ 画 面 か ら 進 ま な い 、 途 中 で 強 制 的 に ゲ ー ム オ ー バ ー に な る な ど の 他 に 、 ゲ ー ム 中 に N P C か ら コ ピ ー し た こ と を 指 摘 さ れ た り コ ピ ー 行 為 を 非 難 さ れ る 、 敵 に 絶 対 に ダ メ ー ジ を 与 え ら れ ず ゲ ー ム が 進 ま な い 等 、 開 発 者 の 遊 び 心 と 思 え る よ う な も の も あ る 。
セガサターン では、外周に記録されたコピーできない特殊フォーマット部分を読み取ることで正規品かどうかを判別する。特殊フォーマット部分より外側の記録面にSEGA のロゴがあったため、この方式はサターンリングと呼ばれた。
プ レ イ ス テ ー シ ョ ン の ゲ ー ム デ ィ ス ク に は 、 C D - R な ど で は コ ピ ー で き な い 領 域 が 内 周 に 記 録 さ れ て お り 、 こ れ を 読 み 取 る こ と で 正 規 品 か ど う か を 判 別 し て い る 。
こ の 機 構 が 判 明 す る と 、 こ の デ ー タ の パ タ ー ン を 常 に 送 出 す る チ ッ プ を 装 備 す る 手 法 が 出 回 る よ う に な っ た 。 そ の 為 ソ ニ ー ・ コ ン ピ ュ ー タ エ ン タ テ イ ン メ ン ト は 、 正 規 品 だ と 判 別 後 も 読 み 取 り に 関 係 な く 正 規 品 で あ る と い う 信 号 が 流 れ 続 け る と 、 今 度 は そ の 信 号 を 正 規 の も の で は な い と 判 断 す る 機 構 を 追 加 で 導 入 し た 。 こ の パ タ ー ン が 発 生 す る と 、 ゲ ー ム ソ フ ト の 起 動 が 停 止 し 、 画 面 上 に ﹃ 強 制 終 了 し ま し た 。 本 体 が 改 造 さ れ て い る お そ れ が あ り ま す 。 ﹄ の 文 字 と 斜 線 マ ー ク が バ ッ ク に 表 示 さ れ る 。 初 期 バ ー ジ ョ ン で は 、 強 制 終 了 さ れ る と 赤 い 手 の マ ー ク の み が 画 面 に 表 示 さ れ て い た こ と か ら 、 こ の 方 式 は レ ッ ド ハ ン ド プ ロ テ ク ト ︵ R H P ︶ と 呼 ば れ た 。
な お 、 初 期 の プ レ イ ス テ ー シ ョ ン 本 体 に は 、 未 改 造 に も 関 わ ら ず プ ロ テ ク ト に 引 っ 掛 か る 不 具 合 が あ る 。
ファミコン/スーパーファミコン/NINTENDO64
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フ ァ ミ コ ン や ス ー パ ー フ ァ ミ コ ン や N I N T E N D O 6 4 に は 、 海 賊 版 を 防 止 す る た め の C I C ︵ 英 語 版 ︶ チ ッ プ が 搭 載 さ れ て い た 。 フ ァ ミ コ ン や ス ー パ ー フ ァ ミ コ ン の C I C に は 特 殊 な ア ー キ テ ク チ ャ の S h a r p S M 5 9 0 / S M 5 9 5 が 使 わ れ て い た 。
ス ー パ ー フ ァ ミ コ ン で も 後 期 の ソ フ ト を 中 心 に コ ピ ー ガ ー ド が 存 在 し た ︵ ﹃ ス ー パ ー マ リ オ コ レ ク シ ョ ン ﹄ な ど ︶ 。 起 動 時 、 コ ピ ー 品 で あ る と 判 定 さ れ る と 、 ﹁ ビ デ オ ゲ ー ム の コ ピ ー は 法 律 で 禁 じ ら れ て い ま す ﹂ と い っ た メ ッ セ ー ジ が 表 示 さ れ 起 動 で き な い 。 た だ し 、 稀 に コ ピ ー 品 で な く て も 不 具 合 で 表 示 さ れ る こ と が あ る ︵ ﹃ ス ー パ ー ド ン キ ー コ ン グ ﹄ な ど ︶ 。
これらディスクメディア型のプロテクト方法は、新たなメディアの出現と、ソフトウェアのダウンロード販売の普及により、今後消えていく傾向が見受けられる。
ProRingが適用されているCD-ROM。線状の領域が確認できる
