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ノースウエスト航空

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ノースウエスト航空
Northwest Airlines, Inc.
IATA
NW
ICAO
NWA
コールサイン
NORTHWEST
設立 1926年9月1日(Northwest Airwaysとして)
運航停止 2010年1月31日(デルタ航空と合併)
ハブ空港 デトロイト・メトロ・ウェイン空港
ミネアポリス・セントポール国際空港
メンフィス国際空港
成田国際空港
アムステルダム・スキポール空港
焦点空港 インディアナポリス国際空港
ホノルル国際空港
シアトル・タコマ国際空港
マイレージサービス SkyMiles
会員ラウンジ SkyClub
航空連合 スカイチーム
親会社 Delta Air Lines, Inc.
保有機材数 365機
就航地 255都市
本拠地 アメリカ合衆国の旗 ミネソタ州イーガン
代表者 Ed Bastian (CEO)
外部リンク ウェブアーカイブ
テンプレートを表示
ノースウエスト航空の本部

Northwest Airlines, Inc.2010131

[]

[]


(Northwest) 西便西西Northwest Territory便便

[]


JAL200760

[1][1]2[1]

200[2]7474[2][3]747[2][3]

B200241820031015A3202003930757使[2]

199711JAS19992000便JAS西便JAS便JASJAS200210JAS

[]

[]


192691 (Northwest Airways) 使4425便1927

1934Northwest Airlines, Inc

[]


1941214

11便

1948

1940便

[]


1950 L-188

1960DC-81961DC-87201963707-320

1970747711747

19725DC-1019791986

[]

KLMDC-10

1980747-400757A320747-400

1990199753611

1997JAS1999JAS/西 - /西/

2005914112007531[4]

2006 (Independence Air) 60 - 70 (Compass Airlines) 7

KLM

2008675714DC-933

[]


200814141029[5]

 - KLM西

20092010130NW2470便便84

便2018370

[]


73=西便//便

西便

西KLM便便西KLMKLM

「赤い尾翼を追え」[編集]

かつてパイロットたちの間では「赤い尾翼を追え」(Follow the red tail) という言葉が交わされることがあった。赤い尾翼とは、すなわち赤く塗られたノースウエスト航空機の垂直尾翼のことである。着陸誘導装置などがまだ発達していなかった頃、着陸進入時に悪天候に見舞われて迷ったら、前方でノースウエスト機が着陸態勢を取っていればそれに従えばよい、という意味の教訓である。

なぜノースウエスト機なのかというと、同社のハブ空港はミネアポリスデトロイトという、アメリカ北部中西部の五大湖沿岸の極めて天候が厳しい土地に位置しており、冬季には湖面から強い北風が吹き込み降雪も多い両空港では、荒天の中での離着陸が日常茶飯事だったからである。その経験から、かつてのノースウエストのパイロットたちは特に天候を見極める技量に長けていたといわれる。また、社内にアメリカ連邦航空局(FAA)公認の気象科を有し[6]、会社が独自に作成した気象情報が提供されていたこと[6]も理由の1つである。

コンピュータやエレクトロニクスの進化によって航法や航空管制、そして気象予測が著しく進化した結果、今日では赤い尾翼を追わなくても的確な判断ができるようになったが、それでもこの言葉が使われることが時折ある。アメリカの空港で空港管制官が離陸の順番をパイロットに伝える際に、「ノースウエスト機の後につくように」と言うところを「赤い尾翼を追え」などと言ったりするのがそれである。

そもそも尾翼を赤く塗ったのは、雪の多いミネアポリスとデトロイトで、管制塔から機体が見やすいようにという配慮だったという。2003年にノースウエスト航空はロゴと機体塗装を一新したが、その際も赤い垂直尾翼の伝統だけはしっかり守られている。しかしデルタ航空との合併により、全ての機体がデルタ航空の塗装に変更された。

ロゴのエピソード[編集]

