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'''プレイボーイ''' (playboy)は、[[和製英語|カタカナ英語]]で[[男性]]の[[遊び人]]、[[色男]]などを意味する。 |
'''プレイボーイ''' (playboy)は、[[和製英語|カタカナ英語]]で[[男性]]の[[遊び人]]、[[美男子|色男]]などを[[意味]]する。
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== 概要 == |
== 概要 == |
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主に、[[女性]]を次々と誘惑したり虜にするような、魅力的でやり手の男性を意味する。カタカナ英語のプレイボーイの意味は、英語で woman chaser や ladies' man 、womanizer︵女たらし︶、philanderer と表現する。
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主に、[[女性]]を次々と誘惑したり虜にするような、魅力的でやり手の男性を意味する。カタカナ英語のプレイボーイの意味は、[[英語]]で﹁ woman chaser ﹂や﹁ ladies' man 、womanizer︵女たらし︶ ﹂、﹁ philanderer ﹂と[[表現]]する。
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英語でplayboyという場合は、金持ちであることが第一の必須条件となる。第二の必須条件は、働く必要が無いため、暇な時間が充分ある事、第三の必須条件は、その金と時間を贅沢に使って、快楽を追い求める事である<ref name=sakata1988>{{Cite book|和書|title=NHKカタカナ英語うそ・ほんと|author=坂田俊策|publisher=[[NHK出版|日本放送出版協会]]|date=1988-05-20|isbn=4-14-018006-4|page=64}}</ref>。[[恋愛]]に関することだけでなく、多趣味な男性や多才な男性といった意味合いも含まれている。なお、一部の[[外来語]]辞典などでは﹁プレーボーイ﹂とも表記される。<ref>[[ジーニアス (辞典)|ジーニアス英和大辞典]]︵[[大修館書店]]、2001年 |
英語でplayboyという場合は、[[富裕層|金持ち]]であることが第一の必須条件となる。第二の必須条件は、働く必要が無いため、暇な[[時間]]が充分ある事、第三の必須条件は、その[[通貨|金]]と時間を贅沢に使って、[[快感|快楽]]を追い求める事である<ref name=sakata1988>{{Cite book|和書|title=NHKカタカナ英語うそ・ほんと|author=坂田俊策|publisher=[[NHK出版|日本放送出版協会]]|date=1988-05-20|isbn=4-14-018006-4|page=64}}</ref>。[[恋愛]]に関することだけでなく、[[趣味|多趣味]]な男性や多才な男性といった意味合いも含まれている。なお、一部の[[外来語]]辞典などでは﹁プレーボーイ﹂とも表記される。<ref>[[ジーニアス (辞典)|ジーニアス英和大辞典]]︵[[大修館書店]]、[[2001年]]︵平成13年︶︶より。</ref><ref>﹁金持ちで多趣味・多才の男‥playの対象は女性とは限らない﹂︵﹃ジーニアス英和辞典﹄第4版 [[大修館]]、[[2006年]]︵平成18年︶︶。﹁暇と金にあかせて様々な趣味や快楽を追求する男﹂ ﹃新英和大辞典﹄第6版︵[[研究社]]、[[2002年]]︵平成14年︶︶</ref>
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[[同義語]]には、[[フランス語]]の[[ジゴロ]]がある。また、プレイボーイの[[代名詞]]的な人物には、[[スペイン]]の伝説上の貴族[[ドン・ファン]]、[[イタリア]]に実在した作家[[ジャコモ・カサノヴァ|ジャコモ・カサノヴァ︵カサノバ︶]]、ドミニカ共和国の外交官だった[[ポルフィリオ・ルビロサ]]などがいる。
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[[類義語|同義語]]には、[[フランス語]]の[[ジゴロ]]がある。また、プレイボーイの[[代名詞]]的な人物には、[[スペイン]]の[[伝説|伝説上]]の[[貴族]][[ドン・ファン]]、[[イタリア]]に[[実在]]した[[作家]][[ジャコモ・カサノヴァ|ジャコモ・カサノヴァ︵カサノバ︶]]、[[ドミニカ共和国]]の[[外交官]]だった[[ポルフィリオ・ルビロサ]]などがいる。
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対語は[[プレイガール|プレイガール (playgirl)]] である。[[和製英語|カタカナ英語]]のプレイガールの意味は、英語では flirt などと表現する<ref name=sakata1988 />。
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対語は[[プレイガール|プレイガール (playgirl)]] である。[[和製英語|カタカナ英語]]のプレイガールの意味は、[[英語]]では﹁ flirt ﹂などと表現する<ref name=sakata1988 />。
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== 各国 == |
== 各国 == |
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;アメリカのメディア |
; アメリカのメディア |
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*'''[[PLAYBOY]]''' – [[アメリカ]]の[[雑誌]]。1953年に実業家[[ヒュー・ヘフナー]]やエルドン・セラーズ (Eldon Sellers) などが共同で創刊した男性向けの月刊雑誌で、世界中で販売されている。同誌の表紙を飾る女性モデルは[[プレイメイト]]と呼ばれ、創刊号のピンナップ(ポスター)は[[マリリン・モンロー]]が飾ったことでも知られる。また、雑誌の販売増加に伴い、1960年にシカゴで第一号店がオープンした[[ナイトクラブ]]「{{仮リンク|プレイボーイ・クラブ|en|Playboy Club}}」では、[[ホステス]]たちがウサギをモチーフにした衣装を身に付け、これが「{{仮リンク|プレイボーイ・バニー|en|Playboy Bunny}}」として好評を得たことで、後に世界中のナイトクラブなどで同様の[[バニーガール]]のファッションが採用されるようになった。なお、シンボルマークとなっているウサギは、デザイナーの{{仮リンク|アート・ポール|en|Art Paul}}による考案で創刊二号目から採用され、「バニー・ヘッド (Bunny head)」または「ラビット・ヘッド (Rabbit head)」などの愛称で親しまれている。ライバル誌には、1965年に[[ボブ・グッチョーネ]]が創刊した月刊誌「[[ペントハウス (雑誌)|ペントハウス]]」がある。 |
