アイシン精機
本社地区 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒448-8650 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 |
設立 | 1949年6月1日 |
業種 | 輸送用機器 |
事業内容 | 自動車用部品の製造 |
代表者 |
伊勢清貴(代表取締役社長兼社長執行役員) 三矢誠(代表取締役兼副社長執行役員) 水島寿之(代表取締役兼副社長執行役員) |
資本金 |
450億49百万円 (2018年3月31日時点)[1] |
発行済株式総数 |
2億9467万4634株 (2018年3月31日時点)[2] |
売上高 |
連結:3兆9089億37百万円 (2018年3月期)[3] |
営業利益 |
連結:2538億8百万円 (2018年3月期)[4] |
純利益 |
連結:1345億51百万円 (2018年3月期)[5] |
純資産 |
連結:1兆8031億29百万円 (2018年3月末時点)[6] |
総資産 |
連結:3兆5279億10百万円 (2018年3月末時点)[7] |
従業員数 |
連結:11万4478人 (2018年3月末時点)[8] |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 | トヨタ自動車 6686万株 22.69% |
主要子会社 | 関連会社参照 |
関係する人物 |
豊田幹司郎(元代表取締役社長・会長、現取締役会長) 藤森文雄(副会長) 和田明広(元会長) 山内康仁(元社長) 伊原保守(相談役) |
外部リンク | https://www.aisin.co.jp/ |
アイシン精機株式会社︵アイシンせいき、英: AISIN SEIKI Co.,Ltd.、中‥爱信精机株式会社︶は、かつて存在したトヨタグループの大手自動車部品メーカー。日本の他メーカーや、フランスのプジョー等の海外メーカーにも部品を供給している。CIは﹁Geared up for the future﹂。現在のアイシンの前身となる企業であり、2021年4月にアイシン・エィ・ダブリュを吸収合併し社名を変更している。
概要[編集]
主な事業は自動車部品の開発と生産。ブレーキシステムや、大容量トランスミッション、エンジン関連、ドア周り部品、GPSカーナビゲーションなどを手がけている。音声案内を行うボイスカーナビゲーションを世界で初めて世に送り出した。オートマチックトランスミッション︵自動変速機︶においては世界トップレベルとも言われる。近年はトヨタグループの製品︵自動車や自動織機の技術など︶を応用した商品が開発され、系列としてはベンチャー的である。 他にもベッドやミシンなど住生活関連製品、ガスヒートポンプなどのエネルギー関連製品、さらには電動車いすなど福祉用品も扱っている。1980年代前半までは、シャープ製のカラーテレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどを﹁TOYOTA﹂マークをつけて﹁トヨタ家庭用機器﹂として販売していた。また、1976年に伊奈製陶︵現LIXIL︶と共同開発した﹁シャワートイレ﹂はその後の主力製品となった。 2009年6月から藤森文雄が社長に就任。豊田幹司郎以来となる二人目の生え抜き社長である。 一つの事業が大きくなった場合は分社化するという特徴があり、グループ会社は全世界で180社以上存在した。特に元子会社であるアイシン・エィ・ダブリュは、成長が著しく、親会社であるアイシン精機と比較しても売上高・社員数共にほぼ変わらないという規模まで成長していた。 B.LEAGUEに所属しているシーホース三河は、アイシン精機男子バスケットボール部が前身であり、運営会社のシーホース三河株式会社の親会社でもあった。アイシン精機男子バスケ部時代、2000年頃までは成績低迷に喘いでいたが、他チームを解雇されたりチームの廃部で居場所を失ったりした選手を多数受け入れて、2002年にはオールジャパン優勝を果たした。この苦労話が﹁ファイブ﹂としてノンフィクション小説となった。これが劇画化されビッグコミックで連載され、また2008年1月にはNHKでテレビドラマ化もされた。 また、相撲部は実業団横綱を複数人輩出しているほどの強豪であり、2020年には同部初の女性部員として今日和が入部した[9]。 同社は日本取引所グループと日本経済新聞が﹁財務や経営が優秀な上場企業の上位400社﹂として選定しインデックス化するJPX日経インデックス400の構成銘柄に採用されている。 2018年、自動車の手動変速機を生産してきた中国河北省の工場を再編し、2019年より前輪駆動車のATを生産することが決定︵同時期に中国国内でアイシン・エィ・ダブリュによるAT生産体制強化も発表されている︶[10]。沿革[編集]
製品[編集]
施設[編集]
関連会社[編集]
グループ主要会社[編集]
