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「バトル・ロワイアル」の版間の差分

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『'''バトル・ロワイアル'''』({{fr|Battle Royale}})は、[[高見広春]]の[[小説]]、およびそれを原作とした[[漫画]][[映画]]作品。中学生達が殺し合いを強いられるという設定。第5回[[日本ホラー小説大賞]]候補作。

『'''バトル・ロワイアル'''』({{fr|Battle Royale}})は、[[高見広春]]のホラー[[小説]]、およびそれを原作とした[[漫画]][[映画]]作品。中学生達が殺し合いを強いられるという設定。第5回[[日本ホラー小説大賞]]候補作。



略称は「'''バトロワ'''」「'''BR'''」。「バトル・ロワイ'''ヤ'''ル」は誤記。

略称は「'''バトロワ'''」「'''BR'''」。「バトル・ロワイ'''ヤ'''ル」は誤記。

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== 作品の成立 ==

== 作品の成立 ==



第5回[[日本ホラー小説大賞]]の最終候補に残ったものの、[[荒俣宏]]、[[高橋克彦]]、[[林真理子]]ら審査員からは、「非常に不愉快」「こういう事を考える作者が嫌い」「賞の為には絶対マイナス」など多くの不評を買い、受賞を逃す{{sfn|バトル・ロワイアル研究委員会|2000|p=91}}。審査員の1人[[林真理子]]の回想によると、審査員らは純粋に作品の完成度を評価したに過ぎず、一方で出版社が落選させられたこと自体を売りにするであろうことも予想していた<ref>林真理子『夜ふけのなわとび』「わからんちん」157-161ページ</ref><ref>{{Cite web|url= http://showtime-blog.blog.drecom.jp/monthly/200406/ |title= 林真理子 |website= showtime's blog |date= 2004-06-30 |accessdate= 2020-10-30 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20071017045952/http://showtime-blog.blog.drecom.jp/monthly/200406/ |archivedate= 2007-10-17 }}</ref>。


5[[]][[]][[]][[]]{{sfn||2000|p=91}}1[[]]<ref>157-161</ref><ref>{{Cite web||url= http://showtime-blog.blog.drecom.jp/monthly/200406/ |title=  |website= showtime's blog |date= 2004-06-30 |accessdate= 2020-10-30 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20071017045952/http://showtime-blog.blog.drecom.jp/monthly/200406/ |archivedate= 2007-10-17 }}</ref>


その後、雑誌『[[Quick Japan]]』初代編集長の[[赤田祐一]]が誌面で「尋ね人」の広告を出し、高見とコンタクトを取ることに成功。[[1999年]]4月に[[太田出版]]から刊行され、先述の事情と共に話題を呼ぶ。[[2002年]]8月には最低限の修正(ミス部分など)を施した上で[[文庫]]化され、[[幻冬舎]]より刊行された。

その後、雑誌『[[Quick Japan]]』初代編集長の[[赤田祐一]]が誌面で「尋ね人」の広告を出し、高見とコンタクトを取ることに成功。[[1999年]]4月に[[太田出版]]から刊行され、先述の事情と共に話題を呼ぶ。[[2002年]]8月には最低限の修正(ミス部分など)を施した上で[[文庫]]化され、[[幻冬舎]]より刊行された。

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また、[[深作欣二]][[映画監督|監督]]、[[藤原竜也]][[主演]]で映画『[[バトル・ロワイアル (映画)|バトル・ロワイアル]]』が2000年[[12月6日]]に公開された。公開前には国会でこの映画に関する質疑がなされ、また[[西鉄バスジャック事件]]を初めとする[[少年犯罪]]が注目された時期でもあり、社会的関心を集めたことで話題を呼び、大ヒット作となった。

また、[[深作欣二]][[映画監督|監督]]、[[藤原竜也]][[主演]]で映画『[[バトル・ロワイアル (映画)|バトル・ロワイアル]]』が2000年[[12月6日]]に公開された。公開前には国会でこの映画に関する質疑がなされ、また[[西鉄バスジャック事件]]を初めとする[[少年犯罪]]が注目された時期でもあり、社会的関心を集めたことで話題を呼び、大ヒット作となった。




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== あらすじ ==

== あらすじ ==


[[]]350

[[]]350


西暦1997年、主人公の'''七原秋也'''のクラスである[[香川県]]城岩町立城岩中学3年B組がプログラムの対象に選ばれた。クラスの42人は修学旅行のバスの中で眠らされ、ゲームの舞台となる島「沖木島」へ送り込まれた。生徒たちの中には、ゲームへの参加を止めるよう働きかけようとする者、状況に絶望して自殺する者、仲間を募って協同で防衛を試みる者なども現れたが、状況を受け入れてクラスメートたちの殺戮に走る生徒もおり、生存者は刻一刻と減っていく。


