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「千夜一夜物語」の版間の差分

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{{Commonscat|Arabian_Nights}}

{{Commonscat|Arabian_Nights}}

[[ファイル:Sultan Pardons Scheherazade.jpg|thumb|170px|シャフリヤールに物語を話すシャハラザード(シェヘラザード)شهرزاد ]]

[[ファイル:Sultan Pardons Scheherazade.jpg|thumb|170px|シャフリヤールに物語を話すシャハラザード(シェヘラザード)شهرزاد ]]

'''千夜一夜物語'''(せんやいちやものがたり、{{lang-ar-short|ألف ليلة وليلة}},{{lang-fa|هزار و یک شب}} )は、中世[[イスラム世界]]で[[アラビア語]]でまとめられた[[説話]]集である。


''''''{{lang-ar-short|ألف ليلة وليلة}},{{lang-fa|هزار و یک شب}} [[]][[]][[]]


千夜一夜物語は、日本語では'''千一夜物語'''、'''アラビアンナイト'''とも呼ばれている。初期の翻訳においては、[[永峯秀樹]]訳『開巻驚奇 暴夜(あらびや)物語』や、[[日夏耿之介]]訳『壹阡壹夜譚』の題名も見られた。

千夜一夜物語は、日本語では'''千一夜物語''''''アラビアンナイト'''とも呼ばれている。初期の翻訳においては、[[永峯秀樹]]訳『開巻驚奇 暴夜(あらびや)物語』や、[[日夏耿之介]]訳『壹阡壹夜譚』の題名も見られた。



== 名称 ==

== 名称 ==

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;実在した登場人物

;実在した登場人物

* [[ハールーン・アッ=ラシード]]

:* [[ハールーン・アッ=ラシード]]

* [[ズバイダ]]

:* [[ズバイダ]]

* [[ジャアファル|ジャアファル・アル・バルマキー]]

:* [[ジャアファル|ジャアファル・アル・バルマキー]]

* [[アミーン|アル・アミーン]]

:* [[アミーン|アル・アミーン]]

* [[アブー・ヌワース]]

:* [[アブー・ヌワース]]



== 本来の夜数と物語数 ==

== 本来の夜数と物語数 ==

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[[エマニュエル・ジョルジュ・コスカン]]([[:fr:Emmanuel Cosquin|Emmanuel Cosquin]])(1909)は、全体の枠となる物語を分析し、次の3つの説話が原型になっているとした。

[[エマニュエル・ジョルジュ・コスカン]]([[:fr:Emmanuel Cosquin|Emmanuel Cosquin]])(1909)は、全体の枠となる物語を分析し、次の3つの説話が原型になっているとした。



1.妻の裏切りに絶望したある男が、他の高貴な人物が自分と同様に不幸であったことを知って、心の悩みから免れる話

# 妻の裏切りに絶望したある男が、他の高貴な人物が自分と同様に不幸であったことを知って、心の悩みから免れる話

# 超人的存在でも女の裏切りはふせぎ得なかったという話


# 説話の名人がその妙技をもって自分やその父の危機を脱する話

2.超人的存在でも女の裏切りはふせぎ得なかったという話


3.説話の名人がその妙技をもって自分やその父の危機を脱する話



である<ref>『アラビアン・ナイト(1)』、[[前嶋信次]]訳、 [[平凡社]]〈[[平凡社東洋文庫]]〉、1966年、訳者あとがき、p.260</ref>。このような構成には、他にも『[[屍鬼二十五話]]』、『{{仮リンク|ヒトーパデーシャ|en|Hitopadesha}}』、『[[パンチャタントラ]]』などインドの説話集({{仮リンク|サンスクリット文学|en|Sanskrit literature}})が知られており、インド起源の説話がまずペルシアに伝わって風土化し、のちにアラブ人に伝わって成立したとする。また、成立後も様々な作家によって新たに挿話が付け加えられ、原典であっても複数のテキストが存在する<ref>『アラビアン・ナイト(1)』、[[前嶋信次]]訳、 [[平凡社]]〈[[平凡社東洋文庫]]〉、1966年、訳者あとがき、pp.260-261</ref>。

