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日本マランツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

200541D&M

2005D&MD&M2011D&M

[]


1957SR-F31[ 1][ 2]

[]STANDARD2000[ 3]

1968marantz1975[]

marantzSUPERSCOPEunix[ 4]

1980CD10CDCD1994Bowers & WilkinsB&W1989199010110mm20003

2002AV2010DLNAAirPlay姿

B&WaudioquestD&M[?]&

沿[]


[1]

194621 - 

195025 -  

195328 - 

195934 - 

196136 -  

196237 - 

196843 - marantz

197146 - 50%

197550 - 

198055 - 

198257 - CD

199810 - DVD

199911 - SACD

200113 - marantz50.5%49%

200214 - 

200517 - 

201123 - 3

[]


STANDARD

使SRStandard Radio19751998SRVS

marantz

1953198019932001196919822003
  • SUPERSCOPE
1964年よりマランツ・カンパニーを所有していた「スーパースコープ・テクノロジー」社の商標。1975年にスタンダード工業が日本マランツに商号変更した際、STANDARDブランドの音響機器(ラジカセなど)を置き換える形で日本国内でも使用された。株式会社CSRがスーパースコープ・テクノロジー社とのライセンス契約により製品の開発・生産、日本国内での販売を行っている。
  • unix
1980年に日本マランツがフィリップス傘下へ移行した際、SUPERSCOPEブランドに代わって日本国内でラジカセ等のゼネラルオーディオ機器に使用。コンピューターのオペレーティングシステムのUNIXよりも早く電気機器分野で先行登録しており当時商標問題が発生した。日本マランツは後に国内向けのゼネラルオーディオ機器の生産を終了したが、unixブランドはオーディオコンピューターAX1000やカラオケ用機器などの業務用音響機器で引き続き使用していた。

独自技術[編集]

HDAM(Hyper Dynamic Amplifier Module)
1992年発売のプリメインアンプPM-99SE、CDプレーヤーCD-15で初めて採用されたマランツ独自の高速電圧増幅モジュール。以降、アンプ、SACD/CDプレーヤーでは一部のローエンド機を除く主力製品の大半に搭載されている。
現代のオーディオ機器では信号増幅で使用するオペアンプICを用いるのが一般的であるが、マランツはスルー・レートなどの高速化を狙い、あえてICを使わず単機能の部品を各種組み合わせたディスクリート構成のオペアンプ回路を採用。切手大の金属製シールドケースに収めたモジュールユニットとすることでデジタル回路が発するノイズの回避や信号経路の短縮化を図り、ICオペアンプに劣る点を補っている。開発にあたっては業務用カラオケ機器のデジタルエコーアンプで使用していた多層基板や小型ハンディトランシーバーの表面実装技術、ノイズ対策のノウハウなど同社の技術が結集された。
用途や価格帯別に様々なバリエーションが存在するが、2001年頃の製品からはシールドケースや接続端子を廃してメイン基板にそのまま実装されるなど、「モジュールユニット」ではなくなっている。

代表的な製品[編集]

音響機器[編集]

  • ラジオ
    • SR-F31(1957年)
    • SR-G430 マイクロニック・ルビー(1964年)
  • ラジオカセットレコーダー
    • KR-2200J(1974年)
    • CRS-2000(1975年)
    • CRS-4800(1977年)
    • CRS-5000(1977年)
  • プリメインアンプ
    • Model 1250(1976年)
    • PM-94(1985年)
    • PM-80(1989年)
    • PM-90(1992年)
    • PM-99SE NM(1993年)
    • PM-15(1993年)
    • PM-16(1995年)
    • PM-17(1997年)
    • PM-80a(1994年)
    • PM-11S1(2004年)
  • プリアンプ
    • Sc-7(1978年)
    • SC1000(1981年)
    • DAC-1(1988年)
    • SC-7S1(2002年)
  • パワーアンプ
    • SM1000(1979年)
    • MA-7(1987年)
    • SM-5(1994年)
    • Project T-1(1995年)
    • MA-9S1(2002年)
  • ステレオ用チューナー
  • ターンテーブル(レコードプレーヤー)

TTシリーズ

  • CDプレーヤー
    • CD-63(1982年)
    • CD-34(1985年)
    • CD-94 Limited(1987年)
    • CD-15(1992年)
    • CD-23Da(1998年)
  • CDレコーダー
    • CDR-1(1991年) 業務用
    • DR700(1998年) 民生用

無線機器[編集]

  • "手のひらサイズ"のトランシーバー
    • HX-600T (1987年 -)愛称「ピコタンク」。他社にない、ひときわ異色な無線機[2][信頼性要検証]
  • ハンディトランシーバー
    • SR-C145(1971年)
    • C110(1982年)
    • C411・511(1985年)愛称「ポケクロ」
    • C500(1987年)
    • C520(1991年)
    • C550(1992年5月)
    • C560(1994年10月)
    • C510(1996年)
  • モービルトランシーバー
    • SR-C806M(1969年)
    • SR-C140(1973年)
    • C8800(1978年)
    • C8900(1982年)
    • C5000(1985年)
    • C6000(1985年)
    • C5600(1990年)
    • C5700(1993年)
    • C5900(1994年)
    • C5750(1998年)
  • ポータブルトランシーバー
    • C88(1979年)
    • C78(1980年)
    • C58(1981年)
    C88は、日本初のマイコン内蔵ポータブル機として話題になった。
  • 固定機
    • SR-C14(1971年)
    • C5500(1977年)
    • RP70KF(1987年)
    • C50(1991年)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 記事後半の製品一覧の写真を見れば分かるが、「ルビー」という命名をした理由が一目で分かるようなオシャレなデザインであり、なおかつキラキラしていて、華やかさもある。一方、当時のアメリカのメーカーが製造していたトランジスタラジオのデザインは、概して言うともっと野暮なデザインだった。スタンダード無線工業は小型化技術だけでなく、工業デザインの能力、センスの良さも発揮した。
  2. ^ トランジスタなど基幹部品の自社製造は行わなかった。
  3. ^ 1998年から2004年頃にかけて通信機事業、拠点および関連資産のほとんどを八重洲無線株式会社CSRなどに順次売却・譲渡し、通信機器分野からは撤退した。
  4. ^ 対米輸出を強く意識した製品企画やデザインはアメリカでは好評であったが、日本の家電市場においては、やや浮いた存在であった。

出典[編集]

  1. ^ "マランツヒストリー". マランツ公式. 2023年3月9日閲覧
  2. ^ [1]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]