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七原は幼馴染が想いを寄せていた女子生徒の'''中川典子'''を助け、危ないを最近クラスに転校して来た'''川田章吾'''に助けられ、意気投合してゲームからの脱出を模索することとなる。

七原は幼馴染が想いを寄せていた女子生徒の'''中川典子'''を守るべく行動する中、危ないところを最近クラスに転校して来た'''川田章吾'''に助けられ、意気投合してゲームからの脱出を模索することとなる。



== プログラムの概要 ==

== プログラムの概要 ==


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施行時は大規模な反対運動が起こったが、現在では忌み嫌われているものの表立って反対する者はいない状況なっている。

施行時は大規模な反対運動が起こったが、現在では忌み嫌われているものの表立って反対する者はいない状況なっている。



映画版では、新世紀教育改革法(通称BR法)によって「子供に対する恐怖支配で大人の権威を復活させるため殺し合いを強いる」という設定になっており、対象のクラスは原作の毎年50クラスに対して毎年1クラスとなっている。

映画版では、新世紀教育改革法(通称BR法)という新法のもと「子供に対する恐怖支配で大人の権威を復活させるため殺し合いを強いる」という設定になっており、対象のクラスは原作の毎年50クラスに対して毎年1クラスとされる。



=== ルール ===

=== ルール ===


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=== 支給品 ===

=== 支給品 ===


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生徒に支給される武器は完全にランダムである。[[散弾銃|ショットガン]]や[[短機関銃|サブマシンガン]]などの銃器(アタリ武器と呼ばれる)、[[アーミーナイフ]]や[[鉈]]などの刃器が多いが、簡易レーダーや[[ボディアーマー|防弾チョッキ]]の様な補助的ツールもあり、中には[[フォーク (食器)|フォーク]]や[[ブーメラン]]など殺傷能力がほぼ無いもの(ハズレ武器と呼ばれる。映画版では[[ハリセン]]や鍋蓋など、よりシュール)もある。これは戦いに不確定要素を盛り込み、全員に少しでも優勝の可能性を与えるためである。また他の生徒から武器を奪っても良い。


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=== 首輪 ===

=== 首輪 ===


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=== 禁止エリア ===

===禁止エリア===

このゲームでは禁止エリアが設定されている。このエリアに入ると、首輪が爆発する仕組みになっている。


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禁止エリアの範囲は政府から支給された地図に記されているが、地面に目に見える線やロープが存在する訳ではない。

禁止エリアの範囲は政府から支給された地図に記されているが、地面に目に見える線やロープが存在する訳ではない。




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プログラムの舞台が離島の場合、海に逃亡しようとする者を射殺する船が東西南北に1隻ずつ配置されている{{sfn|高見|1999|p=58}}。

プログラムの舞台が離島の場合、海に逃亡しようとする者を射殺する船が東西南北に1隻ずつ配置されている{{sfn|高見|1999|p=58}}。



=== 定時放送 ===

=== 定時放送 ===


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映画版の場合、最初に[[ラデツキー行進曲]]など有名な[[クラシック音楽]]が流れる。



=== タイムリミット ===

=== タイムリミット ===


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このゲームにはタイムリミットがあり、24時間に渡って死亡者が出ない場合は時間切れとなる{{sfn|高見|1999|p=60}}。時間切れになると生存者全員の首輪が爆破され、優勝者無しとなる{{sfn|高見|1999|p=60}}。しかし、時間切れによって決着したケースは全体の0.5%程度しかな{{sfn|高見|1999|p=179}}。



映画版では、首輪に内蔵されているバッテリーの関係でタイムリミットは3日間となっている。

映画版では、首輪に内蔵されているバッテリーの関係でタイムリミットは3日間となっている。

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== 用語 ==

== 用語 ==

;大東亜共和国 (だいとうあきょうわこく)

;大東亜共和国 (だいとうあきょうわこく)

:本作の主要舞台。東洋に浮かぶ架空の[[全体主義]]国家。


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;専守防衛軍(せんしゅぼうえいぐん)

;専守防衛軍(せんしゅぼうえいぐん)


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:[[|]]{{sfn||1999|p=39}}{{sfn||1999|p=22}}{{sfn||1999|p=44}}