である<ref>『アラビアン・ナイト(1)』、[[前嶋信次]]訳、 [[平凡社]]〈[[平凡社東洋文庫]]〉、1966年、訳者あとがき、p.260</ref>。このような構成には、他にも『[[屍鬼二十五話]]』、『{{仮リンク|ヒトーパデーシャ|en|Hitopadesha}}』、『[[パンチャタントラ]]』などインドの説話集({{仮リンク|サンスクリット文学|en|Sanskrit literature}})が知られており、インド起源の説話がまずペルシアに伝わって風土化し、のちにアラブ人に伝わって成立したとする。また、成立後も様々な作家によって新たに挿話が付け加えられ、原典であっても複数のテキストが存在する<ref>『アラビアン・ナイト(1)』、[[前嶋信次]]訳、 [[平凡社]]〈[[平凡社東洋文庫]]〉、1966年、訳者あとがき、pp.260-261</ref>。

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日本では[[1875年]]に[[英語]]版からの翻訳が行われ、以来英語・フランス語などのさまざまなバージョンからの重訳が行われた。また、有名な説話は[[児童文学]]に翻案され親しまれている<ref>これらには「[[アラジンと魔法のランプ]]」、「[[アリババと40人の盗賊]]」のように本来『アラビアン・ナイト』に含まれない別系統の物語もある。</ref>。アラビア語(カルカッタ第二版)からの翻訳には、[[前嶋信次]]・[[池田修 (文学者)|池田修]]による『アラビアン・ナイト』がある。この他の日本語訳に、[[ジョゼフ=シャルル・マルドリュス|マルドリュス]]版(仏語)からの『完訳 千一夜物語』(岩波文庫)、[[リチャード・フランシス・バートン|バートン]]版(英語)からの『バートン版 千夜一夜物語』などがある。

日本では[[1875年]]に[[英語]]版からの翻訳が行われ、以来英語・フランス語などのさまざまなバージョンからの重訳が行われた。また、有名な説話は[[児童文学]]に翻案され親しまれている<ref>これらには「[[アラジンと魔法のランプ]]」、「[[アリババと40人の盗賊]]」のように本来『アラビアン・ナイト』に含まれない別系統の物語もある。</ref>。アラビア語(カルカッタ第二版)からの翻訳には、[[前嶋信次]]・[[池田修 (文学者)|池田修]]による『アラビアン・ナイト』がある。この他の日本語訳に、[[ジョゼフ=シャルル・マルドリュス|マルドリュス]]版(仏語)からの『完訳 千一夜物語』(岩波文庫)、[[リチャード・フランシス・バートン|バートン]]版(英語)からの『バートン版 千夜一夜物語』などがある。



== 原典び翻訳 ==

== 原典および翻訳 ==

[[画像:ManuscriptAbbasid.jpg|thumb|250px|アラビア語の写本]]

[[画像:ManuscriptAbbasid.jpg|thumb|250px|アラビア語の写本]]

===アラビア語写本===

===アラビア語写本===

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;マイエ写本

;マイエ写本

:17世紀後半に成立したと考えられている写本。冒頭部分から905夜までが収録されている。1702年にフランスのエジプト総領事ベノワ・ド・マイエ([[:en:Benoît de Maillet|Benoît de Maillet]])が購入したものである。<ref name=nishio2007>p.48</ref>

:17世紀後半に成立したと考えられている写本。冒頭部分から905夜までが収録されている。1702年にフランスのエジプト総領事ベノワ・ド・マイエ([[:en:Benoît de Maillet|Benoît de Maillet]])が購入したものである。<ref name=nishio2007>p.48</ref>


====1704年以降の写本====

====1704年以降の写本====

ガラン版が1704年にヨーロッパで発行され大きな反響を生んだ時以後に作られた写本の主なものには以下のものがある。これらの新しい写本は数が多く、ヨーロッパの影響を受けているものもあるとされる。