イーディーコントライブ が開発した日本産のプロテクト技術で、コンピュータソフトウェア倫理機構 が公認している技術。かつて「リングプロテクト(正式にはリングプロテック)」と呼ばれていたものとほぼ同様である。ディスクの記録面にあらかじめ無信号部分を作成し、エラーセクタとして認識させることで不正コピーを防ぐ。無信号部分が黒い線として視認できるのが特徴である。誤動作はほとんど無いが若干コピーされやすい。また、プロテクト領域には有用なデータを書き込めず、無信号部は1本につき40MBであるため、メディア中に使用できる容量が無信号部1本あたり40MB減ってしまうのも問題である。(無信号部分が2本、または4本のものも存在するため、2本なら80MB、4本なら160MBが使えなくなる)。
米 国 ・ M a c r o v i s i o n ( 現 ロ ヴ ィ ) が 開 発 し た パ ソ コ ン 向 け C D - R O M 用 プ ロ テ ク ト 。 デ ィ ス ク 上 に 故 意 に エ ラ ー セ ク タ を 挿 入 し 、 読 み 込 み 時 に そ れ を チ ェ ッ ク す る こ と に よ り 正 規 品 を 見 分 け る ︵ デ ィ ス ク の コ ピ ー 時 に は も っ ぱ ら エ ラ ー セ ク タ を 補 正 し よ う と す る の を 利 用 ︶ 。 CD の A T I P 情 報 を 読 み 込 み 、 C D - R O M と C D - R / R W を 判 別 す る 仕 組 み も 途 中 で 組 み 込 ま れ た 。 複 製 を 防 止 す る 能 力 は 高 い が 、 正 規 品 を コ ピ ー 品 と 間 違 え る 、 い わ ゆ る 誤 動 作 の 発 生 率 も や や 高 い 。 プ ロ テ ク ト 解 除 技 術 向 上 に 合 わ せ バ ー ジ ョ ン ア ッ プ を 重 ね て い る 。
セ キ ュ リ テ ィ 上 の 問 題 が あ り 、 W i n d o w s 1 0 上 で は 、 S a f e D i s c を 採 用 し た タ イ ト ル は 動 作 し な い [ 12 ] 。
韓 国 ・ S E T T E C 社 が 開 発 し た パ ソ コ ン 向 け C D - R O M 用 プ ロ テ ク ト 。 デ ィ ス ク 上 に 故 意 に 重 複 し た セ ク タ を 設 置 し 、 そ の セ ク タ が あ る か ど う か で 正 規 品 を 見 分 け る ︵ 重 複 し た セ ク タ の ア ド レ ス や 内 容 は コ ピ ー さ れ な い ︶ 。 セ ク タ の 重 複 が な け れ ば デ ー タ と し て も 破 損 し て い る 。 2 0 0 3 年 1 月 ︵ 日 本 導 入 ︶ 以 前 の バ ー ジ ョ ン は 一 部 ド ラ イ ブ メ ー カ ー の ド ラ イ ブ で 高 い 誤 動 作 率 を 出 し た ︵ こ の 誤 動 作 は 、 開 発 元 の 韓 国 、 お よ び 日 本 国 内 の 研 究 室 で は ほ と ん ど 使 用 さ れ て い な か っ た メ ー カ ー の ド ラ イ ブ で 発 生 し た 。 特 に パ ナ ソ ニ ッ ク 製 で 発 生 し 、 ピ ッ ク ア ッ プ 開 始 エ リ ア が 丁 度 エ ラ ー セ ク タ の 場 所 か ら 開 始 し て い た た め ︶ 。 し か し そ れ 以 降 の バ ー ジ ョ ン は さ ほ ど 多 く な く 強 度 が 強 い 。 こ の た め 美 少 女 ゲ ー ム 界 で は も っ と も 普 及 し て い る 。 し か し こ の プ ロ テ ク ト を 採 用 し た CD は 構 造 上 C D - R O M 規 格 か ら 外 れ て い る の で は な い か と の 指 摘 も あ る 。
2 0 1 2 年 12 月 、 W i n d o w s V i s t a の 3 2 b i t 版 の セ キ ュ リ テ ィ ア ッ プ デ ー ト に よ り 、 A l p h a - R O M 採 用 タ イ ト ル の 一 部 が 実 行 時 エ ラ ー を 起 こ す よ う に な っ た た め 、 S E T T E C は W i n d o w s U p d a t e の 更 新 プ ロ グ ラ ム で あ る K B 2 7 7 9 0 3 0 、 K B 2 7 5 8 8 5 7 、 K B 2 7 5 3 8 4 2 、 K B 2 7 6 1 4 6 5 の 4 つ を 削 除 す る こ と で 動 作 す る と 解 決 方 法 を 提 示 し た 。 