:漫画版では[[AK47]]を歩兵の正式採用小銃としている。

:兵士の標準装備は[[戦闘服|迷彩服]]、[[桃]]のマークが正面に[[プリント]]された[[戦闘用ヘルメット|鉄製ヘルメット]]、[[半長靴|コンバットブーツ]]、[[アサルトライフル]]、[[自動拳銃]]である{{sfn|高見|1999|p=44}}。漫画版では[[AK47]]を歩兵の正式採用小銃としている。

;沖木島(おきしま)

;沖木島(おきしま)


:[[]][[]]3

:[[]][[]]3

:周囲約6キロの有人島。島の形は丸みを帯びた菱形で、島の南北にそれぞれ山が盛り上がっている。


:6[[]]{{sfn||1999|p=57}}

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:[[]][[]][[]][[]][[|]][[|]]

:住民はプログラム開催に際して、自動車やノートパソコンのような私物まで残したまま強制退去させられている。漫画版では担当教官は「住民は快く協力してくれました」と語っているが、実際には兵士が銃を住民に突きつけながら強制退去させる場面が描写された。

:住民はプログラム開催に際して、乗用車を含めた自動車や[[ノートパソコン]]のような私物まで残したまま強制退去させられている。漫画版では担当教官は「住民は快く協力してくれました」と語っているが、実際には兵士が銃を住民に突きつけながら強制退去させる場面が描写された。


:{{sfn||1999|p=173}}

:{{sfn||1999|p=173}}

;城岩中学校

;城岩中学校

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:授業で歴史を捏造して政府賛美をしていることを除けば、現実の日本社会とあまり大差はない模様。

:授業で歴史を捏造して政府賛美をしていることを除けば、現実の日本社会とあまり大差はない模様。

:3年B組の生徒42人(男子21人・女子21人)がプログラムの対象となった(大東亜共和国に4万以上存在する中学校3年生クラスの中からプログラム対象の50クラスとして800分の1以下の確率で選ばれた{{sfn|高見|1999|p=41}})。3年B組は校舎3階に教室があり{{sfn|高見|1999|p=498}}、生徒は各クラブのエース級や男女不良代表など抜きん出た人物が多く存在している。

:3年B組の生徒42人(男子21人・女子21人)がプログラムの対象となった(大東亜共和国に4万以上存在する中学校3年生クラスの中からプログラム対象の50クラスとして800分の1以下の確率で選ばれた{{sfn|高見|1999|p=41}})。3年B組は校舎3階に教室があり{{sfn|高見|1999|p=498}}、生徒は各クラブのエース級や男女不良代表など抜きん出た人物が多く存在している{{sfn|高見|1999|p=458}}

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;四月演説


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;大東亜ネット

;大東亜ネット

:大東亜共和国内の情報通信ネットワーク{{sfn|高見|1999|p=248}}。

:大東亜共和国内の情報通信ネットワーク{{sfn|高見|1999|p=248}}。


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;南鮮共和国・韓半民国

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; BR2/ブリッツ・ロワイアル

; BR2/ブリッツ・ロワイアル


: [[]]姿

: [[]]姿

: 登場人物が鹿之砦中学校出身であったり、映画版『バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌』の要素も含まれている。

: 登場人物が鹿之砦中学校出身であったり、映画版『バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌』の要素も含まれている。本作は、2004年に打ち切り同然の完結を迎えた

; バトル・ロワイアル -執行者たち エンフォーサーズ-

; バトル・ロワイアル -執行者たち エンフォーサーズ-

: 『[[別冊ヤングチャンピオン]]』(秋田書店)連載。原作:高見広春、漫画:[[浅田有皆]]。本作の世界観を引き継いだ作品で、新たなストーリーや登場人物で繰り広げられるスピンオフ作品。2022年2月1日より連載開始。

: 『[[別冊ヤングチャンピオン]]』(秋田書店)連載。原作:高見広春、漫画:[[浅田有皆]]。本作の世界観を引き継いだ作品で、新たなストーリーや登場人物で繰り広げられるスピンオフ作品。2022年2月1日より連載開始。

: 「大東亜学院」という人工島で新たな「プログラム」に巻き込まれる高校1年生たちが描かれる。

: 生徒は中学生ではなく、大東亜共和国に存在する「大東亜学院」という人工島で新たな「プログラム」に巻き込まれる高校1年生たちが描かれる。なお戦闘実験第六十八番プログラムは、20年前に廃止されている模様



== その他 ==

== その他 ==


* [[]][[]]{{sfn||2000}}[[]]