ガラン版が1704年にヨーロッパで発行され大きな反響を生んだ時以後に作られた写本の主なものには以下のものがある。これらの新しい写本は数が多く、ヨーロッパの影響を受けているものもあるとされる。

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:1704年から1717年にかけて[[アントワーヌ・ガラン]](Antoine Galland、1646年-1715年)の翻訳によりフランス語で出版された。全12巻。第1巻から第7巻はガラン写本を元に翻訳され、第8巻以降は別の写本を元に翻訳されている。この版により初めてヨーロッパに千夜一夜物語が紹介され、大きな反響を呼んだ。<ref name=nishio2010></ref>

:1704年から1717年にかけて[[アントワーヌ・ガラン]](Antoine Galland、1646年-1715年)の翻訳によりフランス語で出版された。全12巻。第1巻から第7巻はガラン写本を元に翻訳され、第8巻以降は別の写本を元に翻訳されている。この版により初めてヨーロッパに千夜一夜物語が紹介され、大きな反響を呼んだ。<ref name=nishio2010></ref>

ヘンリー・リーヴの評言:「ガランは子ども部屋に」。

ヘンリー・リーヴの評言:「ガランは子ども部屋に」。


;レイン版(英語)

;レイン版(英語)


:18381840[[]]([[:en:Edward William Lane|Edward William Lane]]1801-1876)<ref name=nishio2010></ref> 200<ref name=nishio2011></ref>

:18381840[[]]([[:en:Edward William Lane|Edward William Lane]]1801-1876)<ref name=nishio2010></ref> 200<ref name=nishio2011></ref>

ヘンリー・リーヴの評言:「レインは図書館に」。

ヘンリー・リーヴの評言:「レインは図書館に」。


;ペイン版(英語)

;ペイン版(英語)


:18821884([[:en:John Payne (poet)|John Payne]]18421917)12<ref name=nishio2010></ref>

:18821884([[:en:John Payne (poet)|John Payne]]18421917)12<ref name=nishio2010></ref>

ヘンリー・リーヴの評言:「ペインは書斎に」。

ヘンリー・リーヴの評言:「ペインは書斎に」。


;バートン版(英語)

;バートン版(英語)

{{wikisourcelang|en|The Book of the Thousand Nights and a Night|{{PAGENAME}}バートン版}}

{{wikisourcelang|en|The Book of the Thousand Nights and a Night|{{PAGENAME}}バートン版}}

:1885年から1888年にかけて[[リチャード・フランシス・バートン|リチャード・バートン]]により英語に翻訳され出版された。本編10巻と補遺6巻から成る。本編10巻は「カルカッタ第二版」を底本としているが、「ブレスラウ版」(アラビア語、欧州で印刷された唯一の原典版、[[チュニス]]から出た写本に基くとしている)「カルカッタ第一版」「ブーラーク版」や他の英訳本等で補足されており、バートンによる脚色を含んでいる。「カルカッタ第二版」に含まれない物語(「アラジン」など)は補遺6巻に収録されている。バートン版は、特に性風俗に関して充実している詳細な訳注に特徴がある。また、他のどの版よりも収録物語数が多く、「もっとも完備している」と言われる。<ref name=nishio2011></ref>

:1885年から1888年にかけて[[リチャード・フランシス・バートン|リチャード・バートン]]により英語に翻訳され出版された。本編10巻と補遺6巻から成る。本編10巻は「カルカッタ第二版」を底本としているが、「ブレスラウ版」(アラビア語、欧州で印刷された唯一の原典版、[[チュニス]]から出た写本に基くとしている)「カルカッタ第一版」「ブーラーク版」や他の英訳本等で補足されており、バートンによる脚色を含んでいる。「カルカッタ第二版」に含まれない物語(「アラジン」など)は補遺6巻に収録されている。バートン版は、特に性風俗に関して充実している詳細な訳注に特徴がある。また、他のどの版よりも収録物語数が多く、「もっとも完備している」と言われる。<ref name=nishio2011></ref>