こ れ に よ り ゲ ー ム は 動 作 す る が 、 リ モ ー ト か ら の シ ス テ ム 制 御 を さ れ る 可 能 性 の あ る 脆 弱 性 が 修 正 さ れ な い 。 特 に M S 1 2 - 0 7 7 ︵ K B 2 7 6 1 4 6 5 ︶ を ア ン イ ン ス ト ー ル す る と J a p a n V u l n e r a b i l i t y N o t e s ︵ J V N ︶ の C o m m o n V u l n e r a b i l i t y S c o r i n g S y s t e m ︵ C V S S ︶ 評 価 に お い て 最 大 値 が 10 の と こ ろ 、 9 . 3 と い う 深 刻 な 脆 弱 性 を 残 す こ と に な り セ キ ュ リ テ ィ 面 で 問 題 が 残 る [ 13 ] [ 14 ] [ 15 ] [ 16 ] 。
ま た 特 許 の 保 有 に よ り プ ロ テ ク ト を 再 現 可 能 な 状 態 で バ ッ ク ア ッ プ し た り プ ロ テ ク ト を 回 避 し た り す る の は 違 法 と さ れ て き た が 、 2 0 1 4 年 に 特 許 権 利 抹 消 済 [ 17 ] と な っ た こ と に よ り 、 違 法 で は な く な っ た 。
S a f e D i s c 同 様 、 セ キ ュ リ テ ィ リ ス ク に な り 得 る た め W i n d o w s で は 動 作 不 能 と な っ た 。
MPOとthe Thales Groupによって開発された、Alpha-ROMの元になったプロテクト。Alpha-ROMと違い二重セクタしかない。
ハドソン と日本ビクター が共同開発した国産プロテクト[18] 。重複セクタと、断続的に配置された欠落セクタを用いることで不正コピーを防ぐ。
Suncarlaが開発したコピープロテクト。ディスクの記録密度をチェックし正規品であるかを判定する。
Star Force社が開発したパソコン向けCD-ROM/DVD-ROM用コピープロテクト。そのほとんどは起動もしくはインストール時にシリアルIDを入力する。起動時にディスクの記録密度により、正規品であるかチェックする。ドライブに負荷を与えることや誤作動が多く、問題点が多い。競合技術の多くがWindowsのセキュリティリスク対策として使用不可となる中で、Star ForceはWindows 10まで対応している[19] 。
S o n y D A D C が 開 発 し た プ ロ テ ク ト シ ス テ ム 。 デ ー タ ト ラ ッ ク の サ ブ チ ャ ネ ル へ の 認 証 用 デ ー タ の 書 き 込 み や 、 デ ー タ 領 域 の 記 録 密 度 の 変 更 に よ る 特 殊 構 造 の 生 成 な ど 、 複 数 の テ ク ニ ッ ク が 組 み 合 わ せ て 使 用 さ れ て い る 。 最 新 バ ー ジ ョ ン で は 、 オ ン ラ イ ン に よ る 認 証 シ ス テ ム に も 対 応 し て い る 。
た だ し 、 バ ー ジ ョ ン に よ っ て は 実 装 が 非 常 に 雑 で プ ロ テ ク ト の 動 作 そ の も の に 対 す る 考 慮 が 甘 く 、 S C S I や I E E E 1 3 9 4 a 接 続 の ド ラ イ ブ を 使 用 し て い る 場 合 に 、 バ ス ロ ッ ク を 引 き 起 こ し て OS や H D D を 巻 き 込 ん で ク ラ ッ シ ュ を 起 こ す 場 合 が あ る 。 例 え ば S e c u R O M 5 - D V D が 使 わ れ て い る e l f の 下 級 生 2 W i n d o w s 版 に お い て 、 そ の 挙 動 が 確 認 さ れ て い る [ 20 ] 。
セ キ ュ リ テ ィ 上 の 問 題 が あ る た め 、 W i n d o w s 1 0 上 で は 、 2 0 0 3 年 か ら 2 0 0 8 年 の S e c u R O M を 採 用 し た タ イ ト ル は 動 作 し な い [ 12 ] 。
コンピュータソフトウェアに多く使用されているもの
