親子婚
親子婚︵おやここん︶は、親子同士による結婚のこと。日本では、﹁親子婚﹂と書いて﹁おやこたわけ﹂と読む場合もある。﹁おやこたわけ﹂という言葉は、単なる﹁親子同士の結婚﹂という意味に加え、罪として忌み嫌われた親子間の性行為という意味で用いられる用語である[1]。
多くの社会では許可されていないが、世界には伝統的に許容していた文化もある。山内昶曰く、母と息子の結婚はアメリカ州のインディオではカリブ族やティンネ族など、ジャワではカラング族、アフリカではムブティ族やバニョロ族で可能とされていた[2]。同じく山内昶曰く、父と娘の結婚はビルマではカレン族、アフリカではアザンデ族、オセアニアにおいてはソロモン諸島やマーシャル諸島などで可能とされていた[3]。また、山内昶は母と息子の結婚を許可する文化と父と娘の結婚を許可する文化の両方が存在した例として、セレベスのミナハサ族を挙げている[2]。