ヘンリー・リーヴの評言:「バートンはドブに」。

ヘンリー・リーヴの評言:「バートンはドブに」。


;マルドリュス版(フランス語)

;マルドリュス版(フランス語)


:18991904[[]]16調[[]][[]]<ref name=nishio2011></ref>

:18991904[[]]16調[[]][[]]<ref name=nishio2011></ref>
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=== 主な日本語訳 ===

=== 主な日本語訳 ===

*『アラビアン・ナイト (全18巻及び別巻)』 [[前嶋信次]]・[[池田修 (学者)|池田修]]訳

*『アラビアン・ナイト (全18巻及び別巻)』 [[前嶋信次]]・[[池田修 (学者)|池田修]]訳

: [[平凡社]]〈[[平凡社東洋文庫]]〉、1966年-1992年、ISBN 4-582-80071-8 - アラビア語(カルカッタ第二版)からの直接の翻訳

*: [[平凡社]]〈[[平凡社東洋文庫]]〉、1966年-1992年、ISBN 4-582-80071-8 - アラビア語(カルカッタ第二版)からの直接の翻訳


*『完訳 千一夜物語 (全13巻)』 [[豊島与志雄]]・[[佐藤正彰]]・[[渡辺一夫]]・[[岡部正孝]]訳

*『完訳 千一夜物語 (全13巻)』 [[豊島与志雄]]・[[佐藤正彰]]・[[渡辺一夫]]・[[岡部正孝]]訳

:[[岩波書店]] 1982年/[[岩波文庫]]、1988年。ISBN 4-00-327801-1 - マルドリュス版仏訳からの重訳

*: [[岩波書店]] 1982年/[[岩波文庫]]、1988年。ISBN 4-00-327801-1 - マルドリュス版仏訳からの重訳


*『千一夜物語』 佐藤正彰訳、[[ちくま文庫]]全10巻、1988年 

*『千一夜物語』 佐藤正彰訳、[[ちくま文庫]]全10巻、1988年 

: [[筑摩書房]]全8巻、1974年の文庫化。 - マルドリュス版仏訳からの重訳

*: [[筑摩書房]]全8巻、1974年の文庫化。 - マルドリュス版仏訳からの重訳


*『バートン版 千夜一夜物語 (全11巻)』 [[大場正史]]訳

*『バートン版 千夜一夜物語 (全11巻)』 [[大場正史]]訳

:筑摩書房〈ちくま文庫〉、2003年。ISBN 4-480-03841-8 - バートン版英訳からの重訳。イラストは[[古沢岩美]]

*: 筑摩書房〈ちくま文庫〉、2003年。ISBN 4-480-03841-8 - バートン版英訳からの重訳。イラストは[[古沢岩美]]