●アイシン高丘株式会社︵豊田市:鋳鉄製品、スピーカー︶ ●アイシン化工株式会社︵豊田市:摩擦材・接着剤・シーリング材︶ ●アイシン・エィ・ダブリュ株式会社︵安城市:乗用車用小・中・高容量オートマチックトランスミッション小・中容量CVT︶ ●アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社︵越前市︶ ●アイシン軽金属株式会社︵射水市︶ ●アイシン開発株式会社︵刈谷市:建設・建築・宅地建物取引・損害保険代理・生命保険代理︶ ●株式会社エイディーノウビ︵刈谷市:都市開発事業・マンション販売︶ ●株式会社エイディーグリーン︵豊田市:緑化・土木・エクステリア︶ ●アイシン機工株式会社︵西尾市︶ ●アイシン辰栄株式会社︵碧南市︶ ●豊生ブレーキ工業株式会社︵豊田市︶ ●株式会社アドヴィックス︵刈谷市:ブレーキシステム︶ ●シロキ工業株式会社︵豊川市、本店は藤沢市︶ ●アート金属工業株式会社︵上田市:ピストン︶連結子会社[編集]
●アイシン東北 ●アイシン九州 ●アイシン九州キャスティング ●アイシン北海道 ●ASブレーキシステムズ ●埼玉工業 ●寿技研工業 ●愛知技研 ●アイシン・メタルテック ●シンコー精機 ●アイシン・エンジニアリング ●アイシン・ソフトウェア ●アイシン・インフォテックス ●イムラ材料開発研究所 ●アイシン・コスモス研究所 ●テクノバ ●エフティテクノ ●アイシン・コラボ ●新三商事 ●光南工業 ●碧南運送 ●サンエツ運輸 ●富士興産 ●アイシン新和 ●コザカイ工業 ●エイティーメンテナンス ●エイティーマテリアル ●イナテツ技研 ●福田工業 ●エイ・ティー南陽 ●エイティーテクノス ●エイティーアグリー ●高丘工業 ●新和工業 ●エイ・シー工業 ●エィ・ダブリュ・サービス ●エクォス・リサーチ ●エィ・ダブリュ・エンジニアリング ●エィ・ダブリュ・メンテナンス ●シーヴイテック ●オーキス・ジャパン ●エィ・ダブリュ・アイ・エス ●テクノメタル ●となみの工業 ●エイディーノウビ ●エイディーサンユートピア ●エイディーグリーン ●エイ・ケイ・ケイ・エム ●エーアイ・マシンテック ●辰栄メンテナンス ●トーホー化工持分法適用会社[編集]
●エクセディ ●キャタラー ●日本クラッチ ●山形クラッチ ●豊明木工 ●東和繊維工業 ●中川工業 ●株式会社日出ハイテック脚注[編集]
(一)^ アイシン精機>株主・投資家情報 >IR資料>有価証券報告書>平成30年︵2018年︶3月期>提出会社の経営指標等>資本金
(二)^ アイシン精機>株主・投資家情報 >IR資料>有価証券報告書>平成30年︵2018年︶3月期>提出会社の経営指標等>発行済株式総数
(三)^ アイシン精機>株主・投資家情報 >IR資料>有価証券報告書>平成30年︵2018年︶3月期>連結経営指標等>売上高
(四)^ アイシン精機>株主・投資家情報 >IR資料>有価証券報告書>平成30年︵2018年︶3月期>連結損益計算書>営業利益
(五)^ アイシン精機>株主・投資家情報 >IR資料>有価証券報告書>平成30年︵2018年︶3月期>連結経営指標等>当期純利益
(六)^ アイシン精機>株主・投資家情報 >IR資料>有価証券報告書>平成30年︵2018年︶3月期>連結経営指標等>純資産額
(七)^ アイシン精機>株主・投資家情報 >IR資料>有価証券報告書>平成30年︵2018年︶3月期>連結経営指標等>総資産額
(八)^ アイシン精機>株主・投資家情報 >IR資料>有価証券報告書>平成30年︵2018年︶3月期>連結経営指標等>従業員数
(九)^ “女子相撲の22歳 夢は﹁世界一﹂ 五輪競技化へ海外普及も”. 産経新聞 (2020年7月10日). 2020年12月17日閲覧。
(十)^ “EVで不要なのに、なぜアイシンはATに900億円も投資するの?”. 日刊工業新聞 (2018年4月27日). 2019年1月4日閲覧。
(11)^ アイシン精機40年のあゆみ - ︵ / 20151023︶
(12)^ 第5節 戦時下の研究と生産 第9項 航空機の開発と製作 - トヨタ自動車75年史︵2012年版 / 2015年10月23日閲覧︶
(13)^ 現在は室外機のみ供給している。
(14)^ 室外機の種類によってはパナソニック産機システムからOEM供給されている場合もある。ダイキンがアイシン向けに供給する製品は型番の頭に﹁AISIN﹂の﹁A﹂がつく︵例‥リモコン﹁ABRC1E3﹂はダイキンの﹁BRC1E3﹂と同じ︶。部品によってはダイキンそのものを流用している。過去にはハウスメーカー向けに手掛けたハウジングエアコンもダイキンからのOEMである。
(15)^ 元田光一 (2021年3月1日). “第17回 デマンド型交通サービス﹁チョイソコ﹂、全国13地区に拡大した理由”. 日経BP 2021年6月7日閲覧。
(16)^ “チョイソコのある街”. チョイソコ. 2021年6月7日閲覧。
関連項目[編集]
- シーホース三河
- トヨタグループ
- フォルクスワーゲン
- 日本発条
- テイ・エス テック
- カルソニックカンセイ
- 名古屋グランパスエイト(出資会社の一つとなっている。2011年からはユニフォーム背中部分のスポンサーにもなる)
- アニーよ銃をとれ(KRTで放送されたテレビドラマ版を「トヨタミシン」名義で一社提供)