「フューチャー (企業)」の版間の差分
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'''フューチャー株式会社'''(英文社名:''Future Corporation'')は、[[1989年]][[11月28日]]に設立された日本初の[[コンサルティング|ITコンサルティングファーム]]である'''フューチャーアーキテクト株式会社'''を傘下に置く[[持株会社]]。 |
'''フューチャー株式会社'''(英文社名:''Future Corporation'')は、[[1989年]][[11月28日]]に設立された日本初の[[コンサルティング|ITコンサルティングファーム]]である'''フューチャーアーキテクト株式会社'''を傘下に置く[[持株会社]]。 |
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== 会社概要 == |
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フューチャーグループ全体として、[[デジタルトランスフォーメーション|デジタルトランスフォーメーション(DX)]]を主力事業としている。受注する案件は業務システムが多い。創業者は[[金丸恭文]]で、[[アートヴィレッジ大崎セントラルタワー]]に本社を置いている。 |
フューチャーグループ全体として、[[デジタルトランスフォーメーション|デジタルトランスフォーメーション(DX)]]を主力事業としている。受注する案件は業務システムが多い。創業者は[[金丸恭文]]で、[[アートヴィレッジ大崎セントラルタワー]]に本社を置いている。 |
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傘下にあるフューチャーグループの会社は、[[大崎駅]]近隣のオフィスビルである[[ThinkPark|ThinkPark Tower]]と[[WestCity]]にも入居している。[[名古屋市|名古屋]]、大阪、福岡、鹿児島、シンガポールにもオフィスを持つ。 |
傘下にあるフューチャーグループの会社は、[[大崎駅]]近隣のオフィスビルである[[ThinkPark|ThinkPark Tower]]と[[WestCity]]にも入居している。[[名古屋市|名古屋]]、大阪、福岡、鹿児島、シンガポールにもオフィスを持つ。 |
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多種多様な業界の大手企業から元請けでプロジェクトを受注し、業務改革も含めたシステムの内製を行う。 |
多種多様な業界の大手企業から元請けでプロジェクトを受注し、業務改革も含めたシステムの内製を行う。 |
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1990年代の[[FreeBSD]]や[[Linux]]や[[Java]]などが出始めた頃からオープンシステムの活用を模索しており、早期からオープンシステムの活用ノウハウも蓄積している。[[1999年]]に[[東京証券取引所|東証一部]]上場を果たし、[[2016年]]にホールディングス制を導入した。2010年代からは積極的に[[M&A]]を進めており、オンラインプログラミング教室の[[コードキャンプ]],プロ野球チームの戦略をデータ分析でサポートするライブリッツ,[[富裕層]]のカルチャーを紹介する[[東京カレンダー]]など、[[小売|BtoC]]の事業会社を傘下に収めている。また、直接的に利益を生むシステム開発だけでなく、システム開発に寄与する先進技術([[人工知能|AI]],[[モノのインターネット|IoT]],[[フレームワーク]]等)の研究開発も行っている。 |
1990年代の[[FreeBSD]]や[[Linux]]や[[Java]]などが出始めた頃からオープンシステムの活用を模索しており、早期からオープンシステムの活用ノウハウも蓄積している。[[1999年]]に[[東京証券取引所|東証一部]]上場を果たし、[[2016年]]にホールディングス制を導入した。2010年代からは積極的に[[M&A]]を進めており、オンラインプログラミング教室の[[コードキャンプ]],プロ野球チームの戦略をデータ分析でサポートするライブリッツ,[[富裕層]]のカルチャーを紹介する[[東京カレンダー]]など、[[小売|BtoC]]の事業会社を傘下に収めている。また、直接的に利益を生むシステム開発だけでなく、システム開発に寄与する先進技術([[人工知能|AI]],[[モノのインターネット|IoT]],[[フレームワーク]]等)の研究開発も行っている。 |
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[[営利事業]]が事業内容の殆どを占めるが、[[Vuls]]や[[uroboroSQL]]等の[[オープンソースソフトウェア]]や、FIF(フューチャー・イノベーション・フォーラム)という[[企業の社会的責任|CSR]]活動でも各種プロジェクトを展開している。 |
[[営利事業]]が事業内容の殆どを占めるが、[[Vuls]]や[[uroboroSQL]]等の[[オープンソースソフトウェア]]や、FIF(フューチャー・イノベーション・フォーラム)という[[企業の社会的責任|CSR]]活動でも各種プロジェクトを展開している。 |
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2023年5月20日 (土) 00:25時点における版