* [[ホルヘ・ルイス・ボルヘス]]編、『千夜一夜物語 ガラン版』  [[井上輝夫]]訳

* [[ホルヘ・ルイス・ボルヘス]]編、『千夜一夜物語 ガラン版』  [[井上輝夫]]訳

: [[国書刊行会]]〈バベルの図書館 24〉、1990年。 - ガラン版、バートン版英訳の抄訳

*: [[国書刊行会]]〈バベルの図書館 24〉、1990年。 - ガラン版、バートン版英訳の抄訳


* ケイト・D・ウィギン、ノラ・A・スミス編 『アラビアン・ナイト』 [[坂井晴彦]]訳、

* ケイト・D・ウィギン、ノラ・A・スミス編 『アラビアン・ナイト』 [[坂井晴彦]]訳、

: W・ハーヴェイ他画、[[福音館書店]]〈[[福音館古典童話シリーズ]]〉、1997年。 - 児童書

*: W・ハーヴェイ他画、[[福音館書店]]〈[[福音館古典童話シリーズ]]〉、1997年。 - 児童書


*『アラビアン・ナイト(上下)』 ディクソン編、[[中野好夫]]訳、岩波書店、2001年。 - 児童書

*『アラビアン・ナイト(上下)』 ディクソン編、[[中野好夫]]訳、岩波書店、2001年。 - 児童書


*『アラビアンナイト』 [[川真田純子]]訳、[[講談社]]〈[[青い鳥文庫]]〉、1987-92年。 - 児童書

*『アラビアンナイト』 [[川真田純子]]訳、[[講談社]]〈[[青い鳥文庫]]〉、1987-92年。 - 児童書



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[[画像:1716 Tales 20.jpg|thumb|170px|飛翔する「黒檀の馬」([[千夜一夜物語のあらすじ#黒檀の馬奇談(第414夜 - 第432夜)]])を描いたハンガリーの切手]]

[[画像:1716 Tales 20.jpg|thumb|170px|飛翔する「黒檀の馬」([[千夜一夜物語のあらすじ#黒檀の馬奇談(第414夜 - 第432夜)]])を描いたハンガリーの切手]]

=== アニメ ===

=== アニメ ===

==== 千夜一夜物語 ====

==== 千夜一夜物語 ====

[[手塚治虫]]のプロデュース・構成・脚本により、[[1969年]][[6月14日]]に公開された。大人のためのアニメ(アニメラマと称した)としてアレンジが加えられ、大胆な性描写、実写映像の合成など、実験的な要素が強い作品となっている。当時の大物文化人やコメディアンを声の出演に多数起用しており、アニメとしては異例の豪華なキャスティングでも話題となった。

[[手塚治虫]]のプロデュース・構成・脚本により、[[1969年]][[6月14日]]に公開された。大人のためのアニメ(アニメラマと称した)としてアレンジが加えられ、大胆な性描写、実写映像の合成など、実験的な要素が強い作品となっている。当時の大物文化人やコメディアンを声の出演に多数起用しており、アニメとしては異例の豪華なキャスティングでも話題となった。



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==== その他のアニメ ====

==== その他のアニメ ====

* [[船乗りシンドバッドの冒険]] - [[ポパイ]]シリーズ

* [[船乗りシンドバッドの冒険]] - [[ポパイ]]シリーズ

* [[アラビアンナイト シンドバットの冒険]] - 日本のテレビアニメ

* [[アラビアンナイト シンドバットの冒険]] - 日本のテレビアニメ

* [[アラビアンナイト・シンドバッドの冒険 (映画)]]

* [[アラビアンナイト・シンドバッドの冒険 (映画)]]

* [[アラジン (映画)|アラジン]]

* [[アラジン (映画)|アラジン]]

* [[アラジン ジャファーの逆襲]]

* [[アラジン ジャファーの逆襲]]

* [[アラジン完結編 盗賊王の伝説]]

* [[アラジン完結編 盗賊王の伝説]]

* [[シンドバッド 7つの海の伝説]]

* [[シンドバッド 7つの海の伝説]]



=== 実写映画 ===

=== 実写映画 ===

* [[シエラザード]]

* [[シエラザード]]

* [[シンドバッド七回目の冒険]]

* [[シンドバッド七回目の冒険]]

* [[アラビアン・ナイト~千一夜物語]]([[アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー|ABC]]) 2000年版 シェヘラザードが王に好意と同情を寄せる幼馴染である、反乱が勃発しており王国が危機状態にある、などの改変がなされている。

* [[アラビアン・ナイト~千一夜物語]]([[アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー|ABC]]) 2000年版 - シェヘラザードが王に好意と同情を寄せる幼馴染である、反乱が勃発しており王国が危機状態にある、などの改変がなされている。



=== 楽曲 ===

=== 楽曲 ===

* [[シェヘラザード (リムスキー=コルサコフ)]]

* [[シェヘラザード (リムスキー=コルサコフ)|シェヘラザード]]』 - [[ニコライ・リムスキー=コルサコフ]]作曲

* [[シェヘラザード (ラヴェル)]]