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ソフトウェア自体は、プロダクトIDなどでインストール制限しても、ハードディスクにコピーされたソフトウェアはコピーすることが可能であるため、今では、バックアップコピーも考慮して、インストールの制限、プログラムファイル自体のメディアのコピー制限は行わない。
ソフトウェアが正当なユーザーに使用されているかどうか確認するために、ソフトウェアを起動するときに複製が困難なライセンス(ドングル・アクティベーションコード)で認証する。ソフトウェア本体にそのライセンスが正当なものであるかをチェックするルーチンを備えているため、そのプログラムをソースコード解析(クラッキング)により、改変することでその認証を無効化することが可能である。そのためBtoB向けに使用される有名なドングル(アラジン社 HASP など)では、アンチクラッキング技術を提供するバイナリレベルでのプログラムラッピングツールを提供している(いわゆるコピープロテクト仕様に変換する)。これを使用すれば、プログラムの改変も検知可能であり、デバッガ、メモリダンプなど一般的なクラッキング手法からも守られる。
USB ・ADB ・パラレルポート などに『ドングル 』と呼ばれる専用のハードウェアを装着することにより、保護対象のプログラムの使用を許可する方法である。この方法も、ソフトウェアのコピー・インストールを可能とした上で、ドングルによりライセンスを認証することで、ソフトウェアの無制限な使用・利用を阻止することができる。ただし、ドングルが故障・破損したり、ドングルそのものを紛失してしまった場合には起動が不可能になる。ソフトウェアベンダーごとに異なる複製困難なライセンス(ハードウェア)であることに価値があるため、専用ハードウェアの設計・製造におけるセキュリティ技術力が必要で、ハードウェアの費用が比較的高い。またソフトウェア開発キットに付属のラッピングツールは、クラッキングに対する耐性を強化する機能を提供している。
アクティベーション とは、ソフトウェア導入時、ソフトウェアの初回起動時などにシリアルナンバー や導入マシンのハードウェア情報から一意に特定できるナンバーを発行し、そのナンバーに従ったコードをインターネットや電話経由で伝えることによって、特定のマシンのみでソフトウェアの使用を許可するプロテクトのことである。Windows XP やWindows Vista などがその代表例である。ライセンス取得後、ソフトウェアが起動すると、保護されたプログラムは、使用許可したPCで実行されているかを確認する。従来は電話・FAX・メールなどで、ライセンスの発行を行っていたが、ダウンロード販売・ライセンスのみの販売などCD・DVDなどを使わないメディアレスなソフトウェア提供が増えていることを背景に、最近ではインターネットを通じたライセンス認証が主流。
取 扱 説 明 書 ︵ マ ニ ュ ア ル ︶ な ど を 参 照 し 、 そ こ に 印 刷 さ れ て い る 文 字 ︵ シ リ ア ル ナ ン バ ー な ど と 呼 ば れ る 数 桁 の 英 数 字 が 多 い ︶ の 入 力 を 求 め 、 正 し い 入 力 が な い 場 合 に は 動 作 を 制 限 す る と い う 、 取 扱 説 明 書 の 複 製 コ ス ト 面 で コ ピ ー 意 欲 を 削 ぐ も の で あ る 。 PC 黎 明 期 に は い く つ も 見 ら れ た [ 21 ] 。
取 扱 説 明 書 そ の も の に コ ピ ー ガ ー ド を 施 し た も の も あ る ︵ 例 ‥ 白 黒 コ ピ ー 機 で 判 別 が 困 難 に な る 色 の 組 み 合 わ せ を 使 用 す る ︶ が 、 そ う し た プ ロ テ ク ト が 正 常 に 作 用 す る か は 、 そ の コ ピ ー 機 次 第 で あ る 。 た だ し 、 カ ラ ー コ ピ ー し た 場 合 や 、 手 入 力 で そ の 文 字 を イ ン タ ー ネ ッ ト に 流 出 さ せ た 場 合 に は 、 そ う い っ た 工 夫 も 意 味 を 成 さ な い 。 オ ン ラ イ ン ソ フ ト の シ ェ ア ウ ェ ア で も 広 く 用 い ら れ 、 こ の 場 合 は 電 子 メ ー ル を 通 し て 入 力 す べ き 文 字 を 伝 え る よ う に な っ て い る 。
起動時にライセンス違反であることを明示し、心理的に使用意欲を削ぐ事を試みたり、正規ユーザーへの転換を喚起するもの。
