ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナ | |
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概要 | |
診療科 | 感染症内科学 |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | B08.5 |
ICD-9-CM | 074.0 |
DiseasesDB | 30777 |
MedlinePlus | 000969 |
eMedicine | med/1004 |
MeSH | D006557 |
ヘルパンギーナ︵英: Herpangina︶は、コクサッキーウイルスの一種が原因となって起こるウイルス性疾患。原因ウイルスは、ピコルナウイルス科のエンテロウイルス属に属するコクサッキーウイルスA群︵2,3,4,5,6,10型︶が主で、他にB群やエコーウイルスで発症する場合もある[1]。エンテロウイルス感染症の病型は非特異的熱性疾患が多いが、ヘルパンギーナは手足口病やプール熱などとともに特異的な病態をもつ疾患として位置づけられる[2]。温帯地域では夏季を中心に流行する急性熱性疾患[2]︵いわゆる夏かぜの代表的疾患[3]︶である。
Herpanginaは、angina︵ラテン語で扁桃炎︶に、herp︵ギリシャ語で﹁這う﹂[4]︶を冠したもの。