「N」や「W」や「北西を指した方位磁針」などあらゆる見方ができる、ノースウェスト航空の旧ロゴ。

ノースウェスト航空で、2003年まで使用されていたロゴは、実は非常に工夫が施されたものである。一見すると円の中に「N」とだけ書いてあるように見えるが、Nの文字の左にある三角形も含めてよく見ると、「W」にも見えるのである[7]。「ノースウェスト」の英語表記「North West」の頭文字から来ているためである。さらに、円を方位磁針の縁と見ると、三角形(磁針)が左上を向いていることから、「ノースウェスト」の名前の通り、「北西」を指した方位磁針に見ることも可能である[7]

コードデータ[編集]

保有機材[編集]

タイプ 機数 座席数
(ワールドビジネスクラス/エコノミークラスの座席数)
備考
ボーイング747-400 16機 403 (65/338) 2017年に完全退役。
シリーズ初号機のN661USは、2015年9月8日発をもって退役[8]
2017年よりデルタ航空博物館アトランタ)に展示[9]
ボーイング757-300 16機 224 (24/200)
ボーイング757-200 55機 180 (22/158)
または
184 (22/162) 国内線
182 (20/162) 国際線
エアバスA330-300 [10] 21機 298 (34/264)
エアバスA330-200 [10] 11機 243 (32/211)
エアバスA320-200 73機
2機 発注中
148 (16/132) デルタには69機が移籍。
エアバスA319-100 57機
5機 発注中
124 (16/108) 7機はVIP仕様
ダグラスDC-9-50[11] 34機 125 (16/109)
ダグラスDC-9-40 [11] 11機 110 (16/94)
ダグラスDC-9-30 [11] 42機 100 (16/84)
ボーイング787-8 0機 保有
18機 発注中
50機 オプション
221 (36/185)

A319A320A330-200A330-30051747-151, 747-251, 747-451 

画像[編集]

サービス[編集]

機内サービス[編集]

「ワールドビジネスクラス」シートと個人モニター

2KLM747-400A330

7US7002 - 5A330

World Traveler

[]


便Y/B

24

[]


 (WorldPerks) 便/KLM便便便100%12500057500025%, 100%, 100%

KLM

(

なお、ワールドパークスは2009年10月1日デルタ航空スカイマイルに統合された[12]

コードシェア便[編集]

2009年9月現在、以下の航空会社との間でコードシェア便の契約を結んでいる。

  • アラスカ航空
  • アメリカン・イーグル航空
  • エールフランス航空
  • デルタ航空
  • ガルフストリーム国際航空
  • ハワイアン航空
  • ホライズン航空

脚注[編集]

  1. ^ a b c イカロス出版『月刊エアライン』2010年4月号(通巻370号)p76
  2. ^ a b c d イカロス出版『月刊エアライン』2003年12月号(通巻294号)p72
  3. ^ a b イカロス出版『月刊エアライン』2010年4月号(通巻370号)p79
  4. ^ http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=29333&cid=2
  5. ^ デルタ・ノースウエスト合併、米司法省が認可 世界最大に 日本経済新聞 2008年10月30日付記事
  6. ^ a b イカロス出版『月刊エアライン』2010年4月号(通巻370号)p78
  7. ^ a b あの企業のロゴの秘密いろいろ”. かちびと.net (2009年9月28日). 2019年9月11日閲覧。
  8. ^ デルタ航空のボーイング747-400型1号機が引退、来年本社の博物館に展示予定 - デルタ航空日本支社ニュースリリース 2015年9月10日
  9. ^ デルタ航空のボーイング747-400型1号機、本社の博物館に移動 - デルタ航空日本支社ニュースリリース 2016年5月19日
  10. ^ a b ノースウエストは老朽化したボーイング747-200型機とマクドネル・ダグラス DC-10型機をすべてエアバスA330型機に置き換えた。
  11. ^ a b c 現在老朽化したDC-9をノースウェスト・エアリンクを通して順次CRJ-200などのリージョナルジェットに置き換えている。DC-9は2009年度中に61機までに減らされる予定である。
  12. ^ [1]

[]

NW85便
747-400 N661US
(2017328 )


2-0-2

74便
747

85便
747-400

退[1]

255便
DC-9


DC-9727


(2)WN

D.B.

[]

  1. ^ デルタ航空博物館に歴史的な展示「747エクスペリエンス」がオープン - デルタ航空日本支社ニュースリリース 2017年3月29日