特定のディスクを挿入しないと、ソフトウェアが起動できないようにする方式。ソフトウェアのインストールディスクを流用する場合が多い。
本来の機能の一部あるいは全部を利用できなくすることで、正規ユーザーへの転換を喚起するもの。
昔のゲームには、ストーリーがある程度進んだ段階で村人が「改造だろ」としか言わなくなり話が進まなくなったり、もしくはバッドエンドの一つとして「主人公が不正コピーをしていることがばれる」といった展開があったり、さらには本編がクリア不可能なほどに難しくなる(敵が核ミサイルを乱射してくる等)などといったお遊び的な要素が含まれていることもある。
紙 幣 、 一 部 の 公 文 書 や 定 期 券 な ど 、 複 製 や 走 査 ︵ ス キ ャ ン ︶ な ど で 取 り 込 ん で の 偽 造 が 問 題 に な り え る 紙 メ デ ィ ア に は 、 ホ ロ グ ラ ム や 特 定 の パ タ ー ン ︵ 線 幅 が 細 か い た め 意 図 的 に モ ア レ が 出 や す い 、 コ ン ト ラ ス ト が 変 化 す る と 潜 在 化 し て い た 模 様 が 顕 在 化 す る な ど ︶ を 配 す る こ と に よ っ て 、 偽 造 を 困 難 に さ せ る 機 構 が 導 入 さ れ て い る 。 特 に 紙 幣 に は 、 紙 の 厚 さ や 質 を 変 え て 光 に か ざ す と 特 定 の 模 様 が う か び あ が る ﹁ 透 か し ﹂ と い う 偽 造 防 止 技 術 が 使 わ れ て い る 。 ま た 、 ス キ ャ ナ で は 検 出 し に く い 特 定 の 蛍 光 色 イ ン ク を 使 っ た 印 刷 技 術 が 、 日 本 の 全 て の 紙 幣 に 導 入 さ れ て い る 。 そ の 他 、 詳 細 は 紙 幣 # 偽 造 防 止 技 術 の 項 を 参 照 の こ と 。
印 刷 物 に 人 間 の 目 に は 見 え な い 、 ま た は 気 に な ら な い 程 度 の 特 定 の パ タ ー ン を 埋 め 込 み 、 コ ピ ー 機 側 で そ れ を 読 み 取 る こ と で コ ピ ー を 禁 止 す る 技 術 な ど も あ る 。 元 と な る 偽 造 検 出 技 術 を オ ム ロ ン が 開 発 し た 、 ユ ー リ オ ン と 呼 ば れ る 紋 様 は 5 つ の 点 の 配 置 パ タ ー ン か ら 構 成 さ れ 、 お も に 各 種 紙 幣 な ど こ の 紋 様 が 含 ま れ て い る 画 像 を ス キ ャ ン し よ う と す る と 、 コ ピ ー 機 が 動 作 を 停 止 す る 。 ま た A d o b e P h o t o s h o p な ど の 画 像 編 集 ソ フ ト に お い て は 、 印 刷 動 作 が 禁 止 さ れ る な ど の 制 限 が か か る 。
紙 メ デ ィ ア の コ ピ ー ガ ー ド の 一 例 と し て 、 コ ン ビ ニ エ ン ス ス ト ア な ど で 発 券 さ れ る 乗 車 券 や 入 場 券 、 一 部 の 自 治 体 が 発 行 す る 書 類 な ど に は 、 複 写 機 で コ ピ ー を 取 る と 、 コ ピ ー の 方 に “ 複 写 ” や “ 無 効 ” な ど の 文 字 が 現 れ る よ う な 仕 掛 け を 設 け て い る 場 合 が あ る 。 こ れ は 白 と 黒 で 表 現 し た 中 間 調 の 地 に 白 と 黒 の 中 間 色 で 文 字 を 埋 め 込 ん で も ︵ 逆 の 組 み 合 わ せ で も 良 い ︶ 、 人 間 の 目 で は 識 別 で き な い が 、 一 般 の コ ピ ー 機 の γ 特 性 が 人 間 の 視 覚 と は 違 う 為 に コ ピ ー を と る と 埋 め 込 ん だ 文 字 が 見 え る よ う に な る 為 で あ る 。 従 っ て 、 厳 密 に γ 特 性 を 管 理 し て い る 複 写 機 や 、 ス キ ャ ナ と カ ラ ー プ リ ン タ の 組 み 合 わ せ で は 埋 め 込 ん だ 文 字 は 現 れ な い 場 合 が あ る ︵ こ の 脆 弱 性 は 消 費 者 金 融 業 者 に は 広 く 知 れ 渡 っ て お り 、 住 民 票 の 偽 造 を 行 っ た と し て 摘 発 さ れ た 業 者 も あ る ︶ 。