Wikipedia:独自研究は載せない

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ウィキペディアの内容に関する三大方針と相互の関係

 (original research) 

[1]

 (NOR) 12 (NPOV)  (V) 3

何が除外されるか


使[2]

















使




なぜ独自研究を排除するのか




(一)Wikipedia:

(二)調調

(三)

(四)稿

資料

信頼できる資料




Wikipedia:

The Militant使

      (a)  (b) 調 (a) 使 (b) 


一次資料と二次資料


使




使使使使

使



使使

特定の観点を推進するような、発表済みの情報の合成

もしAが信頼できる媒体で発表されており、Bも信頼できる媒体で発表されているなら、AとBを組み合わせてCという観点を推進するような記事を書いてもよいと誤解するウィキペディア編集者が、しばしば見受けられます。しかしこれは、ジミー・ウェールズの言葉を借りれば「新たな叙述あるいは歴史解釈」を生む「ある観点を推進するような、発表済みの情報の新たな合成」の典型であり、独自研究に相当します[注 3]。「AでありBである、ゆえにCである」という論証は、その記事の主題に関連する形で信頼できる情報源によって既に発表されている場合にのみ、掲載することができます。

例えば、次のような記述は「特定の立場を推進するような、公表された情報の未公表の組み合わせ」となります(なお、登場する名称は架空のものです)。

xxxxxxxxyxxx

このように書いてあれば「ゴンリを食べることはがんになるリスクを減少させる」という記述は、一見もっともらしく見えますが、これは独自研究です。もしこの記述に続けて、さらに次のような文章があれば、この点が明白になるでしょう。

xxxzzxx

この文章の問題は、「ゴンリを食べることはがんになるリスクを減少させる」という点についても、「ゴンリを食べることはがんリスクを増加させることにもなる」という点についても出典が示されていないことです。もし「ゴンリを食べることはがんになるリスクを減少させる」あるいは「ゴンリを食べることはがんリスクを増加させることになる」という趣旨そのものを明記した資料を加筆者が提示できないのであれば、これらの記述は独自研究となり、記事本文から除去されます。

理解を深めるために、もう1つ例を見てみましょう。

xxxxxxxyCD1221xxxxxz

この文章も、一見もっともらしい記述になっています。しかし「この結果」という表現に問題が潜んでいるのです。なぜなら、オリコンチャートの順位とテレビ出演という典拠のある情報を組み合わせることで、「『ガガガガーマックス』がチャート1位になった理由は直前のガガガガーのテレビ出演である」という典拠がなく、「特定の立場を推進する」見解が主張されているからです。もしガガガガーのテレビ出演と「ガガガガーマックス」のチャート1位の因果関係にはっきりと言及した資料が提示できないのであれば、この文章は「この結果」ではなく「また」で接続されなければなりません。

専門家の役割

「独自研究の排除」は、ある議題に関する専門家がウィキペディアに寄稿できないことを意味するわけではありません。むしろ、ウィキペディアでは専門家は歓迎されます。しかしウィキペディアでは、専門家は、その話題に関する個人的・直接的な知識だけではなく、その話題に関して既に発表された情報源に関する知識をも持ちあわせているゆえに、専門家であると考えています。出典がなく、検証不可能であるならば、専門家を自称する編集者が、直接的・個人的知識をもとに寄稿することは禁止されています。一方、専門家が自分の研究の成果を何らかの評判の良い媒体において発表済みであるなら、この成果を中立的な観点の方針に従い、その出典とともに記すことができます。しかし、第三者の媒体による信頼できる情報源を明記しなければならず、検証不可能である未発表の知識は使用してはなりません。専門家の方々におかれましては、自分達が専門家だからといってウィキペディアで特権的な地位にあるわけではないということをご理解いただき、ウィキペディアの記事を充実させるために、公表されている情報に基づいてご自身の知識を提供くださることをお願いいたします。

理論に関する記事の扱い方

理論に関しては、以下のことに留意してください。

  1. 主要な概念を記す。
  2. 個々の理論を明確に区別し、かつ、極少数の人々にしか支持されていない理論には言及する必要がないことに留意しつつ、既知の一般的な概念を記し、全体的な合意を特定する。

確立していない造語や、権威を持たない個人やそのような個人からなる小集団に由来する概念は、記事削除の対象になるか、編集で除去されるべきです(その理由は、必ずしも誤りだからではなく、検証が不可能だからです)。

オリジナル画像


 使



使

関連する方針とガイドライン

検証可能性

ウィキペディアの掲載基準は、「真実であるかどうか」ではなく、「検証可能かどうか」です。評判の良い情報源によって既に発表された事実、主張、理論、概念、表明、意見、論証のみをウィキペディアに掲載できることにこだわる点で、独自研究排除の方針と検証可能性の方針は互いに補強しあうものとなっています。

中立的な観点


調調

調調


  • もしあなたの考え方が多数派に属するのであれば、広く認められている参考文献を示してその観点を実証することは容易なはずだ。
  • もしあなたの考え方が言及するのに意味があるような少数派に支持されているのであれば、同じ意見を持っている著名な支持者の名前を挙げるのは容易に違いない。
  • もしある観点が極めて小さな(あるいは極めて限定された)少数派に支持されているのであれば、それが正しいかどうかに関わらず、あるいはあなたがそれを証明できるかどうかに関わらず、その内容はウィキペディアで言及するに値しない[3]

脚注

注釈

  1. ^ ウィキバーシティが独自研究を発表する場です。
  2. ^ 独自研究禁止の方針の出発点について、ウィキペディア共同創始者の一人であるジミー・ウェールズは以下のように述べています。「『独自研究』という用語は、主にネット上にあふれる物理学系のトンデモ理論提唱者対策のために生まれたものだ。基本的考え方は次の通りである。:ある事柄が本当に正しいかどうかの有効な判断を下すのは、たいへん難しい。ある人が提唱する物理学の新しい理論が正当なものであるかどうかを、私たちが決めるのは適切ではない。そのような判断を下せるほどの能力は持ち合わせていないのだ。しかし、私たちはその理論が評判の良い学術誌や評判の良い情報源を通して発表されているかどうかは確認できる。つまり、ある物事が信用できるかどうかの判断を避けるために、適切な判断能力を備えた人々によって信用できると判断された物事に単純に固執するという方法は本当に便利なのだ。歴史(学)についても全く同じ原則が当てはまる」[1]
  3. ^ ジミー・ウェールズは、合成してつくられた歴史理論について、次のように述べています。「ウィキペディアにおいて実験結果などを参照しそれらを組み合わせて新しい物理理論をつくることがなぜいけないのかを完全に理解している人々も、同じことが歴史学にも当てはまることを見落とすことがある」[2]

出典

  1. ^ Wales, Jimmy. "Original research", December 3, 2004
  2. ^ Wales, Jimmy (2004年12月6日). “Original research”. WikiEN-l Mailing List. Wikimedia Foundation. 2024年4月閲覧。
  3. ^ Wales, Jimmy. "WikiEN-l roy_q_royce@hotmail.com: --A Request RE a WIKIArticle--", September 29, 2003.

参考文献


"Crackpot articles"Wikipedia:稿2003712

"NPOV and 'new physics'"稿2003926followup

m:researchm:Wikiresearchm:Wikimedia Research Networkm:wikiversity, m:category:researchm:statistics

Wikiresearch

en:Wikinfoen:Everything 2en:Urban DictionaryAcademic Publishing Wiki

関連項目