モーターショー
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モーターショーは、自動車メーカー各社の新型自動車やその関連製品などを集めて催す見本市。自動車ショー、オートショー、オートサロンとも言う。
1948年当時のモーターショー
見本市会場などで自動車やその関連製品の展示を行う。新聞や雑誌、テレビで大きく取り上げられ、多数の来場者が見込めることから新型車やコンセプトカーの発表が行われることが多い。
かつては世界の3大自動車生産国であるドイツ、アメリカ、日本で開催されるフランクフルトモーターショー、北米国際オートショー、東京モーターショーが世界3大モーターショーとされた。
その後、サロン・アンテルナショナル・ド・ロト︵通称‥ジュネーヴモーターショー︶とモンディアル・ド・ロトモビル︵通称‥パリモーターショーまたはパリサロン︶を加え世界5大モーターショーと呼ばれたが、現在は海外メーカーの出展社数や新モデルのワールドプレミアなどが著しく減少したため、国際ショーというよりもローカル色が強くなっている[1]。
東京モーターショー︵1960年代︶
概要[編集]
モーターショーの目的[編集]
モータリゼーションの普及により、自動車の普及率は高まった。来場者数も多く見込めるため、メーカーにとっては、数多くの新型車の発表の場だけでない。自動車に興味のある者、無い者双方とっても楽しめるモーターショーが本来の意味である。単なる自動車展示では飽きてしまうため、デザインコンセプトモデルなど、市販化しない近未来的な実験車両も多く展示される。来場者の興味を掻き立てるショーとしての役割も大きい。自動車の発展とさらなる普及が目的である。ショーモデルの発展性[編集]
デザイン・スタディモデル、コンセプト・モデルなど、メーカーの基礎研究開発をユーザーの目に見える形で具体化したのがショーモデルである。ガルウィングトアなど非現実的なボディ形状から、ショー専用モデルと考える方もいる。ショーモデルの技術やデザインは、今後の技術的な発展に生かされる。 一部自動車評論家が、ショーモデルは無駄と唱える例がある。モーターショー一覧[編集]
世界5大モーターショー[編集]
●東京モーターショー ︵TMS、日本・東京︶ ●フランクフルトモーターショー ︵IAA、ドイツ・フランクフルト︶ ●北米国際オートショー ︵NAIAS、アメリカ・デトロイト︶ ●サロン・アンテルナショナル・ド・ロト ︵Salon International de l'Auto、スイス・ジュネーヴ︶ ●モンディアル・ド・ロトモビル ︵Mondial de l'Automobile、フランス・パリ︶その他[編集]
●釜山モーターショー︵韓国︶ ●ソウルモーターショー︵韓国︶ ●北京モーターショー︵中国︶ ●上海モーターショー ︵Auto Shanghai、中国︶ ●広州国際モーターショー︵中国︶ ●青島国際モーターショー︵中国︶ ●貴陽国際モーターショー︵中国︶ ●ベトナムモーターショー︵ベトナム︶ ●バンコク国際モーターショー︵タイ︶ ●インドネシア国際モーターショー︵インドネシア︶ ●ニューデリーオートエクスポ ︵インド︶ ●モスクワ国際モーターショー︵ロシア︶ ●ブリュッセルモーターショー ︵ベルギー︶ ●アムステルダムモーターショー︵オランダ︶ ●ボローニャモーターショー︵イタリア︶ ●バルセロナモーターショー︵スペイン︶ ●英国国際モーターショー︵イギリス︶ ●ニューヨーク国際オートショー︵アメリカ︶ ●シカゴオートショー︵アメリカ︶ ●ロサンゼルスオートショー︵アメリカ︶ ●SEMAショー - 特殊部品市場協会︵SEMA︶による自動車部品の見本市。 ●サンパウロモーターショー︵ブラジル︶日本[編集]
東京モーターショーの派生イベント 東京モーターショー終了後、展示内容を縮小したうえで国内5ヶ所︵名古屋・仙台・大阪・福岡・札幌︶で開催される。東京モーターショーと同じく隔年開催で、開催する順番は開始年が古い順となっている。詳細は「東京モーターショー#地方見本市」を参照
- その他
- 東京オートサロン
- ナゴヤオートトレンド
- 大阪オートメッセ
- 福岡オートサロン
- 札幌オートサロン (2000年 - 2007年)
- オキナワモーターショー
- オートモビル カウンシル
- ノスタルジックカーショー
- ノスタルジック2デイズ
- 日本サイドカー&トライクショー
脚注[編集]
- ^ 「東京モーターショーの危機」 日経トレンディネット、2007年10月31日。