学習院女子短期大学
学習院女子短期大学 | |
---|---|
大学設置 | 1950年 |
創立 | 1847年 |
廃止 | 2001年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人学習院 |
本部所在地 | 東京都新宿区戸山3-20-1 |
学部 |
人文学科 国文学専攻 英語専攻 I類[1] II類[2] 文化史専攻 家庭生活科 I類[3] II類[4] |
研究科 | 専攻科あり[5] |
学習院女子短期大学︵がくしゅういんじょしたんきだいがく、英語: Gakushuin Women's Junior College[6]︶は、東京都新宿区戸山3-20-1に本部を置いていた日本の私立大学である。1950年に設置され、2001年に廃止された。大学の略称は学習院関係者・学生の間では単に﹁短大﹂と呼ばれたほか、﹁学短﹂の略称も用いられた。法人の本部が目白にあったため、﹁青短︵青山学院女子短期大学︶﹂・﹁赤短︵山脇学園短期大学︶﹂とともに﹁白短﹂と呼ばれた。学生募集は1997年度まで、1998年度より学習院女子大学へ改組・転換。短期大学は学生募集停止され、2001年5月29日廃止[7]。
概要[編集]
大学全体[編集]
●学習院女子短期大学は学校法人学習院により運営されていた日本の私立短期大学。1950年︵昭和25年︶に学習院大学短期大学部として学習院大学に併設されたが、後に独立するようになった。1学科3専攻と1学科2類からなっていた。教育および研究[編集]
●学習院女子短期大学における教育 ●人文学科 ●国文学専攻‥演習や講読を中心としたカリキュラムとなっており、1年次からかなり密度の濃い専門科目が用意されていた[8]。 ●英語専攻‥﹁英文学﹂・﹁英語﹂の各コースが設置されていた。本短期大学のなかでは、授業が厳しいことでも有名な学科ともいわれていた[8]。 ●文化史専攻‥東洋と西洋の思考方法をベースに、日本および東洋・ヨーロッパ近代の文化史を中心とした科目が用意されていた[8]。 ●家庭生活科 ●I類[3] ●II類[4] ●﹁体育﹂では、ギリシア舞踊や社交ダンスといったものも取り入れられていた[8]。 ●ニュージーランドや中国などでの海外留学も行われていた[8]。 ●﹁表現法﹂という一般教育科目が設けられていた。これは、学生の国語表現力を培うことのねらいから1953年に﹁表現学﹂としておかれたことにはじまり、1962年︵昭和37年︶に名称変更された。学風および特色[編集]
●学習院女子短期大学では、かつて行われていたイベントとして研修旅行・文学散歩・プレーデー、学生会主催の土曜散歩などがあった[8]。沿革[編集]
●1948年︵昭和23年︶ 学習院女子研究科が設置される。 ●1950年︵昭和25年︶ 学習院大学短期大学部︵がくしゅういんだいがくたんきだいがくぶ︶として開学。 ●文科 ●国文学専攻 ●英語専攻 ●1951年︵昭和26年︶ 家庭生活科を増設。 ●1953年︵昭和28年︶ 学習院女子短期大学となる。 ●1969年︵昭和44年︶ 文科を人文学科に改称し、文化史専攻が増設される。 ●1997年︵平成9年︶度をもって学生募集を最後とする[9]。翌年度以後、学習院女子大学へ移行。 ●2001年︵平成13年︶5月29日 廃止[7]。基礎データ[編集]
所在地[編集]
●東京都新宿区戸山3-20-1象徴[編集]
●学習院女子短期大学のカレッジマークは桜をかたどったものとなっていた。 ●カレッジソングは﹁学習院院歌﹂で安倍能成が作詞、信時潔が作曲したものとなっていた。1951年5月18日、学習院大学開設2周年記念式典において発表された。学校法人学習院が設置するすべての学校共通の校歌である。教育および研究[編集]
組織[編集]
学科[編集]
●人文学科 ●国文学専攻 ●英語専攻 ●英文学コース[1] ●英語コース[2] ●文化史専攻 ●家庭生活科 ●I類[3] ●II類[4]専攻科[編集]
●専攻科を置いていた[5]。別科[編集]
●なし取得資格について[編集]
