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戦争と平和 (1967年の映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
戦争と平和
Война и мир

『戦争と平和』の脚本

監督 セルゲイ・ボンダルチュク
脚本 セルゲイ・ボンダルチュク
ワシーリー・ソロヴィヨフロシア語版
原作 レフ・トルストイ
戦争と平和
製作 セルゲイ・ボンダルチュク
製作総指揮 ニコライ・イワーノフ
出演者 セルゲイ・ボンダルチュク
リュドミラ・サベーリエワ
ヴャチェスラフ・チーホノフ
イリーナ・スコブツェワ
音楽 ヴャチェスラフ・オフチンニコフロシア語版
撮影 アナトリー・ペトリツキーロシア語版
アレクサンドル・シェレンコフロシア語版
イォランダ・チェンロシア語版
編集 タチアナ・リハチョワ
製作会社 モスフィルム
配給 日本の旗 ヘラルド
公開 ソビエト連邦の旗 1965年7月(第1部、モスクワ国際映画祭[1]
上映時間 427(=147+100+84+96)分
401分(ビデオ)
414分(4部作)
263分(2部作)
453分(4部作)
403分(ケベック
製作国 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
言語 ロシア語
ドイツ語
フランス語
製作費 $36,000,000(当時のドル換算で日本円で約130億円)[注 1]
配給収入 日本の旗 2億7300万円(第一部)[2]
日本の旗 1億9000万円(完結篇)[3]
テンプレートを表示

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第1部 アンドレイ・ボルコンスキー[編集]


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キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
NETテレビ VHS
ピエール・ベズーホフロシア語版 セルゲイ・ボンダルチュク 小山田宗徳[注 7] 大塚国夫
ナターシャ・ロストワロシア語版 リュドミラ・サベーリエワ 二木てるみ 伊藤幸子
アンドレイ・ボルコンスキーロシア語版公爵 ヴャチェスラフ・チーホノフ 井上孝雄 納谷悟朗
エレン・クラーギナロシア語版 イリーナ・スコブツェワ 水城蘭子 柳川慶子
マリヤ・ボルコンスカヤロシア語版 アントニーナ・シュラーノワロシア語版 平井道子
リーザ・ボルコンスカヤ アナスタシア・ヴェルチンスカヤロシア語版 大原真理子
イリヤ・ロストフ伯爵 ヴィクトル・スタニツィンロシア語版 宮川洋一
ナターリャ・ロストワ キーラ・イワーノワ=ゴロフコロシア語版 牧野和子
ソーニャ・ロストワ英語版 イリーナ・グバーノワロシア語版 上田みゆき 小宮和枝
ニコライ・ボルコンスキー老公爵 アナトリー・クトーロフロシア語版 久松保夫 梶哲也
ワシーリ・クラーギン公爵 ボリス・スミルノフロシア語版 島宇志夫 仁内建之
アナトリー・クラーギンロシア語版 ワシリー・ラノヴォイロシア語版 広川太一郎 西田健
ドーロホフ オレグ・エフモレフロシア語版 穂積隆信 佐古正人
ミハイル・クトゥーゾフ ボリス・ザハーワロシア語版 河村弘二 熊倉一雄
バグラチオン将軍 ギウリ・チョホネリーゼ 村越伊知郎
ナポレオン・ボナパルト ラジスラフ・ストルジェリチクロシア語版 小林修 阪脩
アンナ・パーブロヴナ・シェーレル アンジェリーナ・ステパノワロシア語版 瀬能礼子
ニコライ・ロストフロシア語版 オレグ・タバコフロシア語版英語版 後藤哲夫
ペーチャ・ロストフ英語版 コーリャ・コージン(幼少期)
セルゲイ・エルミロフ
山下啓介
プラトン・カラターエフ ミハイル・フラブロフ 平野稔
ダヴー ボリス・モルチャノフ 佐々木敏
配役不明 納谷悟朗 沼波輝枝
槐柳二
島美弥子
沢りつお
有田麻里
八代駿
小川隆市
丸岡奨詞
柏木隆太
大沢一彰
島田敏
竹本純平
林一夫
永井寛孝
山本精二
伊沢弘
山崎哲也
田中真弓
ナレーション - 矢島正明 -

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VHS

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Rotten Tomatoes18108.97[12]

受賞歴[編集]

第4回モスクワ国際映画祭英語版
最優秀作品賞
第41回米国アカデミー賞
外国語映画賞
第26回ゴールデングローブ賞英語版
外国語映画賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 (1968)英語版
外国映画トップ1
第34回ニューヨーク映画批評家協会賞
外国語映画賞

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ インターネット・ムービー・データベースでは製作費$100,000,000と表示されているが、初公開時に32,601,805ルーブルと公表されており[要出典]、当時のドル換算と当時の円レートではこの数字となる。なお50年後の今日のドルの価値に換算すると、約7.5倍として約2億7千万ドルとなる。
  2. ^ トルストイが永遠の女性像として、希望と賛美をこめて生き生きとした生命力にあふれた女性として描いている。[要出典]
  3. ^ 原作にも書かれてあるシーンで映画でも忠実に将軍たちのモスクワ撤退を決めた会議を上から見つめる少女の姿を映している。なお同じく1956年のアメリカ製作の映画『戦争と平和』でも同じ少女が出てくる。
  4. ^ トルストイが一つの人間の理想像として描いている人物である。ロシアの理想的な農夫とも受け取れる。「ロシア的な素朴と真実の精神の高遠にして不可思議な善良円満な化身」と小説で描いている。トルストイが晩年に90歳で家出をするが、それはカラターエフのような一切を投げ出して全く無一文の農夫になりきり生きようとしたからとも解されている。[要出典]
  5. ^ 賢くて芯の強い女性。父のボルコンスキー伯爵の面倒を見たので青春を棒にふったが、アンドレイと最初の妻リーザの間に生まれた男の子ニコレンカを育て、またアンドレイの看病をナターシャとともにする間にナターシャと深い友情を結ぶ。後にナターシャの兄ニコライと結婚して幸福な家庭を築く。
  6. ^ この喪服姿でピエールに微笑みかけるナターシャの笑顔が、1967年初公開時のパンフレットの表紙を飾っていた。そしてこの笑顔を見せるカットがこの映画でナターシャが映る最後のカットでもあった。それはこのドラマで多数の人々が戦争で傷つき亡くなっていったことへの鎮魂と、過酷な運命を生き抜いたピエールやナターシャ、そしてマリヤなどの無数の人々へのトルストイの賛歌である。[要出典]
  7. ^ 小山田は56年版でもピエールを吹き替えている。
  8. ^ 1960年代は固定為替レートの時代で1ドル=360円、1ルーブル=400円であった。
  9. ^ 完成した1967年はロシア革命から50周年の年であった。

出典[編集]



(一)^ Voyna i mir I: Andrey Bolkonskiy (1965) - Release dates ().  IMDb. 2013425

(二)^ 85 1924-20112012231

(三)^ 85 1924-20112012241

(四)^ Moscow International Film Festival (1965) ().  IMDb. 2013425

(五)^ Voyna i mir (1967) - Awards ().  IMDb. 2013423

(六)^ ().  KINENOTE. 2013423

(七)^ ().  KINENOTE. 2013423

(八)^ ab196711()

(九)^ abcVoyna i mir (1967) - Trivia ().  IMDb. 2013427

(十)^ Irina Skobtseva - Biography ().  IMDb. 2013515

(11)^  .  Amazon.co.jp. 2013423

(12)^ War and Peace (Voyna i Mir) (1968) ().  Rotten Tomatoes. 2020723

関連項目[編集]

外部リンク[編集]