* [[]][[]]{{sfn||2000}}[[]]

* 米国で2008年に出版され、2012年に公開された映画版が大ヒットとなった[[スーザン・コリンズ (作家)|スーザン・コリンズ]]著の小説『[[ハンガー・ゲーム]]』は、同作との類似性が指摘されている<ref>{{Cite news|url= https://eiga.com/news/20120327/13/ |title= 「ハンガー・ゲーム」効果で「バトル・ロワイアル」のセールスが好調 |newspaper= 映画.com |date= 2012-03-27 |accessdate= 2020-10-30 }}</ref>。その影響か、『ハンガー・ゲーム』の映画公開に併せて発売された映画版『バトル・ロワイアル』のDVDが売上好調で、北米[[Amazon.com]]の売上ランキングでは一時、外国映画部門1位にまで上昇した<ref>{{Cite news|url= https://www.cinematoday.jp/news/N0040659 |title= 北米で『バトル・ロワイアル』DVDが売れ行き好調!『ハンガー・ゲーム』効果か |newspaper= シネマトゥデイ |date= 2012-03-27 |accessdate= 2020-10-30 }}</ref>。またハンガー・ゲームはスティーヴン・キングが書評で絶賛している。

* 米国で2008年に出版され、2012年に公開された映画版が大ヒットとなった[[スーザン・コリンズ (作家)|スーザン・コリンズ]]著の小説『[[ハンガー・ゲーム]]』は、同作との類似性が指摘されている<ref>{{Cite news|url= https://eiga.com/news/20120327/13/ |title= 「ハンガー・ゲーム」効果で「バトル・ロワイアル」のセールスが好調 |newspaper= 映画.com |date= 2012-03-27 |accessdate= 2020-10-30 }}</ref>。その影響か、『ハンガー・ゲーム』の映画公開に併せて発売された映画版『バトル・ロワイアル』のDVDが売上好調で、北米[[Amazon.com]]の売上ランキングでは一時、外国映画部門1位にまで上昇した<ref>{{Cite news|url= https://www.cinematoday.jp/news/N0040659 |title= 北米で『バトル・ロワイアル』DVDが売れ行き好調!『ハンガー・ゲーム』効果か |newspaper= シネマトゥデイ |date= 2012-03-27 |accessdate= 2020-10-30 }}</ref>。またハンガー・ゲームはスティーヴン・キングが書評で絶賛している。

* 2012年にアメリカ・CWテレビジョンネットワークでテレビシリーズ化が企画されていたが、発表後に[[オーロラ銃乱射事件]]や[[サンディフック小学校銃乱射事件]]などがあった影響もあり、シリーズ化は完全に白紙になった<ref>{{Cite news|url= http://www.cinematoday.jp/page/N0049339 |title= 米『バトル・ロワイアル』テレビシリーズ化は企画倒れに! |newspaper= シネマトゥデイ |date= 2013-01-15 |accessdate= 2020-10-30 }}</ref>。

* 2012年にアメリカ・CWテレビジョンネットワークでテレビシリーズ化が企画されていたが、発表後に[[オーロラ銃乱射事件]]や[[サンディフック小学校銃乱射事件]]などがあった影響もあり、シリーズ化は完全に白紙になった<ref>{{Cite news|url= https://www.cinematoday.jp/news/N0049339 |title= 米『バトル・ロワイアル』テレビシリーズ化は企画倒れに! |newspaper= シネマトゥデイ |date= 2013-01-15 |accessdate= 2020-10-30 }}</ref>。

* この設定を基に、縮小する行動範囲の中、武器を漁り、最後の一人になるまで戦う[[PUBG]]などの[[バトルロイヤルゲーム]]というゲームのジャンルが作られた<ref>{{Cite web|title=How Battle Royale went from a manga to a Fortnite game mode|url=https://www.rockpapershotgun.com/2018/12/06/how-battle-royale-went-from-a-manga-to-a-fortnite-game-mode/|website=Rock, Paper, Shotgun|date=2018-12-06|accessdate=2020-12-19|language=en-US|first=Giada|last=Zavarise}}</ref>。

* この設定を基に、縮小する行動範囲の中、武器を漁り、最後の一人になるまで戦う[[PUBG]]などの[[バトルロイヤルゲーム]]というゲームのジャンルが作られた<ref>{{Cite web|title=How Battle Royale went from a manga to a Fortnite game mode|url=https://www.rockpapershotgun.com/2018/12/06/how-battle-royale-went-from-a-manga-to-a-fortnite-game-mode/|website=Rock, Paper, Shotgun|date=2018-12-06|accessdate=2020-12-19|language=en-US|first=Giada|last=Zavarise}}</ref>。



