皆楽座
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皆楽座︵かいらくざ︶は、岐阜県各務原市にある芝居小屋。
概要
中山道鵜沼宿近くの津島神社︵各務原市鵜沼羽場町︶の境内にある。芝居︵歌舞伎︶小屋であるが、津島神社の拝殿を兼ねているため、本殿に向かって正面にある。同じ各務原市にある村国座とは異なり、奉納歌舞伎や子供歌舞伎は行われていない。現在はサークル活動、ミニコンサートなどのイベント会場として利用されている。 各務原市の重要有形民俗文化財に指定されている[1]。また、2006年︵平成18年︶には国の登録有形文化財に登録されている[2]。歴史
●1882年︵明治15年︶頃 - 完成 ●1891年︵明治24年︶ - 濃尾地震で倒壊。 ●1898年︵明治31年︶ - 倒壊した資材を再利用して再建される。建築
構造は、2階建ての白壁の切妻造である。小規模な芝居小屋とはいえ、廻り舞台、囃子座仮、楽屋、奈落を備えている。桟敷席などの客席は設けられていない。これは拝殿を兼ねているためである。所在地
所在地 ●岐阜県各務原市鵜沼羽場町1-216 交通アクセス ●名古屋鉄道各務原線羽場駅より徒歩12分。岐阜県の芝居小屋
岐阜県は地芝居が盛んな地域であり、江戸時代から昭和時代に建設された木造芝居小屋が残っている。主な芝居小屋は以下のとおりである。- 鳳凰座 (下呂市)
- 白雲座(下呂市)
- 黒川の東座(加茂郡白川町)
- 蛭子座(中津川市)
- かしも明治座 (中津川市)
- 常盤座(中津川市)
- 五毛座(恵那市)
- 熊野座(恵那市)
- 美濃歌舞伎博物館 相生座(瑞浪市)
- 村国座(各務原市)
- 皆楽座(各務原市)
脚注
座標: 北緯35度24分15.8秒 東経136度55分17.0秒 / 北緯35.404389度 東経136.921389度