●中学校教諭二種免許状の課程があった[8]。 ●国語‥人文学科国文学専攻 ●英語‥人文学科英語専攻 ●社会‥人文学科文化史専攻 ●家庭‥家庭生活科 ●司書資格・司書教諭資格‥全学科 ●1954年︵昭和29年︶頃は、高等学校教諭二級免許状も設けられていた[10]。 ●国語‥人文学科国文学専攻 ●英語‥人文学科英語専攻 ●家庭‥家庭生活科研究[編集]
●﹃国文国文論集﹄学生生活[編集]
部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]
●学習院女子短期大学で活動していたクラブ活動‥馬術ほか歌舞伎を演じるものとして﹁国劇﹂と称したクラブがあった。その他、早稲田大学との合同サークルも多数あった[8]。学園祭[編集]
●学習院女子短期大学の学園祭は﹁和︵やわらぎ︶祭﹂と呼ばれていた。大学関係者と組織[編集]
大学関係者組織[編集]
●学習院女子短期大学国語国文学会が、1971年に発足した。 ●同窓会組織として学校法人学習院が設置する学校全体の組織としての学習院桜友会、学習院女子短期大学独自のものとして﹁草上会﹂がある大学関係者一覧[編集]
プロジェクト:大学/人物一覧記事についての編集方針(ガイドライン)「記載する人物」により、単独記事のない人物(赤リンクまたはリンクなし)は掲載禁止となっています。記事のある人物のみ追加してください。(2021年12月) |
歴代学長
●小宮豊隆
●安倍能成
●日高第四郎
●児玉幸多
●磯部忠正
出身者[編集]
●学習院女子短期大学出身の人物または学習院女子大学の人物一覧を参照。対外関係[編集]
系列校[編集]
●学習院大学卒業後の進路について[編集]
就職について[編集]
●全学科を含めて、日本銀行・東京電力・あおぞら銀行・みずほ銀行・日本興業銀行・トヨタ自動車・日本政策投資銀行・日本生命保険・ユニバーサル証券・朝日生命保険・三菱東京UFJ銀行・三井住友海上火災保険・全日本空輸・クオーク・八十二銀行など一般企業に就職している[8]。編入学・進学実績[編集]
●全学科を含めて学習院大学への編入学者が多いものとなっていた。関連項目[編集]
●廃止された日本の短期大学一覧関連サイト[編集]
●大学の歴史|学習院女子大学参考文献[編集]
●﹃全国学校総覧﹄昭和30年度版〜 ●﹃短期大学一覧﹄1950年度版〜1979年度版 ●﹃全国短期大学一覧﹄1980年度版〜1985年度版 ●﹃日本の私立短期大学﹄︵日本私立短期大学協会発行‥1980年︶85頁 ●﹃進学年鑑﹄︵﹃私大コース﹄シリーズ別冊︶ ●﹃全国短期大学高等専門学校一覧﹄︵財団法人文教協会︶昭和49年度版〜 ●﹃短大蛍雪﹄︵全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社︶ ●﹃全国短期大学受験要覧﹄︵廣潤社︶1970年度版〜1996年度版 ●﹃全国短期大学案内﹄︵教学社︶発行初年度版〜 ●﹃全国短期大学受験案内﹄︵晶文社︶昭和40年度版〜 ●﹃全国短期大学案内﹄︵梧桐書院︶1971年度用〜 ●﹃半世紀 学習院女子短期大学史 通史・資料編﹄︵学習院女子短期大学編纂委員会編︶ 新宿区立図書館ほか所蔵。 ●﹃半世紀 学習院女子短期大学史図録﹄︵学習院女子短期大学編纂委員会編︶ 東京都立中央図書館ほか所蔵。脚注[編集]
(一)^ ab﹁英文学﹂コース
(二)^ ab﹁英語コース﹂
(三)^ abc﹁食物﹂コース
(四)^ abc﹁服飾﹂コース
(五)^ ab就業年限1年・入学資格は学習院女子短期大学卒業者。
(六)^ CiNii-言語行動としての旧姓使用-より。2014年4月27日閲覧。
(七)^ ab平成23年度﹃全国短期大学高等専門学校一覧﹄263頁
(八)^ abcdefghi1996年度用﹃全国短期大学案内﹄︵教学社︶より
(九)^ 1998年度﹃全国学校総覧﹄70頁には、学生総数﹁家庭生活科303︵総定員240︶、人文学科1,123︵総定員960︶﹂と表記されている。
(十)^ ﹃教員養成課程認定大学短期大学一覧﹄︵1955年︶54頁より