山野辺義風

凡例 山野辺 義風
山野辺義風(自性寺大雅堂蔵)
時代	江戸時代中期 - 後期
生誕	宝暦2年（1752年）
死没	寛政3年2月12日（1791年3月16日）
官位	従五位下、伊豆守、土佐守
主君	徳川治保
藩	常陸水戸藩家老
氏族	奥平氏→山野辺氏
父母	父：奥平昌敦、養父：山野辺義胤
兄弟	奥平昌鹿、池田喜生、義風
子	養子：義質

山野辺 義風︵やまのべ よしかぜ︶は、江戸時代中期の水戸藩家老。

生涯

宝暦2年︵1752年︶、豊前中津藩主奥平昌敦の三男として生まれる。安永6年︵1777年︶、山野辺義胤の養子となり、同年養父の死去に伴い、家督を相続、1万石の家老となった。従五位下に叙され、伊豆守と称した。のち土佐守。

天明元年︵1781年︶、光格天皇の即位にあたり京に使した。また同年、将軍徳川家治および世子家斉に御目見した。

主君徳川治保の次女・雅姫との婚約も整い、将来が期待されていたが、寛政3年︵1791年︶、40歳で死去した。嗣子なく没したため、治保の甥の友三郎︵山野辺義質︶が迎えられて家督を継いだ。

参考文献

• 鈴木彰『幕末の日立―助川海防城の全貌』常陸書房、1974年。