日本語の乱れ

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ら抜き言葉の例(規範的な形は「食べられる」)
このような「させていただく」を問題視する意見もある(規範的な形は「休業いたします」)
敬語の乱れとされる表現の例(規範的な形は「お済みになりましたら」)


[]


[1]使使

西

 

使19452006使[2]

[]


[3]









[4]

沿[4]

[5]

[5]

[5]

[5]

[]




190538

1952[6]

2018

[7][7]

[]



文法の揺れに関するもの[編集]

ら抜き言葉[編集]


 (-eru) [8][9]


[]


 [10][11]

[]


使,[12][13]使[12]

[]


使
  • 「AとBとは異なる」→「AとBは異なる」
  • 「AとBとを対象とする」→「AとBを対象とする」

全然+肯定表現[編集]


[14][15]使[15] 使


夏目漱石、『『煤煙』の序』1909(明治42)年

妻を迎へて一家團欒の樂を得ようとして、全然失敗した博󠄁士も、此城丈は落されまいといふので、どうしても母君と一しよに食事をする。

森鷗外、『半日』1909(明治42)年

これと全然同じ話が支那にもある。

芥川龍之介、『才一巧亦不二』1925(大正14)年

「おぼつく」「おぼつきません」[編集]


[ 1]2010[16][17]

[]

/[]


1907使

1952

[18][19]

[]




2007[20]便[21][22][23]

2004使[24]辿[24]

[25]

使[26]

[]


1997調調[27]

[]


()............[28]使使[29]

[]



[]


西西[30]西1950[31]2009[32]

[]


NHK使[33][34]

接客に関するもの[編集]

若者に多い事例[編集]

表記に関するもの[編集]

長音符号[編集]


使611

[]


2便48

[]


[35](JIS Z8301)200832019[36]

[37]

[]


[ 2][38]

その他[編集]

  • 元々地域差のある表現は、規範性が求められる書き言葉などでも混用や揺れが現れやすい。助詞の「へ」「に」の使い分けや、仮定表現「すれば」「すると」「したら」の使い分けなど。
  • 新聞見出しやニュースのヘッドラインなど文字数が限定される媒体では、極端な体言止めや一般とは異なる助詞の用法、一般的ではない略語など、特異な表現が現れる。
  • 商品名などには、文字通りの意味とは異なる、コンテキストに依存した名称が使われることがある。例えば、「無洗米」の文字通りの意味は「洗っていない米」であるが、「洗う必要がない米(すでに洗われている米)」という意味で使われている。NHKの『聴き逃しサービス』は聞き逃した番組を視聴できるサービスであるが、聞き逃すサービスとも読み取れる。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 「はかない」「せつない」「もったいない」「みっともない」等の「ない」と同じ用法。
  2. ^ 形容動詞形は「あたら」ではなく「あらた」が維持されている。

出典[編集]



(一)^  200496

(二)^ 2006200620061214145-152NAID 170000083032 

(三)^  2004

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(19)^  (調)201724-26

(20)^  . 2018221

(21)^  . 2017513

(22)^    . 2017513

(23)^  . 2018221

(24)^ ab2004111-113ISBN 4469221686 

(25)^ 1996172-174ISBN 978-4062919845 

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(27)^  199970

(28)^ PDF200722https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/sokai/sokai_6/pdf/keigo_tousin.pdf 

(29)^ 2005108

(30)^ 1972

(31)^  1999160

(32)^ 

(33)^ . 201785

(34)^  1999110

(35)^  2() 19913628 

(36)^ Z 8301:2019 Hp.100H.6   3.6.28 2 

(37)^ .   (1991628). 201911182021927

(38)^  (201472).  . . 2021927

関連項目[編集]

外部リンク[編集]