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
![]() 〒141-0032 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー |
設立 |
1989年(平成元年)11月28日 (フューチャーシステムコンサルティング株式会社の設立日) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 6010701018466 |
事業内容 | 持株会社としてグループ経営戦略の立案、企画およびグループ会社管理等 |
代表者 | 代表取締役会長兼社長グループCEO 金丸恭文 |
資本金 | 40億円 |
発行済株式総数 | 47,664千株 |
売上高 |
連結486億98百万円 (2021年12月期) |
経常利益 |
連結92億89百万円 (2021年12月期) |
純利益 |
連結63億69百万円 (2021年12月期) |
純資産 |
連結418億01百万円 (2021年12月31日現在) |
総資産 |
連結544億83百万円 (2021年12月31日現在) |
従業員数 |
連結:2,450名 (2021年12月31日現在) |
決算期 | 12月31日 |
主要株主 |
キーウェスト・ネットワーク 34.09% 金丸恭文 12.55% 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 6.27% SGホールディングス 4.51% (2021年12月31日現在) |
主要子会社 |
フューチャーアーキテクト FutureOne フューチャーインスペース YOCABITO 東京カレンダー コードキャンプ |
外部リンク | www.future.co.jp/hd/ |
特記事項:2016年4月1日に持株会社制に移行したことで、事業を子会社に移管して社名を変更した。 |
会社概要
フューチャーグループ全体として、デジタルトランスフォーメーション︵DX︶を主力事業としている。受注する案件は業務システムが多い。創業者は金丸恭文で、アートヴィレッジ大崎セントラルタワーに本社を置いている。 傘下にあるフューチャーグループの会社は、大崎駅近隣のオフィスビルであるThinkPark TowerとWestCityにも入居している。名古屋、大阪、福岡、鹿児島、シンガポールにもオフィスを持つ。 多種多様な業界の大手企業から元請けでプロジェクトを受注し、業務改革も含めたシステムの内製を行う。 1990年代のFreeBSDやLinuxやJavaなどが出始めた頃からオープンシステムの活用を模索しており、早期からオープンシステムの活用ノウハウも蓄積している。1999年に東証一部上場を果たし、2016年にホールディングス制を導入した。2010年代からは積極的にM&Aを進めており、オンラインプログラミング教室のコードキャンプ,プロ野球チームの戦略をデータ分析でサポートするライブリッツ,富裕層のカルチャーを紹介する東京カレンダーなど、BtoCの事業会社を傘下に収めている。また、直接的に利益を生むシステム開発だけでなく、システム開発に寄与する先進技術︵AI,IoT,フレームワーク等︶の研究開発も行っている。 営利事業が事業内容の殆どを占めるが、VulsやuroboroSQL等のオープンソースソフトウェアや、FIF︵フューチャー・イノベーション・フォーラム︶というCSR活動でも各種プロジェクトを展開している。健全な企業イメージの形成も兼ねて、大々的にIT×Sportsの標語を掲げ、様々なスポーツ振興に寄与している。ゴルフを趣味とする他社の経営層への認知拡大のため、テレビCMでは今後のブレイクが期待される若手の女子プロゴルファーを起用している[1]︵起用した人物は古閑美保,堀奈津佳,江澤亜弥,松田鈴英など︶。 フューチャーグループの最大の特徴であるベンチャー精神の表現として若手を起用している。阪神タイガースを始めとしたスポーツチームの戦略立案をデータ分析で支援するライブリッツや、スポーツ用品販売を行うeSPORTSはフューチャー傘下の企業である。その他CSR活動でもスポーツに対して様々な支援を行っている。 19世紀後半から続くコンサルティング業界,1940年代から続くIT業界において1989年創業と、比較的新しい会社ではあるが、OpenWork︵旧:Vorkers︶の総合評価ではコンサルティング業界,システムインテグレーション業界共に業界26位と、上位に位置している[2]。
歴史
1985年5月、金丸恭文がロジック・システムズ・インターナショナル在籍時にセブン-イレブン3,000店のPOSシステムを開発し、業界の注目を集めた[3][4] 。更に、1989年にはかつての仲間に声を掛け、﹁ITの知見を活かして経営戦略とIT戦略を両輪で捉える﹂というコンセプトの元、日本初のITコンサルティングファームであるフューチャーシステムコンサルティング株式会社を設立した。この会社設立の経緯に関しては金丸恭文のインタビュー映像でも確認できる。 1999年6月22日の東証一部上場時には、代表の金丸恭文が2年前の1997年にビル・ゲイツから﹁あなたの会社を買いたい﹂と買収の勧誘を受けていた事実を公表したことと、株価の初値3,350万円(額面5万円)が各界で話題になった[5]。ビル・ゲイツによる買収を断ったため、金丸恭文は過去に﹁ビル・ゲイツを袖にした男﹂と紹介されたことがある[6]。 2007年にはフューチャーアーキテクト株式会社に社名を変更した。