宮崎刑務所
宮崎刑務所︵みやざきけいむしょ︶は、法務省矯正局の福岡矯正管区に属する刑務所。
下部機関として都城拘置支所、延岡拘置支所を持つ。
2024年4月23日、法務省は施設の老朽化や収容率の状況を理由として、本刑務所を廃止する方針であることを明らかにした。代替施設として、拘置支所を新設するとしている[1][2]。
所在地[編集]
●〒880-2293 宮崎県宮崎市大字糸原4623 ●宮崎交通バスで﹁宮交シティ︵JR南宮崎駅向かい︶3番のりば﹂または﹁デパート前バス停︵橘通︶﹂から国富バスターミナル・綾待合所・酒泉の杜行き﹁野首下バス停﹂下車後、タクシー乗車あるいは巡回バス﹁あやめ号﹂︵ただし、本数少ない︶に乗換、﹁糸原バス停﹂下車 。 ●移転前は宮崎駅の東隣に所在した。収容分類級[編集]
●B級収容定員[編集]
●454人沿革[編集]
組織[編集]
所長の下に2部1課を持つ2部制である。 ●総務部︵庶務課、会計課、用度課︶ ●処遇部︵処遇担当、企画担当︶ ●医務課外観・設備[編集]
●銘板の文字は宮崎刑務所ではなく、俗字の﨑の字で揮毫された宮﨑刑務所である。不祥事[編集]
●2008年7月24日に、宮崎刑務所の幹部職員5人が、保護室に収容された50歳代の受刑者に対し、床暖房を行って室温を38度にまで上げる虐待を行なった上、記録表に記載する室温を、本来の﹁38度﹂から﹁28度﹂に書き換える改竄を行なっていたことが発覚し、5人は2010年4月23日付で、懲戒免職や停職6ヵ月などの懲戒処分となった上、特別公務員暴行陵虐罪の疑いで宮崎地方検察庁に書類送検された。また、当時の所長についても、監督責任を問われ減給処分となっている[3]。 元受刑者は出所後、鹿児島地方裁判所に対し損害賠償を請求。同地裁は国に対し賠償金を支払うよう命じた。脚注[編集]
- ^ “宮崎刑務所廃止を明言 法務省、衆院委で答弁”. 宮崎日日新聞 (2024年4月24日). 2024年4月24日閲覧。
- ^ “1874年開設「宮崎刑務所」廃止の方針…老朽化や収容率状況を踏まえ、拘置支所を新設へ”. 読売新聞 (2024年4月24日). 2024年4月24日閲覧。
- ^ 宮崎刑務所:夏に床暖房38度 受刑者虐待容疑、5人書類送検 毎日新聞 2010年4月24日
外部リンク[編集]
座標: 北緯31度57分37.8秒 東経131度21分3.1秒 / 北緯31.960500度 東経131.350861度