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デラシネ・チンドン︵DERACINE CHING DONG︶は、2006年6月7日に発売されたソウル・フラワー・モノノケ・サミットの3枚目のアルバム。
前作﹃レヴェラーズ・チンドン﹄発表から9年を経て制作、発表されたアルバムである。阪神大震災慰問バンドとして始まった﹁ソウル・フラワー・ユニオンの別働隊﹂としての彼らの活動は、のちに、ドヤ街︵横浜寿町、大阪釜ヶ崎など︶や障害者イベントなどのライヴや、北朝鮮、香港、ベトナム、フィリピン、北方領土︵国後島︶、フランス、東ティモール、パレスチナ難民キャンプなどでのライブ、日本歌謡界の重鎮・田端義夫や沖縄民謡界の巨匠・登川誠仁との共演など、ワールド・ワイドに広がり、その長年の現場での﹁出逢い﹂が本作の選曲、演奏に結実している︵ヤマト・ウチナー・コリアの民謡、壮士演歌、お座敷唄、戦前戦後のはやり唄、オリジナル曲に加え、﹁竹田の子守唄﹂の二つの元唄ヴァージョンなど︶。
2004年の伊丹英子の沖縄移住により、本作は沖縄でレコーディングされており、登川誠仁の弟子・仲村奈月が島太鼓&唄で正式メンバーとして本作以降参加している。前2作の大半がライヴ・レコーディングであったので、ソウル・フラワー・モノノケ・サミット初の全曲スタジオ録音盤ということになる。
なお、アルバム・タイトルの﹁デラシネ﹂はフランス語で﹁郷失者﹂を意味し、アルバム・ジャケットは綱島徹による徳之島の写真である。
収録曲[編集]
- ああわからない AH WAKARANAI<WELL I DON'T UNDERSTAND>〜壮士演歌・添田唖蝉坊・1908年
- 竹田こいこい節 TAKEDA KOI KOI BUSHI〜京都民謡
- お富さん OTOMI SAN〜流行歌・春日八郎・1954年
- くんじゃんジントーヨー KUNJYAN JINTOYO〜沖縄民謡・登川誠仁
- 島育ち SHIMA SODACHI<BROUGHT UP THE ISLAND>〜奄美民謡・田端義夫
- 釜ヶ崎人情 KAMAGASAKI NINJYO<THE HEART OF KAMAGASAKI>〜流行歌・三音英次・1967年
- ストトン節 SUTOTON BUSHI〜壮士演歌・添田さつき・1924年
- ドンパン節 DON PAN BUSHI〜秋田民謡
- トラジ TORAJI<KOREAN BELLFLOWER>〜朝鮮民謡
- マジムン・ジャンボリー (命の祝い) MAJIMUN JAMBOREE (NUCHI NU SUJI)<GHOSTS JAMBOREE>〜中川敬のオリジナル
- チョンチョンキジムナー CHON CHON KIJIMUNA〜沖縄流行歌・照屋政雄・1982年
- 三池炭坑節 MIIKE TANKOU BUSHI<MIIKE'S COAL MINER SONG>〜福岡民謡
- 竹田の子守唄 (元曲) TAKEDA NO KOMORIUTA<LULLABY OF TAKEDA>(ORIGINAL)〜京都民謡
- あまの川 AMANOGAWA<THE MILKY WAY>〜伊丹英子&中川敬のオリジナル
外部リンク[編集]