* [[シェヘラザード (ラヴェル)|シェヘラザード]]』 - [[モーリス・ラヴェル]]作曲

* [[アリフ・ライラ・ウィ・ライラ 〜千夜一夜物語〜]] - 日本の歌手、[[沢田研二]]の楽曲

* [[アリフ・ライラ・ウィ・ライラ 〜千夜一夜物語〜]] - 日本の歌手、[[沢田研二]]の楽曲

* Ultimate 歌・ReeSya 作詞・杉崎智介 作曲・佐藤あけみ

* Ultimate』 - 歌・ReeSya 作詞・杉崎智介 作曲・佐藤あけみ



=== 小説 ===

=== 小説 ===

* [[ナギーブ・マフフーズ]]『シェヘラザードの憂愁』日本語訳での副題はアラビアンナイト後日譚

* [[ナギーブ・マフフーズ]]『シェヘラザードの憂愁』 - 日本語訳での副題はアラビアンナイト後日譚

* [[シェーラひめのぼうけん]]アラビアンナイトの世界を舞台にした児童文学

* [[シェーラひめのぼうけん]]』 - アラビアンナイトの世界を舞台にした児童文学



=== 漫画 ===

=== 漫画 ===

* [[アラビアン狂想曲]]

* [[アラビアン狂想曲]]

* [[マギ (漫画)]]登場人物のモデルになっているが、物語の流れを踏襲したものではない

* [[マギ (漫画)|マギ]]』 - 登場人物のモデルになっているが、物語の流れを踏襲したものではない

* InterFMラジオドラマ「[[杉崎智介のle Salon]]」で『異説千夜一夜物語』を放送、脚本・杉崎智介



=== ゲーム ===

=== ゲーム ===

* [[プリンス・オブ・ペルシャ]] - [[ブローダーバンド]]によるビデオゲーム。アラビアン・ナイトをモチーフとしている。

* [[プリンス・オブ・ペルシャ]] - [[ブローダーバンド]]によるビデオゲーム。アラビアン・ナイトをモチーフとしている。

* [[ソニックと秘密のリング]] - [[セガ]]によるビデオゲーム。こちらもアラビアン・ナイトをモチーフとしている。

* [[ソニックと秘密のリング]] - [[セガ]]によるビデオゲーム。こちらもアラビアン・ナイトをモチーフとしている。

* [[アラビアンナイト (マジック:ザ・ギャザリング)]] - [[トレーディングカードゲーム]]の拡張カードセット。

* [[アラビアンナイト (マジック:ザ・ギャザリング)|アラビアンナイト]] - [[トレーディングカードゲーム]]の拡張カードセット。

* [[アラビアンナイト 砂漠の精霊王]] - [[タカラ (玩具メーカー)|タカラ]]から発売されたロールプレイングゲーム。

* [[アラビアンナイト 砂漠の精霊王]] - [[タカラ (玩具メーカー)|タカラ]]から発売されたロールプレイングゲーム。



== 出典・参考文献 ==

== 出典・参考文献 ==

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== 関連項目 ==

== 関連項目 ==

* [[枠物語]]

* [[枠物語]]

* [[ジン_(アラブ)]]

* [[ジン (アラブ)]]

* [[イフリート]]

* [[イフリート]]

* [[魔法の絨毯]]

* [[魔法の絨毯]]


2014年4月16日 (水) 12:07時点における版

シャフリヤールに物語を話すシャハラザード(シェヘラザード)شهرزاد

: ألف ليلة وليلة,: هزار و یک شب 

 


: ألف ليلة وليلة  alfu lailatin wa lailatun  Alf Laylah wa Laylah  : هزار و یک شب  Hezār-o yek šab alflaylahwa

 Arabian Nights Entertainments 18751883



شهرزاد
実在した登場人物

本来の夜数と物語数


9

[1]

282401001[2]191001

123615姿[3]

[4]