* '''[[PLAYBOY]]''' – [[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[雑誌]]。1953年に[[実業家]][[ヒュー・ヘフナー]]やエルドン・セラーズ (Eldon Sellers) などが[[コラボレーション|共同]]で創刊した男性向けの月刊雑誌で、[[世界|世界中]]で販売されている。同誌の[[表紙]]を飾る[[女性]][[モデル]]は[[プレイメイト]]と呼ばれ、創刊号のピンナップ︵ポスター︶は[[マリリン・モンロー]]が飾ったことでも知られる。また、雑誌の販売増加に伴い、1960年に[[シカゴ]]で第一号店がオープンした[[ナイトクラブ]]﹁{{仮リンク|プレイボーイ・クラブ|en|Playboy Club}}﹂では、[[ホステス]]たちが[[ウサギ]]を[[モチーフ (物語)|モチーフ]]にした[[服飾|衣装]]を身に付け、これが﹁{{仮リンク|プレイボーイ・バニー|en|Playboy Bunny}}﹂として好評を得たことで、後に世界中のナイトクラブなどで同様の[[バニーガール]]のファッションが採用されるようになった。なお、[[シンボルマーク]]となっているウサギは、[[デザイナー]]の{{仮リンク|アート・ポール|en|Art Paul}}による考案で創刊二号目から採用され、﹁バニー・ヘッド (Bunny head)﹂または﹁ラビット・ヘッド (Rabbit head)﹂などの[[愛称]]で親しまれている。[[ライバル|ライバル誌]]には、1965年に[[ボブ・グッチョーネ]]が創刊した月刊誌﹁[[ペントハウス (雑誌)|ペントハウス]]﹂がある。
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⚫ | * '''[[:en:Playboy Enterprises|Playboy Enterprises]]''' - プレイボーイ・エンタープライゼス。アメリカの雑誌PLAYBOYの編集販売、テレビ放映([[:en:Playboy TV|Playboy TV]]、日本語版「[[プレイボーイチャンネル]]」)、オンライン販売([[:en:Playboy Online|Playboy Online]])、ナイトクラブの経営([[:en:Playboy Club|Playboy Club]])、慈善団体の運営([[:en:Playboy Foundation|Playboy Foundation]])、ウサギをモチーフにしたシンボルマークやデザインの版権 (Bunny head)、アパレルやファッションブランド業界とのタイアップ商品など、全てを管理している株式会社。 |
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⚫ | *'''[[:en:Playboy Enterprises|Playboy Enterprises]]''' - プレイボーイ・エンタープライゼス。アメリカの雑誌PLAYBOYの編集販売、テレビ放映([[:en:Playboy TV|Playboy TV]]、日本語版「[[プレイボーイチャンネル]]」)、オンライン販売([[:en:Playboy Online|Playboy Online]])、ナイトクラブの経営([[:en:Playboy Club|Playboy Club]])、慈善団体の運営([[:en:Playboy Foundation|Playboy Foundation]])、ウサギをモチーフにしたシンボルマークやデザインの版権 (Bunny head)、アパレルやファッションブランド業界とのタイアップ商品など、全てを管理している株式会社。 |
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* '''[[プレイボーイ・モーター・カー]]''' - アメリカの[[ニューヨーク州]]に1947年から1951年に[[実在]]した自動車会社Playboy Motor Car Corporationのこと。この会社に、アメリカの雑誌PLAYBOYを創刊した一人であるエルドン・セラーズの母親が勤めていたことから、雑誌名を決める際の由来となった。 |
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* '''[[プレイボーイ (自動車)]]''' - アメリカのプレイボーイ・モーター・カーが製造販売した自動車([[オープンカー]])。 |
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*'''[[プレイボーイ |
* '''[[週刊プレイボーイ]]''' - 日本の男性向け[[逐次刊行物#週刊|週刊]][[雑誌]]。[[1966年]]︵[[昭和]]41年︶から[[集英社]]が発行している。なお、アメリカの雑誌PLAYBOYとは直接の関係がない。
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⚫ | * '''[[月刊プレイボーイ]]''' - 日本の男性向け[[逐次刊行物#月刊|月刊]]雑誌。アメリカの雑誌PLAYBOYと集英社が正式に提携し、[[1975年]](昭和50年)から[[2008年]]([[平成]]20年)まで[[日本語]]訳および再編集して発行していた。 |
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*'''[[プレイボーイ ( |
* '''[[プレイボーイ (パチスロ)]]''' - 日本の[[パチスロ]]機。[[2007年]](平成19年)にアメリカの雑誌PLAYBOYとのタイアップで、[[山佐|山佐株式会社]]が製造販売した。 |
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*'''[[週刊プレイボーイ]]''' - 日本の男性向け週刊雑誌。1966年から[[集英社]]が発行している。なお、アメリカの雑誌PLAYBOYとは直接の関係がない。
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⚫ | *'''[[月刊プレイボーイ]]''' - 日本の男性向け月刊雑誌。アメリカの雑誌PLAYBOYと集英社が正式に提携し、1975年から2008年まで日本語訳および再編集して発行していた。 |
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*'''[[プレイボーイ (パチスロ)]]''' - 日本の[[パチスロ]]機。2007年にアメリカの雑誌PLAYBOYとのタイアップで、[[山佐|山佐株式会社]]が製造販売した。 |
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== 脚注・出典 == |
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