北海道大学旧札幌農学校昆虫学及養蚕学教室

旧札幌農学校昆虫学及養蚕学教室

北海道大学旧札幌農学校昆虫学及養蚕学教室︵ほっかいどうだいがく きゅうさっぽろのうがっこう こんちゅうがく および ようさんがくきょうしつ︶は、北海道札幌市、北海道大学構内にある施設。文部大臣官房札幌建築出張所、中條精一郎が設計した。2000年︵平成12年︶4月28日、国登録有形文化財に登録された。所在地は、北海道札幌市北区北9条西8丁目。

沿革

●1901年︵明治34年︶12月 - 竣工。

●1916年︵大正5年︶1月 - 昆虫飼育室増築︵昆虫学及養蚕学教室の西翼北側に接続︶。

●1927年︵昭和2年︶11月 - 昆虫学標本室増築。

●1936年︵昭和11年︶8月 - 昆虫学関連講座の農学部本館移転に伴い、空き室になる。

●1937年︵昭和12年︶10月 - 北方文化研究室設置。

●1990年︵平成2年︶ - 放送大学北海道学習センターになる。

●2000年︵平成12年︶2月 - 放送大学北海道学習センターが移転。

●2000年︵平成12年︶4月28日 - 国登録有形文化財に登録。

●2003年︵平成15年︶5月 - 北大交流プラザ﹁エルムの森﹂になる。

●2010年︵平成22年︶6月 - エルムの森移転。

●2023年︵令和5年︶9月 - 保存改修されるとともにワイン教育研究センターとして再生。

標本室︵標本庫︶

標本室

昆虫学初代教授の松村松年の時代に、1927年に標本室︵標本庫︶が増築された。昆虫標本を火災から守るために標本室の壁は札幌軟石、床と天井は鉄筋コンクリート造り、防火シャッター付きの窓枠による不燃構造となっている。