沿


هزارافسانه, Hazār-Afsāna9

110161016[5]

Alexandre Ular使11516[6]

910159[7]

18使

Emmanuel Cosquin(1909)3

(一)

(二)

(三)

[8][9]

1875[10]  


()1516

1704


1704姿



(Antoine Galland1646-1715)153282401701[11][12]



15283542[13]



16[13]



16255[13]



179051702(Benoît de Maillet)[13]

1704


1704



(Henry Salt 1780-1827)(1792-1836)使[14]

(ZER)

1704(Hermann Zotenberg 18361894)ZER(Zotenberg Egyptian Recension)[13]



18311832[15][16]


1001100140



(Dom Denis Chavis)631(Jean Jacques Antoine Caussin de Perceval 1759-1835)(1810)(Muhsin Mahdi 19262007)[13][12]



(Michael Sabbagh)(17031021)1810(Jean Jacques Antoine Caussin de Perceval 1759-1835)1887(Hermann Zotenberg 18361894)100140(Muhsin Mahdi 19262007)[13][12]



18401910(Duncan Black MacDonald 1863-1943)[13][12]



(Duncan Black MacDonald 1863-1943)[13]






18141816Cheik El Yemeni2100[12]



18241843(Maximilian Habicht1775-1839)Habicht[12]



1835(Boulaq)Boulaq/Boulak2(ZER)[12]



18391842MacNaghtenWilliam Hay Macnaghten[17]40[18]


Henry Reeve1886en:Edinburgh Review[19][20][21][22]
ガラン版(フランス語)

17041717(Antoine Galland1646-1715)12178[12]





18381840(Edward William Lane1801-1876)[12] 200[21]





18821884(John Payne18421917)12[12]


バートン版(英語)

18851888106106[21]





1899190416調[21]


 18 
︿1966-1992ISBN 4-582-80071-8 - 

  13 
 19821988ISBN 4-00-327801-1 - 

 101988 
81974 - 

  11 
︿2003ISBN 4-480-03841-8 - 

   
︿241990 - 

DA  
W︿1997 - 

 2001 - 

 ︿1987-92 - 


2010421[23][24]

:1716 Tales 20.jpg
#414 - 432


1969614






















:




































[25]







































 - 

  - 

 ()



 

 

7






(ABC) 2000 - 


 - 

 - 

  - 

Ultimate - ReeSya  


 - 

 - 




 - 


 - 

 - 

 - 

  - 




  1995

  20001

 西   19981 ISBN 4-582-30803-1

西   2004

西  2004 ISBN 4-88591-910-x

西   10712007 ISBN 978-4-00-431071-6

西 ---100deNHK201311



(一)^ 西 --- 100deNHK201311p.20

(二)^ 西   2007p.34 姿

(三)^ 西  2007pp.36-37

(四)^ 西 ---100deNHK201311p.23

(五)^  (1)19886  p.395

(六)^  (1)19886 pp.395-396

(七)^ 西  2004p.13

(八)^ 1 ︿1966p.260

(九)^ 1 ︿1966pp.260-261

(十)^ 40

(11)^ 西  ISBN 978-4-00-431071-6p.13

(12)^ abcdefghij西  ISBN 978-4-14-910747-9

(13)^ abcdefghipp.49-50 引用エラー: 無効な <ref> タグ; name "nishio2007"が異なる内容で複数回定義されています

(14)^ 西  2007pp.52-53,p.64

(15)^ 西  2007p.53

(16)^ 西  2007pp.115-116

(17)^ 西   2007p.64,p.81

(18)^ L'histoire du Prince Ahmed et de la fée Pari-BanouB40 西   1998西   2004

(19)^ Henry Reeve,"The Arabian Nights", Edinburgh Review, 164(1886),p.184

(20)^  西   19981p.53

(21)^ abcd西  NHK2011

(22)^ 西 ---100deNHK201311p.26

(23)^ [1]  201056

(24)^ 201056 [2]  

(25)^ 

関連項目

外部リンク

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