ドルトン・ポンペイ

ドルトン・ポンペイ
*Dalton Pompey*
	2015年11月15日
基本情報
国籍	カナダ
出身地	オンタリオ州ミシサガ
生年月日	1992年12月11日（31歳）
身長; 体重	6' 2" ＝約188 cm; 195 lb ＝約88.5 kg
選手情報
投球・打席	右投両打
ポジション	外野手
プロ入り	2010年 MLBドラフト16巡目
初出場	2014年9月2日タンパベイ・レイズ戦
最終出場	2018年5月11日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ジョン・フレイザー中・高等学校; トロント・ブルージェイズ (2014 - 2016, 2018); シュガーランド・ライトニング・スロース (2020); ゲルフ・ロイヤルズ (2022);
国際大会
代表チーム	カナダ
WBC	2017年
プレミア12	2019年
	この表について

ドルトン・K・ポンペイ︵Dalton K. Pompey、1992年 12月11日 - ︶は、カナダ・オンタリオ州ミシサガ出身の元プロ野球選手︵外野手︶。右投両打。

経歴[編集]

プロ入りとブルージェイズ時代[編集]

2010年のMLBドラフト16巡目︵全体486位︶でトロント・ブルージェイズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブルージェイズ︵英語版︶で16試合に出場した。 2011年は、アパラチアンリーグのルーキー級ブルーフィールド・ブルージェイズ︵英語版︶でプレーした。 2012年は、左手を骨折し、ルーキー級ブルーフィールド、A-級バンクーバー・カナディアンズ、A級ダニーデン・ブルージェイズで計16試合しか出場できなかった^[1]。 2013年に復帰し、A+級ダニーデンでプレーした。この年のマイナーリーグのゴールドグラブ賞も受賞した。 2014年は、開幕をA+級ダニーデンで迎えた。6月24日にオールスター・フューチャーズゲームに選出された^[2]。6月27日にAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツに昇格した^[3]。8月20日にAAA級バッファロー・バイソンズに昇格した^[4]。8月26日に球団がオフにポンペイをアリゾナ・フォールリーグに参加させた。期間中は、メサ・ソーラーソックスに所属した^[5]。9月1日にセプテンバー・コールアップでメジャーに昇格し、2日のタンパベイ・レイズ戦でエドウィン・エンカーナシオンの代走でメジャーデビューを果たした。9月19日のニューヨーク・ヤンキース戦で黒田博樹からメジャー初安打を記録した^[6]。オフには、アリゾナ・フォールリーグのメサ・ソーラーソックスに派遣された^[7]。 2015年は34試合に出場し、打率.223、2本塁打、6打点、5盗塁という成績を残した。またポストシーズンでもベンチ入りし、主に代走で出場した。ディビジョンシリーズ第2戦の12回裏、チャンピオンシップシリーズ第6戦の9回表、共に大事な場面で二盗、三盗の連続盗塁を成功させ、このポストシーズン通算で4盗塁︵失敗なし︶と活躍した。 2016年はメジャーデビュー以来最小となる8試合の出場に留まり、無安打に終わったが、4試合に1つのペースで盗塁を決め、高い走力は健在であった。 2017年開幕前の2月8日に第4回ワールド・ベースボール・クラシック︵WBC︶のカナダ代表に選出された^[8]。しかし試合中にに脳震盪を起こし、その後左膝も負傷^[9]。この年はメジャーでの出場はなく、マイナーでも13試合の出場にとどまった。 2018年は5月4日のタンパベイ・レイズ戦で2年ぶりにメジャーに復帰した。しかし5月12日にマイナーに降格し、5月29日に左手親指の尺側側副靱帯の部分断裂の怪我を負い^[9]、以降はシーズン終了まで全休となった。 2019年7月23日にDFAとなり^[10]、30日にマイナー契約でAAA級バッファローへ配属された^[11]。オフの11月4日にFAとなった。

ブルージェイズ退団後[編集]