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== 脚注 ==

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[[Category:香川県を舞台とした小説]]

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[[Category:無人島を舞台とした小説]]

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[[Category:バトルロイヤルを題材とした漫画作品]]

[[Category:バトルロイヤルを題材とした漫画作品]]


2024年6月22日 (土) 03:25時点における最新版

バトル・ロワイアル
著者 高見広春
発行日 1999年4月21日
発行元 太田出版幻冬舎
ジャンル ホラーデスゲーム
日本の旗 日本
形態 単行本、文庫
ページ数 666
公式サイト www.ohtabooks.com
(上)www.gentosha.co.jp
(下)www.gentosha.co.jp
コード ISBN 4-87233-452-3
ISBN 4-344-40270-7
ISBN 4-344-40271-5(幻冬舎文庫版)
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1999421ISBN 4-87233-452-3 

︿20028ISBN 4-344-40270-7 

︿20028ISBN 4-344-40271-5 

200012ISBN 4-87233-552-X 

  The MOVIE200011ISBN 978-4-04-853295-2 

[]



  1. ^ 原作小説では政府の部外秘の政府内部連絡文書を含めて「西暦」が用いられている。漫画版では「大東亜暦」という表現が使用されている。
出典


(一)^ abc 2000, p. 91.

(二)^ 157-161

(三)^ . showtime's blog (2004630). 2007101720201030

(四)^  2000, pp. 9091.

(五)^  2000, p. 92.

(六)^ abcde 1999, p. 38.

(七)^  1999, p. 70.

(八)^  1999, pp. 38-39198.

(九)^  1999, p. 43.

(十)^  1999, pp. 4041.

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(13)^  1999, pp. 201635-636.

(14)^ ab 1999, p. 62.

(15)^ abcd 1999, p. 59.

(16)^  1999, p. 249.

(17)^ ab 1999, p. 78.

(18)^  1999, p. 79.

(19)^ abcde 1999, p. 57.

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(22)^ abc 1999, p. 640.

(23)^ abcd 1999, p. 58.

(24)^ abc 1999, pp. 5859.

(25)^  1999, p. 636.

(26)^ ab 1999, p. 173.

(27)^ abcde 1999, p. 60.

(28)^  1999, pp. 3060.

(29)^  1999, pp. 5253.

(30)^  1999, pp. 131132.

(31)^  1999, pp. 6869.

(32)^  1999, p. 634.

(33)^  1999, p. 179.

(34)^   2022920 

(35)^ abcde 1999, p. 18.

(36)^  1999, p. 156.

(37)^ abc 1999, p. 40.

(38)^  1999, p. 572.

(39)^ ab 1999, p. 630.

(40)^  1999, p. 360.

(41)^  1999, p. 416.

(42)^  1999, p. 94.

(43)^  1999, p. 105.

(44)^ ab 1999, p. 198.

(45)^ ab 1999, p. 662.

(46)^ abc 1999, p. 19.

(47)^ ab 1999, p. 660.

(48)^  1999, p. 661.

(49)^ ab 1999, p. 458.

(50)^  1999, p. 96.

(51)^ abc 1999, p. 22.

(52)^ abcde 1999, p. 39.

(53)^  1999, p. 260.

(54)^  1999, pp. 21239.

(55)^  1999, pp. 211239241.

(56)^ abc 1999, p. 647.

(57)^  1999, p. 239.

(58)^  1999, pp. 243244.

(59)^  1999, p. 243.

(60)^  1999, p. 245.

(61)^ ab 1999, p. 240.

(62)^  1999, pp. 240241.

(63)^  1999, p. 97.

(64)^  1999, p. 555.

(65)^ ab 1999, p. 44.

(66)^  1999, p. 41.

(67)^  1999, p. 498.

(68)^ abc 1999, p. 248.

(69)^ ab 1999, pp. 238239.

(70)^  1999, pp. 598599.

(71)^  2000.

(72)^ 調. .com. (2012327). https://eiga.com/news/20120327/13/ 20201030 

(73)^ DVD調. . (2012327). https://www.cinematoday.jp/news/N0040659 20201030 

(74)^ . . (2013115). https://www.cinematoday.jp/news/N0049339 20201030 

(75)^ Zavarise, Giada (2018126). How Battle Royale went from a manga to a Fortnite game mode (). Rock, Paper, Shotgun. 20201219

関連項目[編集]

外部リンク[編集]