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短波

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

HFHigh FrequencySWShortwave, Short Wave3 - 30MHz[1][2]10 - 100m[3]

[]


200km400kmF使F

11FF1F2FF

使3MHz30MHz21調AM(SSB)RTTY25MHzVHF)E調FM20

21BSCS

[]



NHK

NIKKEI












[]


RR
バンド 第1地域
アフリカヨーロッパ
第2地域
北アメリカ南アメリカハワイ
第3地域
アジアオセアニア(ハワイは除く)
80/75m 3.5 - 3.8MHz 3.5 - 4MHz 3.5 - 3.9MHz
60m 5.25 - 5.45MHz
40m 7 - 7.2MHz 7 - 7.3MHz 7 - 7.2MHz
30m 10.1 - 10.15MHz
20m 14 - 14.35MHz
17m 18.068 - 18.168MHz
15m 21 - 21.45MHz
12m 24.89 - 24.99MHz
10m 28 - 29.7MHz
はRRによる分配によらない。

日本での割当てはアマチュア無線の周波数帯を参照。

短波放送[編集]

短波は、地上から上空200km~400km付近にある電離層F層に反射されて遠くまで伝わるという電波の特性から、条件が良ければ地球の裏側にも届くために遠距離用通信に短波放送が古くから利用されてきた。国内放送(日本ではラジオNIKKEI)や国際放送(日本ではNHKワールド・ラジオ日本)などに利用されている。短波放送は、太陽黒点活動からの影響を受けて電離層の状態が変化する。また、電離層からの反射の影響によりフェージングが起きるなど受信状態が不安定になりやすい。このため季節(夏季と冬季)や時刻(昼間と夜間)によって電離層の状態が変化するために、季節(夏季と冬季)や時刻(昼間と夜間)によって使用する周波数を変更したり、複数の周波数を同時に使用して放送しなければならない。

短波放送を受信するために各種メーカーから短波ラジオが製造・販売されている。短波放送を受信する趣味の人を「SWL(Short Wave Listener)」や「BCL(Broadcast Listening) 」という。

電力線搬送通信反対運動[編集]

電力線を通信回線として利用する電力線搬送通信(PLC)について、短波の利用に影響をきたす可能性が考えられるとの理由から許可取消しなどを求める反対運動が起こっている。

脚注[編集]

  1. ^ 国際電気通信連合(ITU) (2015年8月). “Nomenclature of the frequency and wavelengh bands used in telecommunications”. 2016年7月3日閲覧。
  2. ^ 平成25年情報通信白書>第2部 情報通信の現況・政策の動向>第7節 電波利用”. 2016年7月3日閲覧。
  3. ^ 電波法施行規則 第四条の三(周波数の表示)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

1957年国際電信電話(現・KDDI)の企画の下で東京シネマが制作した短編映画《現在、上記サイト内に於いて無料公開中》。太陽活動に伴って生成・変化する電離層と短波通信の関係に触れると共に、それを通して当時の国際通信事情についての紹介もしている。