2020年1月30日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ^[11]が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でマイナーリーグが開催されなかったため、公式戦出場がないまま5月22日に自由契約となった^[11]。その後は7月に独立リーグであるコンステレーション・エナジーリーグ︵英語版︶^[12]と契約し、4試合に出場した。 2021年5月10日にロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を結んだ^[11]。しかしメジャーへの昇格機会はなく、8月25日に自由契約となった^[11]。 2022年は母国カナダのセミプロリーグであるインターカウンティ・ベースボールリーグ︵英語版︶のゲルフ・ロイヤルズ︵英語版︶でプレーした。シーズン終了後、救急隊員への転身を目指すため現役引退を発表した^[^13]。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
2014	TOR	17	43	39	5	9	1	2	1	17	4	1	0	4	0	12	0	.231	.302	.436	.738
2015		34	103	94	17	21	8	0	2	35	6	5	1	7	2	23	1	.223	.291	.372	.664
2016		8	2	2	3	0	0	0	0	0	0	2	1	0	0	1	0	.000	.000	.000	.000
2018		5	11	10	0	2	0	0	0	2	0	0	0	1	0	6	0	.200	.273	.200	.473
MLB：4年		64	159	145	25	32	9	2	3	54	10	8	2	12	2	42	1	.221	.289	.372	.662

記録[編集]

MiLB

オールスター・フューチャーズゲーム選出：1回（2014年）

背番号[編集]

45（2014年 - 2015年）
23（2016年、2018年）

代表歴[編集]

脚注[編集]

(一)^ Vinia Raymundo (2013年3月4日). “Blue Jays' prospect Dalton Pompey healthy, excited for upcoming season” (英語). The Toronto Observer. 2016年1月5日閲覧。 (二)^ Jonathan Mayo (2014年6月25日). “Big league power highlights Futures Game rosters” (英語). MLB.com. 2016年1月5日閲覧。 (三)^ Shi Davidi (2014年1月27日). “Jays promote highly-touted Pompey to double-A” (英語). SportNet.ca. Rogers Media. 2016年1月5日閲覧。 (四)^ “Bisons add Pompey, Hague to roster Club loses LaRoche, Goedert to disabled list” (英語). MiLB.com (Buffalo Bisons) (2014年8月20日). 2016年1月5日閲覧。 (五)^ Minor Leaguer (2014年8月26日). “Dalton Pompey and others headed to the Arizona Fall League” (英語). SBNation / Bluebird Banter. Vox Media, Inc.. 2016年1月5日閲覧。 (六)^ Jamal Collier (2014年9月19日). “Pompey gets first hit, receives congratulations from Jeter” (英語). MLB.com. 2016年1月5日閲覧。 (七)^ Gregor Chisholm (2014年10月27日). “Pompey, Osuna chosen for Fall Stars Game” (英語). MLB.com. 2016年1月5日閲覧。 (八)^ Canada roster announced for 2017 World Baseball Classic Baseball Canada ︵英語︶ (2017年2月8日) 2017年3月16日閲覧 (九)^ ^a ^bGregor Chisholm (2018年6月3日). “Pompey suffers partial tear of thumb ligament”. MLB.com. 2023年12月25日閲覧。 (十)^ Alexis Brudnicki (2019年7月23日). “Blue Jays designate Pompey for assignment” (英語). MLB.com. 2019年7月24日閲覧。 (11)^ ^a ^b ^c ^d ^eMLB公式プロフィール参照。2023年12月25日閲覧。 (12)^ 開催中止となったマイナーリーグや独立リーグの選手の受け皿として一時的に活動したリーグ。 (13)^ Roy Bala (2022年8月22日). “Dalton Pompey looking to begin career in emergency services after completing IBL season with Guelph Royals”. stcatharinesstandard.ca. 2023年12月25日閲覧。

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Dalton Pompey stats MiLB.com （英語）
Dalton Pompey (@daltonpompey) - X（旧Twitter）
6️⃣🇨🇦 (@daltonpompey) - Instagram

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表話編歴野球カナダ代表 - 2017 ワールド・ベースボール・クラシック
監督	アーニー・ウィット
コーチ	ラリー・ウォーカーデニス・ブーシェポール・クアントリルティム・リーパーグレッグ・ハミルトン
投手	16 ニック・ピベッタ 21 ライアン・ケロッグ 25 シェーン・ドーソン 27 アンドリュー・アルバース 35 ダスティン・モルケン 38 エリック・ガニエ 44 ローワン・ウィック 46 ライアン・デンプスター 47 スコット・マシソン 48 スコット・リッチモンド 50 ケビン・チャップマン 51 ジム・ヘンダーソン 59 ジェセン・テリエン 63 クリス・ラルー
捕手	22 ジョージ・コッタラス 24 マイク・リーブス
内野手	4 ピート・オーア 5 フレディ・フリーマン 11 ジョナサン・マロ 17 エリック・ウッド 26 ジェイミー・ロマック 32 ジョシュ・ネイラー 33 ジャスティン・モルノー 56 ダニエル・ピネロ
外野手	9 レーン・トソニ 13 タイラー・オニール 23 ドルトン・ポンペイ 30 マイケル・クルース