SIerの株式会社アセンディアを買収し子会社化した。 2016年4月1日には、巨大化した組織を整理するため持株会社制に移行し、フューチャー株式会社に社名を変更し、ITコンサルティング事業を担う子会社として、従来の社名を引き継いだフューチャーアーキテクト株式会社を新設した。株式会社アセンディアはフューチャーインスペース株式会社に社名変更し、フューチャーグループの中で完成させたシステムの運用・保守に特化するようになった。 2019年11月28日には会社設立から30周年を迎え、彗星をモチーフにした企業ロゴに変更した。 2020年4月30日、アンジェスと大阪大学が手掛ける新型コロナウイルス感染症︵COVID-19︶向けDNAワクチン共同開発チームへの参画を表明[7]し、フューチャーの株価が急騰した[8]。沿革
フューチャーグループの企業としての沿革[9]を記載する。 ●1989年11月28日 - 鹿児島県鹿児島市に日本初のITコンサルティングファームとして、フューチャーシステムコンサルティング株式会社設立[10][11]。 ●1990年9月 - 東京都中央区に本社を移転[11]。 ●1992年5月 - 東京都港区に本社を移転[11]。 ●1994年10月 - 東京都品川区に本社を移転[11]。 ●1997年1月 - 米国カリフォルニア州サンタクルーズにFutureArchitect, Inc.を設立[11]。 ●1999年6月22日 - 日本証券業協会に株式を店頭登録。 ●2000年2月 ●英国ロンドンにFuture System Consulting UK Ltd.を設立[12]。 ●東京都渋谷区に本社を移転[11]。 ●2002年6月21日 - 東京証券取引所第一部上場。 ●2005年6月 - フューチャーインベストメント株式会社設立[11]。 ●2006年12月 - 株式会社魚栄商店を連結子会社化[13]。 ●2007年1月1日[14] ●ウッドランド株式会社を吸収合併し、商号をフューチャーアーキテクト株式会社へ変更[15]。 ●東京都品川区に本社を移転[11]。 ●2009年8月31日 - SGホールディングスと業務・資本提携[16]。 ●2014年7月7日 - 佐川急便のビッグデータ分析基盤を構築[17]。 ●2016年4月1日 - 持株会社制に移行。ITコンサルティング事業全般を新設分割により、新・フューチャーアーキテクト株式会社に承継。持株会社となり商号をフューチャー株式会社へ変更[18]。 ●2016年9月7日 - 傘下のRIパートナーズ有限責任事業組合が保有していた株式会社魚栄商店の全株式を、株式会社スポット︵新潟県柏崎市︶に譲渡。連結から除外[19]。 ●2019年11月28日 - 会社設立から30周年を迎え、彗星をモチーフにした企業ロゴに変更。子会社・関連会社
持株会社であるフューチャー株式会社の傘下に存在する子会社・関連会社[20]について述べる。- フューチャーアーキテクト株式会社
- フューチャーインベストメント株式会社
- FutureOne株式会社(パッケージ導入を専門に扱う会社である。)
- フューチャーインスペース株式会社(フューチャーアーキテクト株式会社が完成させたシステムを保守・運用する会社である。)
- 株式会社YOCABITO
- 東京カレンダー株式会社
- 株式会社マイクロ・シー・エー・デー
- コードキャンプ株式会社
- ライブリッツ株式会社
- 株式会社ディアイティ
- ジークスタースポーツエンターテインメント株式会社
- 株式会社ワイ・ディ・シー(YDC)
- イノベーション・ラボラトリ株式会社
- Future Global Design Pte.Ltd.
シンガポール
フューチャーアーキテクト株式会社
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
![]() 〒141-0032 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー |
設立 | 2016年(平成28年)4月1日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 6010701018466 |
事業内容 | ITコンサルティング |
代表者 | 代表取締役社長 神宮由紀 |
資本金 | 3億円 |
決算期 | 12月31日 |
主要株主 | フューチャー株式会社 100% |
外部リンク |
https://www.future.co.jp/ https://future-architect.github.io/ |
テレビコマーシャル
フューチャー株式会社あるいは、その傘下の企業を宣伝するテレビコマーシャルの事例を記載する。 ●2009年 古閑美保(スポンサー契約[22]) ●2012年 加賀崎航太 ●2013年 堀奈津佳(スポンサー契約) ●﹁今日の私をこえるために﹂篇 ●﹁夢をこの手に﹂篇社名が似ているが無関係な会社
●東京都品川区西五反田に本社を置くフューチャー株式会社[23] ●東京都品川区戸越に本社を置く株式会社フューチャー[24] ●東京都台東区西浅草に本社を置く株式会社フューチャー[25] ●広島県広島市中区中町に本社を置く有限会社フューチャー[26] ●愛知県名古屋市千種区内山に本社を置く株式会社フューチャーイン[27] その他にも存在する。脚注
外部リンク
- フューチャー株式会社
- フューチャーアーキテクト株式会社
- フューチャー技術ブログ
- フューチャー (FutureCorporation.1989) - Facebook