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●ギュスターヴ・フローベールが専門で、蓮實重彦の師としても知られ﹁お前ら、感情教育を知ってるか。感情教育ってのは終わらねえんだ﹂と言ったとされる[3]。
●鹿島茂も“山田𣝣先生の授業はたいへんな名調子で、その声を聞き、顔を眺めているだけで気持ちがよかった。話の最後を﹁......なのであります﹂と終えるくせには大きな影響を受け、いまでも講義をしている知らず知らずのうちに﹁𣝣調﹂が出てくる”と書いている[4]。
●名前の﹁𣝣﹂は母方の祖父・森鷗外の命名によりフランス語の男性名 “ジャック”︵Jacques︶を写したものである[5]。
●高田文夫とは縁戚︵高田の妻と山田の息子・礼於の妻が姉妹︶。
●フランス文学万華鏡 白水社、1994年
●スタンダール﹃赤と黒﹄︵小林正と共訳︶、旧河出文庫、1955年
●﹃狐物語﹄︵新倉俊一共訳︶﹃世界文学大系65中世文学集﹄筑摩書房、1962年
●﹃筑摩世界文学大系10 中世文学集﹄1974年
●﹃中世文学集2ローランの歌・狐物語﹄ちくま文庫、1986年
●ゴンクール兄弟﹃ゴンクールの日記6文学生活の手記﹄角川書店、1966年︵全6巻、未完︶- この巻のみ斎藤一郎と共訳
●ラ・ヴァランド﹃フローベール﹄人文書院︵永遠の作家叢書︶、1957年、新版1966年
●フローベール﹃ボヴァリー夫人・紋切型辞典・三つの物語﹄中央公論社︿世界の文学15﹀1965年 新版1994年
●﹁ボヴァリー夫人﹂河出文庫、2009年7月
●フローベール﹃紋切型辞典﹄︵﹁全集5﹂筑摩書房︶、1966年
●﹁紋切型辞典﹂青銅社、1982年、平凡社ライブラリー、1998年
●フローベール﹃感情教育﹄中央公論社︿新集 世界の文学14﹀1972年
●﹁感情教育﹂河出文庫︵上下︶、2009年9月
●新編フランス文典 松下和則, 梅原成四, 平井啓之と共編、第三書房、1957年
●フランス文学辞典 土居寛之, 平岡篤頼と共編、言潮社、1963年
(一)^ ﹁𣝣﹂。﹁爵﹂の古体︵﹁つめかんむり﹂ではなく﹁きかんむり﹂になっている︶。
(二)^ ﹃現代日本人名録﹄1987年
(三)^ 蓮實﹃表層批評宣言﹄ちくま文庫の年譜。
(四)^ 鹿島茂﹃クロワッサンとベレー帽-ふらんすモノ語り﹄︵中公文庫︶﹁顔で決まった仏文専攻﹂。
(五)^ 山田礼於が演出を手がけた﹃孫のナマエ〜鷗外パッパの命名騒動7日間﹄︵NHK BSプレミアムで2014年7月23日放送︶というドラマで、孫の命名に関するエピソードが描かれた。ここで鷗外は﹁伯爵﹂などの﹁爵﹂ではなく、﹁雀﹂の﹁𣝣﹂から採ったとしている。