ズボンをはいた雲
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『ズボンをはいた雲』 Облако в штанах | ||
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著者 | ウラジーミル・マヤコフスキー | |
訳者 | 小笠原豊樹 | |
発行日 | 1915年9月 | |
発行元 | 私家版 | |
ジャンル | 詩 | |
国 |
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言語 | ロシア語 | |
形態 | 詩 | |
前作 | 『ウラジーミル・マヤコフスキー (戯曲)』(1914年) | |
次作 | 『背骨のフルート』(1915年) | |
コード | ISBN 978-4907511012 | |
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/33/Mayakovsky-1910.jpg/220px-Mayakovsky-1910.jpg)
﹃ズボンをはいた雲﹄︵ズボンをはいたくも、ロシア語: Облако в штанах、英語: A Cloud in Trousers︶は、ロシアの詩人ウラジーミル・マヤコフスキーが1915年に発表した処女詩集。元々は﹃13番目の使徒 ︵Тринадцатый апостол︶﹄というタイトルで出版される予定だったが、検閲によって﹃ズボンをはいた雲﹄になった。
副題はギリシャ語で﹁四畳みの聖像﹂という意味がある﹃テトラプティヒ︵тетраптих︶﹄で、実際に本作はプロローグと4つの詩から構成されている。その副題にはそれぞれ﹁きみらの愛を倒せ︵第一章︶﹂、﹁きみらの芸術を倒せ︵第二章︶﹂、﹁きみらの機構を倒せ︵第三章︶﹂、﹁きみらの宗教を倒せ︵第四章︶﹂という意味が込められている[1]。
1914年に執筆をはじめ、翌年の1915年9月にマヤコフスキーの友人であった文芸評論家のオシップ・ブリークの私家版として出版された。初版は1050部であった[2]。検閲で削除された部分を含む完全版は、10月革命後の1918年に出版されている。